3/7(金)
川霧が 辺りの風景を包んでいた。
気持ちの良い朝食を頂いて 迎えのタクシーを待つ。
9時の約束なのに 7分過ぎにやっと来た。
ぶっ飛ばして 駅に着いたのが16分。
乗るのは 22分発。 フー、あせりましたね。これを逃すと 大変だった。
レドンデラという国境の小さな駅で乗り換えて 切符も買い足さなきゃいけない。
今日は スペインの サンティアゴ・デ・コンポステーラへ行くんだもの(^^♪
憧れのパラドール・レイエス・カトリコスの予約もバッチリ!
テレビで何度も見た 巡礼者たちが目指す聖地 サンティアゴ。
夏は 巡礼を終えた人々でいっぱいになるオブラドイロ広場の正面に堂々と姿を現したカテドラル。
その横手にあるのが 二晩お世話になるパラドール。
かっては王立病院だったとか。
いかめしいドアマンに迎えられて 重厚な建物に足を踏み入れる。
パラドールの玄関 4つある中庭の一つ 廊下も素敵
部屋には無論 廊下にも何気に置かれた調度品の数々。
ゆったりした部屋のしつらえ、天蓋つきのツィンベッド と 快適な滞在になりそう。
カフェのサンドイッチで腹ごしらえして カテドラルへ。
着いたとき降っていた雨が上がり 広場には三々五々人が出てきた。
TVで見た印象より ちょっと小さく感じる広場。 思い出すのはファティマのあの大広場。凄かったねぇ。
ロマネスク様式の最高傑作といわれてる栄光の門は 3つのアーチ。
あぁ 聖ヤコブの像(柱ですけど)を発見。
右手に巻物、左手には杖のお馴染の姿。
柱の下部は足を表し その5本の指に当たるところは
巡礼者たちの手で白くなっていた。
私も真似して そっと触れてみる。
祭壇、地下の聖ヤコブの棺、たくさんの彫刻と 見どころが多い。
特にポルトガルの教会と比べると 見せる演出が卓越しているように思う。
博物館で大きな香炉を見ることができた。
儀式の時 6人がかりで降られる例の香炉。
眼鏡を忘れて細部がよく見えなかった。 明日 あらためて訪れることにしようっと。
ヘルミレス宮殿や 銀細工の広場を一回りして レストランや土産物店が建ち並ぶ通りをプラプラ散歩して
一旦宿へ帰ることに。
お風呂で汗を流して のんびり。
そうそう 時計を直さなくては。
こんなに近いポルトガルとスペインだけど 時差がちゃんとあるんです。
さすがに北部だけあって 日没は8時近く。
夕飯はCamiroで 生牡蠣 ペルセデス(亀の手)そういわれれば似ているよね くも蟹を肴にワインを頂く。
隣のテーブルは賑々しいイタリア人4人。
さすがのイタリア人も蟹を食べる時はみんな無口だ、びっくりした。
星の街の名にふさわしい降るような星を見ながら帰途に付く。
3月8日(土)
朝起きると 辺りはもやの中。幻想的な風景だ。
山から次々と霧が湧いてくる。
朝食の後 フロントで こちらの礼拝堂を拝見したい と申し出たら
快く案内してくださった。
ルーツが修道院なので 静謐な礼拝堂と中庭は是非見たかった。
お手を煩わせてしまったけど 撮影まで許可していただいて 恐縮でした。
外は見事なお天気、でも風が冷たい。
朝日に映えるカテドラルをカメラに収めて 町見物へ。
市場はとにかく野菜が豊富。
おばさんたちがのんびり商い中。
こんな風景大好きだなぁ。
新市街の方へも行って見ましょうか?
車の多さに辟易しますね。
香港 でチャーハンと焼きそば。 うん やっぱり安い(^^♪
13:21発の列車で 大西洋を見にア・コルーニャへ行く。
岬のへりに建つサン・アントン城は
城壁に囲まれた要塞。
今はのどかな見晴台となっているけど
博物館の展示品や 庭の灯台や井戸など
往時を偲ばせる。
湾にはヨットが浮かび 青い空と海がまぶしくて サンティアゴ・デ・コンポステーラとはえらい違い。
いつものように 旧市街の石畳を歩き回る。
サンタ・バルバラ広場、サンタ・マリア・デル・カンポ教会、そしてサンティアゴ教会。
行き交う人の少ない旧市街を抜けて 大通りからバスに乗り バス・ターミナルへ。
17時発のバスで 50分ほどのドライブ。 のどかな景色を楽しんで 再び サンティアゴへ。
水やビールなど、買い物しながら 町を散歩。
夜はパラドールのレストランでちょっとゴージャスに、なーんて。
10年もののポート・デザートワインが美味しかった(^^♪