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満開に咲いた花には蜜がないのかな?新宿御苑にて2010年2月20日

寒桜の三分咲きに、くちばしを突っ込んで蜜を吸っているメジロ

2010年 1月30日(土)No.56号


『 スイッチ・オンの生き方 』


2010年1月30日(土)淡路島に住む友人から電話があった。今新幹線の中だけど、今日空いているかとの連絡である。夕方からはダメだけど昼間はOKだと返事したら、12時から村上和雄先生の講演会があるので聞きに行かないかとの話であった。折角のチャンスなので行く事にした。

早速支度にかかり、待ち合わせの場所である浜松町駅改札口に向かった。会場はそこから歩いて10分位の所にある大きなホテルである。夕方からは立食パーティーで先生との交流会があるが、残念ながら別件がありパーティーは参加出来なかった。

村上和雄先生は筑波大学名誉教授。遺伝子工学で世界をリードする研究者の一人である。今回のテーマは「スイッチ・オンの生き方」でしたが、参考になったので、まとめておきたいと思います。

『人間の遺伝子は全遺伝子情報(ゲノム)の内2%のみが(オン)目覚めており、98%は(オフ)眠っている状態である。一般的に高等動物になる程オフの割合が増し、人間が最もオフの部分が多いようです。

眠っている遺伝子と目覚めて働いている遺伝子はどう違うのか?一言でいえば、目覚めている遺伝子はたんぱく質や、タンパク質をもとにした酵素を作る事が出来ますが、眠っている遺伝子にはそれが出来ない。遺伝子がたんぱく質や酵素を「つくる・つくらない」という事を、スイッチの「オン・オフ」と表現しているのです。

学校の成績が良かろうが悪かろうが、身体が強かろうが弱かろうが、ノーベル賞をもらう人と、もらわない人と較べても、わずかの差しかありません。能力の差があるとすれば、それは遺伝子がオンしているかオフしているかの違いだそうです。全ての人が素晴らしい可能性を持っています。「自信がない」「自分はダメ」と諦めてしまっていては、目覚めるものも目覚めません。可能性を求めて遺伝子のスイッチをオンにするのです。火事場の馬鹿力を例としていた。

伸びる人とは眠れる遺伝子を呼び起こす事が上手く、それが下手な人は能力や才能を持ちながらも伸びきれない人です。具体的にどんなタイプが伸びる人か。
1)物事に熱中できる人。2)持続性のある人。3)常識に縛られない闊達さを持つ人。等・・・

良い遺伝子を目覚めさせるために実行する事は。
1) どんな時も明るく前向きに考える。2)思い切って今の環境を変えて見る。3)人との出会い、機会との遭遇を大切にする。4)感動する。5)感謝する。6)世の為人の為を考えて生きる。等・・・』

先生の講演は吉本興業に笑いの研究をする為に入っている話から始まりました。笑いはスイッチ・オンの原点だそうです。人間の可能性は無限です、だからどんな人でも、いくつになっても、人間は成長出来ると信じています。終わりにイチローに学ぶ能力開花の方法を述べていた。

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