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有森裕子氏
講演後の懇親会で
『 出 逢 い は 人 生 を 変 え る 』
2020年02月08日(土)No.176号
2020年2月8日(土)品川駅前のホテルで有森裕子氏の講演会があり参加してきました。 「皆さん、マラソンの大会に出た人はいますか?応援に行った事がある人は?」 と質問して反応を確認してから話が始まりました。 応援は凄く大事です、マラソンの終盤には、もうダメかと思う時が多くあります。その時に応援があると選手は不思議に “生き返るのです”。是非応援に来て下さい。
つばき→
私は幸いにもオリンピックでメダルが取れました。生れつき才能があったのではと、いつも言われるが、実はそうではないのです。私は生まれた時から、おむつの交換時に必ず泣くので、母がおかしいと思い病院で検査をしてもらったら、両足とも股関節脱臼である事が分かったのです。
幸い早く見つかったので軽く済みましたが、矯正バンドをしていたため、小学生になってからも走る事が嫌いで、物作りの方が好きになり手芸クラブに入りました。
←福寿草
小学五年の時、体育の安藤先生から、「あれも出来ん、これも出来ん、と自分を悪く言っていると、どんな良い物を持っていても、全部悪く見える、持っている物を良く言え!」「皆と違っていてもいい、何でもいいからやってみい!」「何かを一生懸命やると面白い。面白いと頑張る。頑張るとパホーマンスが上がる。上がると応援してくれ又頑張る!」と言われ、その言葉が衝撃的であった。
安藤先生は陸上部を担当しているので、手芸クラブをすぐ辞め、陸上部に入ったのです。それがきっかけで陸上を始める事になりました。もし安藤先生が音楽クラブを担当していたら音楽クラブに入ったと思う。
卒業する時、安藤先生から、 「有森!お前は、よう頑張る、頑張るのは良いが、もう一つ教える事がある。 何か一つで良いから続けられるものを見つけ、頑張り続ける事が大事なのだ!」 安藤先生との出逢いが私の人生を決めた時である。
ウメ→
中学へ進んで、陸上部に入るが、短距離100m・200mを希望する人は多く、皆が選ばないものを選べば目立ちチャンスがあると考え800m走を選んだ。 運動会で、自己流であるが頑張り、学年で新記録を出した。 私が求めているのは、これだと思った! この800m走が大化けする。
私の陸上は高校から始まったが、最初から陸上部に入れなかった。スポーツでは名門校なので監督から素人はいらないと断られるが、何回もトライし一ヶ月後位であるが、押しかけで入った。3年間を何とか頑張り通したが、結果を出せなかった。
監督から、 「お前は変わっているが、頑張り屋である。結果が出なくても諦めるな、辛抱し頑張れば、前にいた人が諦めるかもしれない。そうしたら前に行け、最終的にはトップになれる可能性がある。 “辛抱と頑張りを忘れるな、これが大事だ!”」 と元気付けられた。
←有森裕子氏との記念写真
股関節脱臼で走れなかった私が、小学校の安藤先生、高校の監督、そして小出監督と、 “良き指導者に出逢い、私の人生が変わったのです” と締めくくりました。
会場の皆さんはシーンとして、引き込まれるように聞き入った1時間でした。 出逢いは、何かが得られるかもしれない、そして人生の楽しみを教えて頂いた講演会であった。
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