三日目

旅に出ると朝シャン派の私。
いつもの通り 身支度をすっかり終えてから ゆっくり、たっぷり朝ごはんを頂く。
テーブルはほど埋まっている。ほとんどアジア系。日本語率高いけど 韓国語も結構耳に入ってくる。

中部市場
  
ホテルから数分のところに乾物専門の市場がある。
ちらっとのぞいてみようかな。
築地の場外の乾物屋さん真っ青の品揃え。
欲しいものはいっぱいあるけど 最近主婦力低下できっと使いきれないだろうと タタミイワシと昆布だけ購入。

じゃこも干しエビも種類の多いこと。こういう食材を使いこなす食生活に早く戻さなくちゃ、とちょっと反省。


 ヒルトンへ移動
南山の麓、ちょっと小高い丘の上に建つミレニアム・ヒルトン。
19階のラウンジでチェックインするように言われて エレベーター用のカードをもらう。
帰る日のレイト チェックアウトをお願いする。
日本語は チェックイン・チェックアウトのマニュアル通りの言葉は通じる。
あとは 英語の方がスムーズ。

楽天トラベルで予約したのでゴールドの恩恵をうけたのかどうか よくわからない。
TVは液晶、テーブルにソファ、 ごくごく普通のお部屋だった。
浴室はホテルPJに軍配。
部屋はエグゼの場合 ダブルしかないようで これはやはり 私にはマイナス点。
ウエルカムスイーツのチョコレートは美味しく頂いたけど。

今回二つのホテルに泊まってみていろいろ思うところあり。
気分が落ち込むような安宿は勘弁してほしいけど 街歩きに関しては
ホテルライフを楽しむタイプじゃないのかもね、我が家は。

いよいよ 今回の旅の目的を果たすべく JAL支店に出向く。

地下鉄で一つ目の支庁で降りて プレジデントホテルへ。
その3階にオフィスがある。

扉を開けて名前を告げると 「お待ちしていました」 と迎えられた。
東京の予約センターで一応OKをもらっているのと 今日来店することは伝えてもらっていたので
すぐ発券されるかと思いきや 計算に時間がかかるから お茶コーナーへどうぞ と
暗に カウンターから離れるよう言われる。
じっと手元を見ていられちゃ そりゃやりにくいでしょうから 部屋の隅に移動。

3、40分ほどたったころ ようやく呼ばれて 確認と支払のサイン。
e-ticketだから プリントアウトされた紙切れかと思いきや しっかりぶ厚いチケット状。
でも あくまでもe-ticketの控えだそう。

「で、もう一つの方ですが・・・」
「???」

いやだな、こちらがオープン区間が入っててe-ticketで発券できないから わざわざ出向いてきたのに。
肝心の話が伝わっていなくて困っちゃったな。
最初の区間の予約も入っていないって言われて ちょっとがっかり。

でも用意していないものは仕方がない。
確認のために持ってきた旅程表をコピーしてもらって あらためて発券をお願いする。
時間がかかるので 明日以降のピックアップとか。
明日は水原へ行くので 帰国日の午前中に取りに来ることにして いったん引き揚げる。

何だか ミソがついたけど でも でも 発券しちゃった〜、RTW!

そう 今回の目的はワンワールドの世界一周券の発券だったのだ〜!
しかも2010年度分と2本。

サーチャージが下がる4月を待って発券したんだけど ウオンが元気になった分 最初の計算よりかなりUP。
後日クレジットカードの決済を見て愕然。今回は購入日≠決済日の憂き目を見たのだった(涙)

RTWの顛末は別途書き記すことにして、

さて ロッテ百貨店のレストラン街でお昼ご飯。
は簡単でいい と 韓国うどん
私はスンドゥブ、要はおぼろ豆腐のチゲ を注文。
韓国名物のおかずいっぱいがテーブルに並んで壮観だす。
イシモチの唐揚げまで付いていた(^^♪

