Acrobat 4.0Jについて
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■PDFの作成
■PDFとフォントの関係
■プリント


Illustrator8.0JとDistiller4.0でpdfを作成してみた。(99/8/23)

Acrobat Reader 4.0Jの互換性(9/3)

AdobePS8.6Jを使いQuarkXPress3.3JのファイルをPDFに

AdobePS8.6Jその2
(10/13)

QuarkXPress3.3Jからpdfを作成してみた。

■PDFの作成

Acrobat4.0Jを使用して(99/10/3)

AdobePS8.6Jがアドビのサイトにアップされていたので、インストールして使ってみた。ついでに「Install Create Adobe PDF」もダウンロードしてインストールした。AdobePS8.6Jには、「PDFの作成」という項目と「仮想プリンタ」という項目がある。

フォントをフォントフォルダ以外で管理している場合など、「PDFの作成」からうまくPDFファイルを作成出来ない場合、「仮想プリンタ」を使い、一度「psファイル」を作成し、DistillerからPDFファイルを作れば問題なく作れるようである。 特にプリタの用紙サイズより大きなファイルを作る場合有効なようだ。また「PDFの作成」からPDFを作成中、エラーでうまく作れない時にも「仮想プリンタ」を使い、一度「psファイル」を作成するとうまくいくようだ。

Acrobat4.0Jを使用して・・・その2(99/10/13)

10/3に試した「一度「psファイル」を作成し、DistillerからPDFファイルを作る・・・」でQuarkXpress 3.3のファイルをPDFに書き出そうとしたら、エラーで書き出せなかった。

そこでAdobePS8.6Jの「PDFの作成」を試してみた。不思議なことにこの方法はうまPDFを作成できた。おそらく、QuarkXpress 3.3は独自の方法でpsファイルを書き出すためだろう。

AdobePS8.6Jの「仮想プリンタ」や「PDFの作成」はAdobePS8.6Jがpsファイルを書き出すため問題が起こらないのだろう。 PDFを作成していて、Acrobat4.0の威力に驚きを感じた。すべてがうまくいくとはかぎらないのだが、QuarkXpress 3.3のファイルを一度PDFに書き出してしまえば、レイアトを保ったまま、Illustrator8.0Jのファイルにコンバートできてしまう。まあ、原理から言えばあたりまえなのかもしれないが、これほどうまくコンバートできるとは予想もしていなかった。当然フォントの埋め込みはししていない。

問題は、システムにインストールされていないビブロス外字が抜けていたり、立て組が少し乱れている。1行のテキストが複数のブロックに分割されていたりすることだろうか。

例えば、QuarkXpressを持っていなくても、Illustrator8.0Jさえあれば、レイアウトをPDFで送ってもらえば、プリントも修正も可能になるわけだ。

ただし、すべてのPDFがIllustrator8.0Jで開けるわけではないようだ。QuarkXpress 3.3からpsファイルを書き出し、それをDistillerでPDFにしたものは開けなかった。

※試したのはOCFフォントを使ってレイアウトされたQuarkXpress 3.3のファイルをCIDフォント環境で開き、PDFを作成した。 アドビのサポートによると、PDFの作成には、Acrobat Distiller4.0J、Acrobat PDFWriter、そしてIllustrator8.0JのPDFでの保存からPDFファイルが作れるが、すべて方法(エンジン)が違うそうである。

Illustrator8.0JやAcrobat PDFWriterからPDFを作成できてもAcrobat Distiller4.0Jから作成できるとはかぎらない。またAdobe PageMaker6.5.3JからもPDFを作成できる。最も安全なのはDistillerを使うことだ。

■PDFとフォントの関係

Acrobat 4.0Jで「GothicBBB-Medium」でエラーがでて、PDFを作成できなかった問題は、フォントをインストールし直すことで解決した。(6/24 )

現在のところAcrobat Distiller4.0を使ってpsファイルからPDFを作成するとき、特定のフォント「GothicBBB-Medium」でエラーがでて作成できない、「GothicBBB-Medium」を使用していないファイルは問題なく作成できる。フォントが壊れているだろうか・・・。

他のアプリでの「GothicBBB-Medium」の使用や出力は特に問題がない。出力はプリンタにインストールされたフォントを使うから、出力されたものからはシステムにインストールされたフォントが壊れているかどうかは判断できない。原因不明である。 アドビの説明では、なんらかの原因で正しくフォントがインストールされなかったのではといっているが、そんなものなのだろうか・・・。

