D8 暑さ対策 (2013. 5. 31) | |||||||||||||||||
”D7”でエコシリーズとしては最もましな部類に入る「窓の断熱」を紹介しました。 窓の断熱は暖房と冷房の両方で効果を発揮しますが、夏の省エネ到達点は冷房を使わずに自然の風だけで生活することは云うまでもありません。 ところで話が飛びますが、工具専用の物置を作ってからはその前で作業することが多くなり、雨を防ぐ屋根がほしくなりました。 ウッドデッキの屋根は以前作っていますので、それを物置の場所まで伸ばすことにして、その結果、玄関を除く家の南面は全て張り出した屋根で覆われることになりました。 全体のサイズは、1.7m×6mです。 そこで、この屋根を活用して、今夏は子供時代の素朴な生活を思い出してノンエアコン生活に挑戦です。 肩肘張って絶対エアコンは使わないぞーといかめしく構えているわけではなく、まぁ、できるだけがんばろうくらいのゆるーい挑戦です。 いつものことですが・・・・ 具体的には、最初にウッドデッキの屋根の遮光です。 遮光率90%の寒冷紗(2m幅)を4m購入し、それを3等分してホットシーラーで接着して1.3m×6mに作り替え、百均で購入したハトメを取り付け、シュロ縄で屋根の下に張りました。 次は、居間の前に垂らしていたヨシズを買い足して南面全体に拡張です。 さぁ、これで準備万端、あとは窓を開放するだけです。 うーん、これって誰もがやってることで、暑い空気がただ流れ込んでくるだけですね。 少しは、工夫することにしましょう。 ・ ヨシズに巻上げ機構を付けました。 市販されている一支点型すだれ巻上げ器では重いヨシズではバランスがとれませんので、滑車を使い手元で高さを調整できる2支点型としました。 雨が降って暗い一日は、手元でソロリソロリと御簾(みす)を巻き上げて御尊顔(誤損顔?)をさらします。 ・・・・暑さ対策とは全く関連性のない工夫でした。(笑) ・ 打ち水効果を狙って、散水ノズルをヨシズ上部に付けました。 南風がそよぐ暑い時間に、サッと散水してヨシズを濡らします。 散水ノズルについては、霧状に噴霧するノズルをいろいろと検討した結果、まさしくその目的ずばりの噴霧セットが市販されているのを見つけたのですが、ヨシズを均一に濡らすだけで良いので、結局自作することにしました。 最初に一回り大きなサイズの長さ3cm塩ビ管を縦方向に1/4取り除き、温水につけて扇形に開いたものを作りました。 手持ちの最小径のビット(0.5mm)でパイプに穴を開け、そこに先に作った扇型を当ててこれで完璧・・・・・・と思ったのですが、それほど単純ではありませんでした。 扇形の位置を変えたり、長さを短くしたりといろいろと試してみたのですが、霧状にはなるもののそれ以上にノズル周辺からぽたぽた垂れる量が半端じゃありません。 単純な穴だけでは、ピューーと一直線の墳流ですからこれではどうしようもありませんので、更に検討して、穴の出口を面取ビットで当たり軸方向に溝をきった結果、水流が若干広がるようになったのでこれで手を打つことにしました。 水道から塩ビパイプで配管し、居間前面の散水配管との接続はメンテナンスを考えて容易に取り外しできるようにユニオンを使いました。 0.5mmの穴は簡単に詰まりそう・・・・ タイマーと電磁弁を使って自動システムにしたいのですが、部品が高い・・・・って、ホントは自動化なんかしようものなら、設定時刻などすっかり忘却して庭を徘徊しているときにザーとやられるのが確実ですから、やはり止めておきます。 ●概略予算 4,200円
その他手持ち品で、塩ビ接着剤、塗料、ロープ等使用。 |
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(2015.4.21 追記) 小型船舶の係留にクリート結びというロープの結び方があることを雑誌で見て、これをヨシズの巻き上げ機構のロープ留めに応用してみました。 専用金具(クリートと呼ぶみたいです)はΠ型なのですが、少し変形してK型の留具を無垢材から削り出しました。 従来はロープ途中に輪を作り丸フックに留めていたのですが、クリートへの変更でヨシズはどこでも自由に留められるし、形もマニアックで良いですね。 ・・・・と例によってひとりでニンマリしています。 上の写真ではロープをただグリグリ巻き付けていますが、向学にためにちゃんとしたクリーク結びの写真も載せておきます。 |
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