延焼火災の事例研究02 <(延焼火災) <火災原因調査 <ホーム:「火災調査探偵団」
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1,延焼火災 |
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延焼火災は、耐火建物の場合に注意が向けられる。 防火造や木造では、隣棟への延焼は、距離と風向きと外壁構造などによって、ある場合には “あたりまえ”のように、燃え広がっていく。燃え広がることを前提として、消防活動が“筒先配 備”を的確に状況判断して行なうことになっている。 しかし、耐火構造の建物では、ある一定規模の“区画”によって、延焼が抑制される物理的条 件があることになっている。 しかし、現実の“火災”では、建築物としての構造上の思惑とは、別にその空間を使用する人の 行動によって、裏切られる結果が生じる。 もちろん、消防隊は、その経験則から、耐火建物の構造上の思惑が、いかにも頼り無いものだ と知っており、その裏切られことを想定して、筒先を配備することにしている。 今回は、その中でも、上階でなく「下階に延焼拡大」した事例である。 |
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2, 延焼火災事例 02⇒ 下の階に延焼拡大した共同住宅火災 | |||||||
火災は、平成4年、都内F市内の共同住宅で、9月の昼過ぎの15時頃発生した。 耐火構造8階建ての共同住宅の6階の住戸から出火し、上階の7階とさらに、下階の5階 に延焼した。 覚知 15:23 ⇒ 鎮圧16:48 ポンプ車5台、 化学車2台。 はしご車2台、 特別救助車1台、 救急車1台、 指揮車等5台、 計16隊 火点室 6階40u、 7階27u、 4階と8階のベランダ部の洗濯物等焼損
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