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大きな木20m以上の上に咲く花、葉っぱも20cm以上ある

タイサンボク(泰山木):新宿御苑にて
花は直径20cm以上はある。原産地はアメリカ

2009年 6月22日(月)No.48号

『 老 害 』

2009年6月22日(月)朝の9時、近所の眼科医から紹介があった病院に来た。今日から白内障手術の為入院し、今週二泊三日で右目、来週も二泊三日で左目の手術を行う予定である。

入院受付で手続きを済ませ、15階にある一般病棟4人部屋に案内された。病室へ行ったら既に1名の方が窓側で車いすに乗ったままテレビを見ていた。私もやはり窓側であったので、残りのベッドは入口側の二つが空いている状態である。窓から外を見ると歌舞伎町界隈の雑居ビルが見える。遠くは天気が悪いせいか霞んで見えない、すぐ上には黒い雲が手の届きそうな所にあり、今にも雨が降りそうである。すぐに担当者の方が来て、これからの事を説明してくれた。

その後すぐにもう一人が入院してきた。看護師さんと暫くやり取りがあり、だんだんと声が大きくなってきた。どうやら室温が高いので暑いとの事である。他の人はパジャマ等であり、あまり低くする事が出来ないとの説明をしていた。暫くしてトイレに行こうと思い横を通過したら、カーテンを開けたまま裸でモーフを腰の部分に乗せて大の字で寝ていた。見たところ白髪で70歳前後に見えた。その後何人かの看護師が来て、寝巻かパジャマを着て下さいとの事を話していたが結果はそのままであった。私には暑いとは思えなく、むしろ快適に感じていたが。

13:30に事前検査の為、検査室へ行った。終わって帰ってきたら、もめていた男性のベッドはきれいになっていた。もしかしたら個室に移動したか、帰ったのか分らない。

人間、歳をとると、丸くなると言われているが、現状は違うようである。脳の抑制力がなくなるのであろうか?我がままで、頑固になりやすい。そしてプライドが高かったら最悪である。こう言うのを“老害”と言うのかもしれない。自分も年齢的にはその状態に近づいている、気を付けなければならない。

定年は昔55歳、現在60歳、将来65歳、に変わりつつある。長寿国家になっても肉体、知力能力、は年齢とともに衰えて行く。55歳時は過去の経験で衰えをカバー出来るが、60歳時はカバー出来ない部分が少し出て来る、65歳になるとほとんどがカバー出来なくなる(若干の差はある)。しかしながら過去の栄光、名誉等は年齢と関係なく、いつまでも鮮明であり衰えない。そこに現状とのギャップが現れ“老害”として出て来るのではないか?もしかしたら、この状態が第三反抗期かも?(第一反抗期等についてはここをクリックして下さい。)

右目手術の当日(23日)に自民党の古賀誠選対委員長が、東国原宮崎県知事に自民党からの出馬要請を依頼したニュースがテレビで流れていた。もっと若手に頑張ってもらい、新しい風を吹き込んで頂きたい。しかしこの世界にはもっと大きな“老害”が潜んでいるのかもしれない。

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