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岩見三内付近で岩見線から分岐し、三内川沿いに敷設されていました。しかし、岩見ダムの建設によって上流部の軌道跡は完全に消滅しています。

路線概要

区間:岩見三内〜三内川奥
規格:2級線(森林軌道)
動力:内燃
軌間:762mm
距離:24.9km
開設:大正10年
廃止:昭和42年5月30日
調査区間:岩見三内上三内地区

廃線跡

 
岩見線との分岐点となった貯木場跡地です。

現在はわずかな丸太が積まれているだけですが、かつては広大な貯木場が広がり、バス停も「貯木場」の名称のままとなっています。

岩見三内線は、この貯木場の東側を縫うように北上していました。

貯木場を出た軌道は、三内川の東側を山の裾に沿って進んでいました。

左側の山の下に地形に沿って築堤が残っているのがわかります。

上三内地区を通る三内川には、歩道に転用された橋梁が残されています。

下から見るとプレートガーダーがそのまま転用された様子がわかります。

橋梁に接続する築堤の脇には、レールの切れ端で作った柵が随所に刺さっています。
 
橋梁の先には畦道に転用された軌道跡が残っています。

この先は蛇行する三内川の北側を川に沿って北上しますが、昭和54年に竣工した岩見ダムによって軌道跡は完全に消滅しています。

▲TOP2005/9/11・24、2006/7/17、2009/10/4・10撮影
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