うららかな午後は景福宮を散策しよう
        景福宮

李王朝の創始者李成桂が建てた王宮で 興礼門前で王朝時代の衛兵交代式を見ることができる。

復元が進んではいるが 日本の統治時代の破壊の記述を見ると何だか後ろめたく・・・。

お腹の白いカラス発見。

てくてくてくてくインサドンへ。
道の両側に工芸品や骨とう品のお店が軒を並べ 人通りも多い。
歩くだけでなんだか楽しい。
インサドンとそのままの名前のお店で生姜茶で一休み。民芸風の趣のある内装。

でホテルへ戻るとカクテルアワーの真っ最中。
スパークリングワインで かんぱ〜い♪ 32年 よくぞ持ちました〜
ラウンジの品揃えはイマイチではあったけど 飲むほどに疲れが出てきたのか
部屋に帰ると バタンキュー!?
おいおい 今日は結婚記念日だぜ、ディナーは無しかい?

まあいいか。大きなプレゼントをもらったからね〜、それに明日は水原が待っている♪
スパにも行かず 今夜は早々と沈没だ。
  四日目

ヒルトンは丘の中腹にあるので道を下って行けば
ソウルの駅までほんの数分の距離。

東京駅の兄弟分のようなレンガ色の駅舎は2003年で
その役目を終えたのだそう。

水原へは地下鉄でも行けるけど 今日はムグンファ号で。
30分も乗って料金は約200円。本当に交通費が安い。


水原駅前にある観光案内所で水原華城韓国民俗村への行き方を教えてもらう。
この案内所で民俗村のチケットを購入すると無料のシャトルバスで連れて行ってもらえるので
午後のバス便の予約を入れてもらい 先に13番の市バスで華城へ向かう。(他に11,36,39番もOK)

華城

李朝22代国王・正祖が築いた水原華城は 正祖の死で遷都が叶わず 取り残された幻の城。
近年 その正祖王の生涯がドラマ化され 演じたのが好きな俳優さんだったので何度かインターネットで見てたから
どうしても来たかった。

八達門をくぐると なぜか普通の市街地。
バスも車もバンバン走っている。

城郭に沿って道が整備されていて そこが歩くコースらしい。
ぐるっと一周すると3時間かかるらしいが 私たちは西将台で全体を見渡したら とっとと下って 華城行宮へ。
「チャングムの誓い」の撮影場所で有名らしいが あいにく 私はそのドラマを見ていない。

鮮やかな色彩、想像よりずいぶん小ぶりな部屋、修復途中の建物、だまし絵のような壁・・・
期待が大きかったせいか あまり琴線に響くものがなく 華虹門へ向かう。
ここはやはり城郭を歩いてなんぼ なのだろう。
次回はもっとゆとりを持って訪ねてみよう。

水原名物のカルビを食べる時間もなくで駅へ。
コーヒーショップでお茶を濁して 民俗村行きのシャトルバスに乗る。

             

ここはかなり楽しめる。
広大な敷地に点在する民家を眺めながら歩くだけで ホッとする。
神奈川県の生田や 東京小金井にある人工的な民家園と違い 自然と一体になっている様がとてもいい。
役所や両班の邸宅 各地方の農家 薬房や鍛冶屋の様子 等々、ドラマで見慣れた風景の中にいるのが
妙にうれしかったりして・・・。

帰りもまた シャトルバスのお世話になり 来た時と同じムグンファ号でソウルへ戻る。

ホテルへ入っちゃうと出かけるのが面倒になるかも というので 地下鉄で支庁へ出て 高九参鶏湯へ。

 ここのは雛鳥を使っているとかで割とあっさり味。
スープは熱々、ほろりと身離れのいい鶏肉をほおばって
身も心もほかほかに。

でホテルへ。

8時頃ラウンジへ行って 少々ワインを頂いていい気持になったところで
部屋に戻る。

明日はもう帰国。