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謙虚に下向きで凛とした美しさのある
御岳山のレンゲショウマ
2012年 8月10日(金)No.86号
『 国 民 総 幸 福 度 』
2012年8月10日(金)夕方スポーツクラブに行こうと思い自転車で新宿通りを御苑前から四谷方面に向かった。四谷4丁目交差点の所に多くの警察官が出て交通整理をしている、そこには駐日韓国文化院(現在韓国大使館は再建中のため、仮韓国大使館)がある。今日の午後2時頃、韓国の李明博大統領が竹島に上陸をしたので、その事に関しての抗議を延々と訴えている。
最近は竹島問題だけでなく、尖閣諸島問題や北方領土問題で日本は韓国・中国・ロシアともめている。昔から戦は(領土・宗教)問題から始まっていて、どうしても解決させるには戦争をするしかないが、日本は憲法9条で戦争放棄している。
この様な問題は地球上のいたる所で起きていて、どちらに転んでも良い結果は出ない、迷惑をこうむるのは一般市民である。日本は平和な国として来たが、無理に解決させようとすると隣国同士の争いが起り、不幸な事ばかりで国民に平和は来ない。

レンゲショウマの群生地
昨年11月にブータン国王が来日した。この国の注目点はGNH(Gross National Happiness/国民総幸福度)である。GDP(国内総生産)などの経済成長一辺倒である先進国とは考え方が異なる。
非常に興味が湧いて来たので、日本GNH学会・常任理事のii正明氏が書いた「世界一しあわせな国:ブータン人の幸福論」の本を買って読んでみた。本の「はじめに」で書いてあったのが2005年の国勢調査で国民の9割以上が「幸せ」と回答しているそうです。
著者は、滞在中ブータンの方々に「幸せですか?」と質問をしたら、一番多かったのが「あなたが幸せなら、私も幸せです」と答えた後、「あなたは幸せですか?」と聞き返して来る。「あまり幸せではありません」と本音を答えると、「どうしてですか?」と彼らは心配そうに言葉を続けます。ブータンの人達は「他人が幸せでないと、自分は幸せにはなれない」。「自分の幸せは、他人の幸せの先にある」これがブータン人の基本的な考え方だそうです。
現在日本が抱えている領土問題をブータン人だったら、どの様な解決策を出すか聞いてみたい。日本人には良い解決策が見つからないが、ブータン人だったら良い解決策が見つかるかもしれない。もしかすると日本人とブータン人の妥協点が違うかもしれない。
あまり肩肘を張っても疲れるだけなので、ある程度妥協しても平和であった方が良いかもしれない。GNHの考え方を少しでも取り入れた方が、世の中の見方が変わり、良いかもしれない。
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