N3 全館同時放送システム (2002. 11. 29) | ||||||||||||||
オーディオコンポは壊れても、スピーカーが壊れることはまれで、気が付いたら、使用しないスピーカーが3組も家の中に転がっていました。 ....が、じゃーん、再びここで日の目を見ることになりました。 私は、朝は完全なラジオ党で、朝起きて会社に着くまでは、愛犬の散歩を除き、いつもニッポン放送の「高嶋ひでたけの お早う!中年探偵団」を聞いています。 ところが、新聞を読み、お茶を飲み、朝食を摂り、そして通勤の車の中と、ここまでは問題がないのですが、洗面と朝のお勤めの時が、ちと、居間のラジオが聞きづらいのでありました。 このため、朝の忙しい時間に、リズムが崩れてばたばたしたり、大事な放送を聞き逃したりすることがあって、なんとかしなくちゃ..と、朝のお勤めで個室に座り込みながら時々ぼんやりと考えていたのでした。 で、今回、スピーカーに線をつなげば音を出るという単純な真理にハタと気が付いて、本システムを完成するに至ったわけです。 言うまでもなく、遊んでいるスピーカーを、居間のオーディオに並列で全部つないじゃうだけなのですが、スピーカー配置は、台所と庭のウッドデッキにはステレオで各2個ずつ、そして、洗面所とトイレには各1個ずつのモノラルで、合計4ヶ所としました。 但し、個室でふんばりながら静かに人生を考えたいとか、台所で雑音をシャットアウトして「愛情、愛情」と鍋の中に囁きながら、ハウ○ジャワカレーをじっくり煮込みたいとか、...いろいろな状況が考えられるわけで、その要望に応えるべく特製切り替えスイッチボックスを作成しました。 スイッチボックスからごちゃごちゃ出ているコードは、エアコン配水管の切れ端があったので、それに通しました。 このスイッチボックスが、本作品の花なのであります。(...と言うか、手作り木工品はこれだけ。本来ならタイトルは、スイッチボックスとすべきですが、これではあまりに寂しく、反動で、上に書いたような仰々しいタイトルになってしまいました。) 本システムの効果は予想以上で、朝の放送を途切れることなく聞けて、生活リズムを取り戻したのはもちろんのこと、庭でのバーベキュウもムード音楽など流しながら、ちょっとした高級レストランの雰囲気で、酒もすすむし(でも、愛犬が肉をねだってうるさいっ! あっああー、ヨダレが俺の足の上にべちゃべちゃと、...)、みんなが、居間のテレビで「がっはははっ」とバカになっているときに、風呂のスイッチだけ「ON」にして、私はひとり、セゴビアの「アルハンブラの想い出」を聞きながら、風呂の中で疲れた心を癒す....と、まぁ、全部挙げていたら、せっかくのネギのたっぷり入った「札○一番塩ラーメン」がのびてしまいます。 本当のことを言うと、何もスピーカーをあちこちに配置しなくとも、本機のボリュームつまみをもうちょっと右に回せば、広大なわが屋敷にもかかわらず、それだけで1階はおろか2階までも包含する全館一斉放送になるのです。 (^^; しかし、こういう無駄なことを、喜々としてやっているのが趣味の本道、本家、本元なんですねー。もう、「趣味道」と言っても、過言ではないかもしれません。(過言じゃぁー) ●制作メモ スピーカーの各々のインピーダンスは本機のスピーカーとあまり違っていないことが条件です。違いすぎると音量がバラバラになってしまいます。また、スピーカーコードは、目立たないように床近くか、天井の角を通し、モールできれいに隠しましょう! ここまできたら、防水スピーカーを風呂に入れたかったーーー(良い防水スピーカー、だれか知ってたら教えてください。) -------→ N15で実現しました。 \(^o^)/ ●概略予算 2,000円
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(2019.10.4 追記) コンポのCD機能が故障してしまいました。 遊んでいるコンポが1台あり、そちらはMD機能が使えませんがCD機能は生きています。 2台を使うことにして、コンポの切り替えスイッチを追加して、スイッチボックスを新たに作り直しました。 入出力の接続端子は、メンテナンスを考慮してステレオプラグとジャックを採用し、切り替えスイッチは、2系列の切り替えとなりますのでDPDT(2極双投)スイッチとなります。 ボックス内のケーブルがあまりにごちゃごちゃしてたので基板にまとめましたが、結果的にには単純な配線を基板にまとめても、省スペースの効果は全くなかったみたい・・・・ コンポ1; MD、TV、パソコン、ラジオ コンポ2; CD、ラジオ ●概略予算 1,000円
DPSTスイッチ等、旧品より転用 |
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