Windows 7のマルチブート環境の構築
構築目的
- Windows XP Professionalのみを対象とし、Internet Explorerのバージョンや
Microsoft Officeのバージョンの組み合わせで、開発プログラムの動作評価
構成要素
- OS :Windows 7 Professioal with Service Pack 1 32bit版と64bit版
- IEのバージョン:9,10の2種類
- Office :Professional 2003/2007、Professional Plus 2010/2013の4種類
- 言語 :日本語、Englishの2種類
必要となるライセンス
- Microsoft Windows 7 Professional のライセンス 1台分
- Microsoft Office Professional Plus 2013 のライセンス 1台分
- Symantec Ghost(パーティションのコピーに使用)のライセンス1台分
機器構成
- ヒューレットパッカードの8200Elite(メモリー 4GB、ハードディスク 250GB+2TB)
問題点
- 組み合わせは、40種類になる。メニュー数としては、スクロールして表示されるため
たぶん可能と思われるが、ハードディスクの容量制限と
ドライブレターの制限のために40ものブートエリアを設定できない。
- 光ドライブを1台のみとした場合で、ドライブレターはC~Zの21個まで、ハードディスクの容量は、
32bit版OSのため2TB以下の必要がある。
解決方法
- 32bitシステムは16種類、64bitシステムは24種類、32bitと64bitと別に構築する。
- 最大21までとして組み合わせを選択する。
- 今回は、32bit、64bit混合で可能な多数のブートエリアを作成することにする。
- ハードディスクの容量は、32bitシステムを含むため、ブート可能な最大値2TBとする。
- 21パーティションに区切った場合、1パーティションあたり90GB程度となるはずです。
- Windows 7を長期の実運用で使用するには物足りない容量ですが、評価機としは十分と思います。
マルチブート環境の構築手順
- 2TBのハードディスクを増設し、ブートディスクに設定する。既設の250GBハードディスクはGhostイメージの保存用。
- 初めに、32bit版インストールメディアからWindows 7を起動して、100MBの「システムで予約済み」パーティションと
残りをすべて拡張領域として論理パーティションを21作成し、フォーマット(クイック)しておく。
- 4種類のOS、32bit英語版、32bit日本語版、64bit英語版、64bit日本語版の順にインストールする。
- 各OSをインストールの都度、マイコンピュータ→管理→ディスクの管理を開き、C以外のドライブレターを削除、 DVDのドライブレターをDに変更しておく。
- 基本のドライバー類をインストールし、ネットワーク設定、IEのプロキシー設定等を済ませておく。
- CDまたはUSBよりGhostを起動、Local→Partition→to Imageで4種類のパーティションのイメージを保存エリアに個々に作成する。
- CDまたはUSBよりGhostを起動、Local→Partition→from Imageで残り17個の論理パーティションに項5.で作成したイメージを展開する。
- 64bit日本語版を起動して、BCDEDITでBCDの21行の起動メニューを追加修正し、完成しておく。
- IEをアップグレードしないように注意しながら、最新のセキュリティアップデートを適用する。
Windows 7 Professionalインストール時の注意事項