A [基地の概要]
基地正面にはU.S MARINE CORPS AIR STATION 1WAKUNI HOME OF 1st MARINE AIRCAFT WING FLEET AIRWING 31 J.M.S.D.F.
(米海兵隊岩国航空基地 第1海兵航空師団 海上自衛隊 第31航空群の根拠地)と帰されています.
1、[提供]面積、東京ドームの119倍
(1) 陸上施設
約571万平方メートルで東京ドームの約119倍。岩国市の市街化区域(2445万平方メートル)の23%を占め、平野部の少ない岩国市のほぼ中央に位置しています。
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岩国市
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大竹市
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由宇町
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周東町
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総面積
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岩国飛行場
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約5,707千u
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約千u
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約千u
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なし
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約5,709u
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祖生通信所
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約10千u
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なし
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なし
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約14千u
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約24千u
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合 計
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約5,717千u
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約千u
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約千u
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約14千u
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約5,733千u
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総面積に占
める比率
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99.74%
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0.01%
|
0.01%
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0.24%
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100%
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(2) 海上水域
基地東側の水域約20.9平方キロ(2090ヘクタール)が地位協定による提供水(船舶の航行,漁船の操業禁止区域)になっています。
2、おもな施設
滑走路1本 |
延長 |
8000フィート(2438m) |
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幅 |
150 フィート(45.7m) |
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オーバーラン |
延長 |
1000フィート(304.8m) |
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北側 |
300 フィート(91.4m)
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南側 |
250 フィート(76.2m) |
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誘導路 |
幅 |
75 フィート(22.9m) |
1本 |
幅 |
50 フィート(15.2m) |
2本 |
ハリアーパット |
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1,937u |
1個所 |
エプロン |
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306,403.29 |
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3、基地人口
ベトナム戦争時には約6000人の米兵がいたが、今は半分以下。
現在軍属、家族が大幅に増加しており、海兵航空隊の拠点として岩国基地が位置付けられていることが読み取れます。
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軍人数(約)
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軍属数(約)
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家族数(約)
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合計人数
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昭和50年(1975
昭和51
昭和52
昭和53
昭和54
昭和55年(1980年
昭和56
昭和57
昭和58
昭和59
昭和60年(1985)
昭和61
昭和62
昭和63
平成1
平成2年(1990)
平成3
平成4
平成5
平成6
平成7年(1995)
平成8
平成9
平成10
平成11
平成12(2000年)
平成13
平成14
平成15
平成16 |
5970
