Welcome to the twinkle plaza.
あんちゃんの旅TOP |
バックナンバー |
2006年 5月 8日 No.11号
『 気 ま ぐ れ な 運 命 』
ゴールデンウィークが終ってすぐの5月8日、保育園の先生と園児が5〜6名位で公園管理事務所に訪れた。 “どうしたの?” と聞いてみたら、園児がビニール袋を出して、 “芝生広場で拾って来たの” と差し出した。中を見ると、産まれたばかりの子猫が三匹眠っていた。
捨て猫の持込である。一番嫌な問題である、猫だけではない、犬、ウサギ、鶏、カメ等いろいろな動物が持ち込まれる。
昨年の秋に4匹の子猫が持ち込まれ、里親探しが大変であった。ネットで見ると関東地区だけでも猫の里親探しが500件以上もあり、すぐ探せるものではない。当然の事ながら公園管理事務所で飼う事は出来ない。子猫の鳴声を聞きつけて、おせっかいな人が来て、餌の事、寝床の事やらを注文つけて、可愛さだけを楽しんで帰って行く、自分で里親になれば良いのにと思う。
2〜3日して臨時職員として来ていた人が、2匹だけ連れて行ってくれた。その後1匹は職員の友人が連れて行ったが、可愛そうに1匹が残り、しばらくダンボール箱の中で寝泊りをしていた。ある朝来たら、どこにも居ない、どこへ行ったのか行方不明。我々は気が楽になったが、残りの1匹の運命は?一回でも餌を与え、一泊して行くと情がうつる。
もともと犬、猫は嫌いではなく、子供の頃は家で飼っていた。犬、猫は人間より寿命は短く早く死ぬ。猫の場合は朝床下にあった自分の寝床で丸くなって死んでいた。次に犬を飼ったが、16年も長生きをして、腰が立たなくなり毎日痛そうにキューキューと鳴いている。可哀想になり仕方なく動物愛護協会に連絡をして連れて行き安楽死した。その後一年間、母親が毎月お参りに通っていたが、その後動物は好きだけど自分で飼わなかった。
今回の子猫三匹は考えた結果、保健所に通報する事にした。一時間後に巡回の方が見えて、連れ去った。何と惨い事をしたものだ!同じ捨て猫でも、運の良い猫と悪い猫がいる様に思えた。良い飼い主にめぐり会えば運命は好転するが、悪ければ・・・・・。
昨年の子猫、今頃は何をしているのか?今回の子猫は?これが運命なのか!飼い主の気まぐれにより、動物の運命が決まってしまう。一番責任があるのは子猫を捨てた無責任な飼い主に責任がある。
前回 |
次回 |
戻る |