PDFファイルを作成してフォント情報を見ると、OCFの「GothicBBB-Medium」で作成したにも関わらず、CIDフォントと表示されるのはなぜだろう。

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このアイコンの書体はCIDと認識される。
CIDフォントにはNakidCIDとsfontCIDが存在する。
sfontCIDはsfontと呼ばれるリソースでTrueTypeGXから採用され、丸漢データは単なるリンク用で、フォントスーツケースにアウトラインデータとビットマップデータの両方が収められている。これにより字体切り替えや、つめ情報をフォントに持たせられるようになった。
MacOS8.5からATSUI〔Apple Text Services for Unicode Imaging〕が採用された。これによりUnicodeベースに変更されたが、QuickDraw形式も残り併用されている。
TrueTypeはATSUIが直接処理する。従来はビットマップデータは丸漢サポートが、アウトラインデータはQuicDraw画処理していた。 TrueTypeはATSUIが直接処理するので丸漢は不要になった。フォントフォルダはsfont形式となった。
従来の丸漢にビットマップデータが収められているフォントはMacOS8.5が自動的に変換し、丸漢のデータをフォントスーツケースに入れる。残った丸漢は不要になる。
Type1フォントはアウトラインデータをATMが処理し、ビットマップはWorldScriptIIが処理をする。丸漢ファイルはWorldScriptIIが参照するので必要だ。
リュウミンと中ゴシック(OCF)は一度アップグレードされ、各書体のフォントフォルダがひとつのコンポーネントにまとめられ、1ファイルになった。これをNakedCIDと呼ぶ。
ATM Deluxe 4.5Jでフォントをシステムフォルダ以外で管理していると
Acrobat Distiller4.0Jで和文フォントを埋め込めないようである。(9/3)
Distillerの設定メニューには「フォントの場所」という設定項目があり、フォントを管理しているフォルダを指定することができるのだが、ジョブオプションの「フォント→埋め込み」で「フォントの場所」で指定したフォルダを選択してもメニューに和文フォント名が表れないため、埋め込むフォントを指定できない。
結局、PDFで和文フォントを埋め込む場合はシステムフォルダのフォントフォルダに和文フォントをインストールすることになる。
では、ATM Deluxe4.5Jを買うだけ無駄なのか・・・。
ATM Deluxe4.5Jはフォントの検証や欧文フォントはきちんとと管理できるので、あればそれなりに便利なのかもしれない。なお、ATM 4.5Jライトは、NewCIDフォントに付属している。
---アドビ Technical Solutions Databaseに以下の記事がある---
ATM Deluxeなどのフォント管理ツールを使用してシステムフォルダ以外の場所にあるフォントをDistillerで変換すると、フォントが検索できずにエラーを返してきます。
Macintosh 版 Acrobat 4.0でPostScript(ATM )フォントを使用して PDF ファイルを変換するための注意点
Acrobat 4.0で、llustratorなどのアプリケーションでフォントワークスの書体を使用して、AcrobatDistiller 4.0でPDFを作成すると半角文字列が広がったり詰まったりする。
--フォントワークス社の書体を使用してMacintosh 版 Acrobat 4.0 でPDFデータを作成した場合、1バイトテキストの文字間が広がる/詰まる問題が発生する場合があります。
-- DistillerでPDFファイルに正しく変換するためには、日本語フォントの英字の幅情報が必要だが、OCF 形式のフォントを処理できないので、MakeCIDが起動する。MakeCIDはOCF形式のPostScript フォントまたはTrueType フォントの英字の幅情報を抽出し、PDFファイルに変換するのに必要な幅情報が入った、特殊な「幅情報CID フォント」を作成するだ。
MacOS8.6で、Acrobat 4.0Jを起動していると、メモリーがたくさん残っているのに、起動できるアプリの本数が少なくなるようだ。Acrobat 4.0J、Netscape Communicato4.5J、ホームページProを開いている時にIllustrator8.0Jを起動すると「開いているファイルが多すぎる」というアラートがでて起動できない。Netscape Communicato4.5J、ホームページPro、Illustrator8.0J、Photoshop 5.0.2 Jの4本だと問題なく起動できるのだが・・・。
これは、メモリに読み込めるファイル数制限348個を超えてしまうためだ。MacOSが対処しない限りどうにもならないが、システムにインストールするフォントを減らしたり、フォントスーツケースを統合するなどして対処する。ただし、MacOS8.6ではフォントスーツケースの統合は問題があるようだ。
MacOS9ではこの制限が大幅に増えた8169個になったのでMacOS9にアップグレードすべきかもしれない。
■プリント ・Acrobat Reader 4.0Jを使ってのプリント。(99/5)

私の環境(QMS860+OCF Font)ではうまくプリントできなかった。アクロバットのReadMeにはPostScriptエラー(8133)でプリントできない場合はAbobePSプリンタドライバか、 LaserWriter8.5.1以降を使うようにとなっているが、どのドライバを使っても同じ症状、Acrobat Reader 3.0Jで開いて、AbobePSプリンタドライバでプリントしていた。 試したドライバは、LaserWriter 8.6.5J、AdobePS8.5.2PS、Printer8.3.2。
Acrobat 4.0J--6/23 Acrobat 4.0Jを購入したので使ってみた。Acrobat 4.0Jからプリントできなかった問題はそのままだったので、アドビのサポートに問い合わせたところ、プリント設定でAcrobatの項目から「画像としてプリント」を選択すればプリントできることが分かった。なぜなのかは説明してもらえない。私のプリンタがPS互換機(QMS860)からなのだろうか・・・。
アドビのサイトに以下のような記事があった(99/7/24)

QuarkXpress 3.3.xがインストールされている環境にAdobePS8.5.2をインストールすると、QuarkXpressが起動しないなどの問題が発生する可能性があります。これは、QuarkXpress3.3.xとAdobePS8.5.xに互換性がないため発生する問題です。QuarkXpress3.3がインストールされている環境にAcrobat 4.0をインストールする場合は、カスタムインストールを行ってAdobePS8.5.2をインストールしないように設定します。
手順は以下のとおりです・・・
http://www.adobe.co.jp/supportservice/custsupport/SOLUTIONS/214268.html
プリンタの用紙サイズより大きなPDFファイルを作った後、そのファイルをプリントして初めてAcrobat 4.0Jの欠点に気づいた。Acrobatはファイルをタイル出力できないのである。おおかたのプリンタはA3かA3ノビが最大サイズだが、「用紙サイズに合わせる」という項目をチェックすれば、自動で縮小され、それはそれで便利なのだが、原寸でプリントできないのは残念だ。(10/13)
Acrobat ReadのPDFファイルがQMS860(OCFフォント)で、うまくプリントできなかった問題は、出力するプリンタをEPSONのLP-8200CPSに変えたところ、問題なくプリントできるようになった。PS互換機の場合は「画像として」プリントするしか手がなさそうだ。EPSONのLP-8200CPSはポストスクリプト3である。