4300
4500
4650
3850
3920
4080
4430
4450
3800
3720
3710
3700
3900
3440
3200
3000
3000
3000
2900
2800
2650
2790
2690
2420
2680
3000
3100
3000
3490
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60
65
80
80
75
80
90
100
100
110
140
130
150
150
160
160
150
170
170
180
210
210
220
230
230
220
200
240
350
290
|
970
820
1450
1340
1170
1160
1040
1200
1360
1470
1680
1680
1710
1600
1690
1510
1500
1400
1490
1600
1690
1590
1730
1880
1920
2060
2100
2100
2000
2260
|
7000
5200
6000
6100
5100
5160
5210
5730
5910
5380
5540
5520
5560
5650
5290
4870
4650
4570
4660
4680
4700
4450
4740
4800
4570
4960
5300
5440
5350
6040
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4、部隊構成
岩国基地には、司令部を沖縄に持つキャンプ瑞慶覧におく「第一海兵航空師団」の攻撃中核部隊「第12飛行大隊」などが駐留しています。
基地の管理、駐留部隊の維持、補給に関する支援業務を行うのが、基地部隊といわれる「米海兵隊岩国航空基地」です。
岩国基地の構成部隊は、大きく分けて[海兵第12飛行大隊][第1海兵師団司令部中隊第1分隊][海兵第171師団支援中隊]の第1海兵航空師団に属する駐留グループと、基地部隊から成り立っています。
5、米軍所属航空機
FA18ホーネット戦闘爆撃機
米海兵隊航空部隊の中核をなすFA18ホーネットは岩国基地に常時3中隊が所属し、沖縄、朝鮮、空母キティホ−クなどを移動している。このうち一部隊は常駐して、朝鮮半島、中国大陸をにらんでいる。
アフガン攻撃に空母から飛び立つ左のように尾翼が二枚V字型になっている戦闘機爆撃機をたびたび目にしていると思うが、そのなかに岩国から出撃している機がいるに違いない。 |
EA6Bプラウラー電子偵察戦闘機について
電子戦機は現代戦で重要な役割を
持つものですが、米軍全体では機数
が足りないといわれています。
そのためか、EA6Bプラウラーは岩国基地に常時配置されているわけではありません。
空海軍で統合運用する「ジョイント・プラウラー」が岩国に配備されていたこともあります。 |
AV8Bハリアーについて
ハリアーはジェット機のエンジン噴射口を下に回転させヘリコプターのように垂直に離陸できる、滑走路の要らない攻撃機です。 岩国基地にいるハリアーは、「沖縄に関する特別行動委員会」SACOの最終報告で20機が6機になったといわれています。岩国のハリアーは、佐世保に配備されている強襲揚陸艦「ベローウッド」に搭載されるもので、そのため岩国は一年のうち4ヶ月ぐらいしか滞在していません。ベローウッドに載っているか、沖縄の嘉手納基地で訓練している事が多く、そのときには基本的に31海兵遠征隊(31MEU)の指揮下に入っています。事故の多い欠陥機でもあります。
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6、海兵隊について
(1) 古い歴史、今も重要な役割
海兵隊の歴史は古く、1775年独立戦争の際に創設され、当初は艦船警備などの任務についていましたが、1930年代太平洋の戦略的重要性が高くなったことから、水陸両用作戦能力を持つ進行上陸作戦軍に発展しました。
鍛えぬかれた戦うエリート集団、戦争のプロフェッショナルとして、常時戦闘即応態勢にあります。ソ連の崩壊後、アメリカは軍隊にもリストラを徹底させ、陸海空三軍の兵力を削減しましたが、 それに比べると海兵隊の兵力削減は少ないものになっています。
それは、アメリカが地域紛争を重視した世界戦略をとっていて、海兵隊の作戦能力を特に重視しているからです。
(2) 海兵航空隊とは
海兵隊はアメリカの軍事的尖兵として、これまで多くの戦争や紛争に参加しており、そのため「 殴りこみ部隊」といわれていますが、海兵航空隊はその活動を「空」「地」一体作戦でサポートすることを主な任務としています。
岩国の第12飛行大隊は、沖縄にいる海兵隊遠征軍と密接に連携しています。海兵隊には三 つの師団があり、第1海兵航空師団は沖縄の瑞慶覧に、第二はノースカロライナのチェリーポイントに第三はカリフォルニアのミラマーに司令部を置いています。
第1海兵航空師団編成表
第1海兵航空師団(瑞慶覧・キャンプ・フォスター)
−直属 海兵航空団司令部飛行隊
ー岩国 海兵第12飛行大隊
ー普天間 海兵第36飛行大隊 |
7、関連施設について
(1) 姫小島弾薬処理場
基地東方海上約3.5kmにある無人島。広島県秋月弾薬庫廠からの弾薬も処理している。
(2) 祖生通信所
玖珂郡周東町高照寺山山頂。約10年前にデジタル化され、岩国基地から佐賀県背振山をへて沖縄、韓国へ通信。
8、出撃拠点基地 − 岩国
米軍岩国基地は、西太平洋全域から中東までの広い地域を対象にした海兵航空隊の出撃拠点基地とみなされています。岩国基地の所属機は朝鮮半島でのフォール・イーグル、タイでのコブラゴールド、オーストラリアでのサザンフロンテアなどの演習に参加しており、アラスカの演習に参加したこともあります。
1991年の湾岸戦争の際には、AV8B,A6Eなど30機と兵員約1000人が出撃しています。
岩国基地から韓国プサンまで約320km、北朝鮮ピョンヤンまで約750kmで朝鮮半島とは緊密な関係があり、かって、朝鮮戦争の際には岩国基地から直接航空機が出撃しています。朝鮮半島の有事に際して、岩国は特に軍事的重要性の高い位置にあります。
岩国基地の機関紙「トリーテラー」の1985年6月21日号には、岩国基地が仮想敵ー北朝鮮から攻撃を受けたことを想定した演習の記事を掲載していますが、それは朝鮮有事の際には、岩国基地が攻撃を受けることを意味しています。
1、侵略と干渉の前線基地
米軍岩国基地の主力部隊は沖縄のキャンプ瑞慶覧に司令部を置く「第1海兵航空師団」の中核的攻撃部隊である「第12飛行大隊」です。かって朝鮮戦争のときにもベトナム戦争のときにも連日のように岩国基地から出撃が行われました。
第12飛行大隊には次のような航空機が配置されています。
○ FA18Dホ−ネット戦闘攻撃機(複座) 12機(6ヶ月ローテーション)
○ FA18Aホーネット戦闘攻撃機(単座) 12機(6ヶ月ローテーション)
○ FA18Cホーネット戦闘攻撃機(単座) 12機(常駐部隊)
○ EA6Bプラウラー電子戦機 5〜6機(ローテーション)
○ AV8BハリアーU攻撃機
6機(ローテーション)
2002年2月7日 CH53D 強襲揚陸用ヘリ部隊(8機180人)が配備(沖縄普天間基地のCH53Eヘリ部隊の指揮下に入る)
今津川上空を訓練中のCH53Dシースタリオン(2002.7.18)
基地部隊
RF18スーパーキングエリア連絡機 2機
HH46Dシーナイトヘリコプター 3機(2001年本国帰還)
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