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都立光が丘公園の弓道場

2005年 11月17日 No.05号

『 人 生 を い か に 楽 し む か 』

定年退職後から都立公園管理事務所で臨時職員として働いているが、弓道場を担当した時、パチン・・・、パチン・・・、パチン・・・、遠くの的紙を突き破る音が良く聞こえてくる、全射ゴールド(真中)に突き刺さっている、すごい!誰なのだ?只者ではない。

指導員の人に聞いてみたら、あの人は元オリンピック選手ですよ!と言われ、急に興味が湧いてきた。暫くして小休憩があったので早速インタビューを試みた。

普段どの様に腕の筋力を鍛えているのですか?との質問に対して、意外にも “肩甲骨と下半身” の筋肉ですよと返事が返ってきた。 右腕はハイエルボーで矢を真直ぐ後ろに、肩甲骨で引く。 左腕は弓をホールドする事もあり、風がふいても上半身がふらつかないように、下半身の筋肉を鍛える。

インタビューの相手は穂苅美奈子さん、アーチェリーで、モントリオールオリンピック(1976年)で10位、ロサンゼルスオリンピック(1984年)で13位、と素晴らしい成績を残している。

現在は現役を離れ学校の先生をやっている関係で話が上手く、誰にでも親切に和弓からアーチェリーまで、その違い等を教えている。 一つの事に頂点を極めると、他のスポーツにも通じるところがあり、周りには多くの人が集まり、人生を楽しんでいる様子がうかがえる。 話し方にも謙虚さがにじみ出ていて心に豊かさが感じられた。 しかしながら、アーチェリーの話になると熱がこもってくる素敵なお姉さんで、アーチェリーを教えに友人を連れて、我々の弓道場に来たのである。

今回たまたま運よく穂苅美奈子さんとお話が出来ました、 “人生をいかに楽しむか” 参考にしたいと思いました。



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