3/11(火) 古都コインブラへGo!
8時25分の列車でコインブラへ向かう。
コインブラは 1255年のリスボン遷都までポルトガルの首都であった町。
幹線の駅は B駅で 街に近いのが A駅
宿泊したホテルは当然A駅のそばだから 乗り換えなくてはいけない。
お昼前の到着だったけど 無事チェック・イン。部屋はシンプルかつ清潔。フロントも親切。
サンタ・クルス教会へ。
今日も暑いくらいのお天気で 人出も多い。
教会前の5月8日広場もたくさんの人で賑わっていた。
インターネット・カフェが人気で、 順番待ちの間にランチをとることにする。
無事メールのチェックを終えて 目的のコインブラ大学へ。
ポルトガル最古の大学は 1537年創立。
旧大学部分が見学できる。
無常の門(写真上、左)をくぐって中庭へ入って先ずは左側にある図書館(同、右)(1724年建)の前で待つ。
この図書館は一回の入場者数を制限しているので ゆっくり見ることができる。
天井まで届く書棚にそろえられた30万冊の蔵書の見事さ。
本棚は中国の漆絵。
そしてその天井の絢爛豪華さに目を見張る。
礼拝堂でパイプオルガン(何と3000本の金箔塗り管)を拝見して
大学の象徴であった鐘楼とラテン回廊へと進む。
かって この通路ではラテン語を話すことが義務付けられていたことから この名がついたという。
二階へあがり 帽子の間 を窓越しに見る。
総長の受任式、授与式、認証式といった重要な儀式が執り行われた部屋で
天井には金銀の文様、シックなロイヤルピンクの壁には歴代王の肖像画、
ベンチ椅子の周りを取り囲む教授席と
壇上の総長席 そして エレガントなシャンデリアが二つ。
試験の間(口頭試問が行われたらしい)の先には バルコニーへと続く細い通路があって
この展望が素晴らしい!
モンデーゴ川をはさんだコインブラの町が一望できる。
旧カテドラル
12世紀に建立された大聖堂で ゴシック式の回廊と 聖堂内の礼拝堂を見る。
新カテドラル
16世紀建立。ファサードが華やかで 祭壇の飾り窓も美しかった。
さて 高台の大学から坂を下って サンタ・クララ橋を渡って 新旧のサンタ・クララ修道院へ行く。
旧修道院は後に守護聖人となったデニス王の妃イサベラ妃が増改築を重ね、自身も埋葬された。
悲劇のイネス妃も 後にアルコバサに移されるまで ここに眠っていたという。
コインブラ市民から慕われたイサベラ妃の銀の棺が現在安置されているのが 新サンタ・クララ修道院。
ファティマの奇跡を見た女の子・ルジアは この修道院で神に仕えていたそうだ。
今日はもう一つ行きたいところがある。
ペドロ王子との悲恋の末刺殺されたイネス妃ゆかりの 涙の館 と 涙の泉
今はホテルになっている建物の右から廻って庭を進むと滾々と水が湧き出る泉に出た。
高校生の一団が 遠足だろうか イネスの血で染まったといわれる石のまわりで遊んでいた。
今日も良く歩いたものだ。
夕飯は ホテル近くの アデガ・パソ・ド・コンデで 炭火焼きを。
路地を入っていくといい匂いがして食欲を誘う。
店先で焼かれたチキンや魚を買っていく人もいるが 私たちは中で頂いた。
一人分で充分お腹がいっぱいになった。