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スクリプト [ 用語ガイド 「乱数」とは ]

はじめに


乱数とは、一定の範囲から無作為に選ばれた数値の事です。

図1のように、VRMのスクリプトでは、
"0"~"1000000000"の範囲からランダムに選ばれた数値が、
指定した変数に代入されます。

また、乱数には、「整数」と「小数」の2種類があり、
小数の場合は、"0.0"~"1.0"の範囲でランダムに数値が選ばれます。

乱数の範囲を"0"~"23"までに限定する場合...





例えば、"0"~"23"までの範囲で乱数を得たい場合は、
「mod」という命令を使って、変数に代入された乱数を加工します。

まずは、図1のように変数「テスト」を用意して、
「irnd」という命令で、"0"~"1000000000"の範囲から乱数を取得します。

続いて、図2のように「mod」という命令を追記して、
乱数を限定したい範囲のパターン数で割った余りを変数に代入します。
今回は、"0"~"23"までの24パターンなので、"24"で割っています。

これで、変数「テスト」には、
"0"~"23"までのいずれかの数値が入っている事になります。
 

乱数の範囲を"1"~"6"までに限定する場合...


今度は、サイコロのように"1"~"6"までの範囲に限定する方法です。
先ほどと違うのは、"0"を含まないようにするだけですが、
ちょっと分かりにくい部分があるので、1つ1つゆっくり進めてみて下さい。

まずは、図1のように変数「テスト」を用意して、
「irnd」という命令で、"0"~"1000000000"の範囲から乱数を代入します。

続いて、先ほどと同じように「mod」という命令を追記して、
乱数をパターン数で割った余りを変数に代入するのですが、
この時は"0"~"5"までの6パターンと考えます。

つまり、この時点では、変数「テスト」には、
"0"~"5"までのいずれかの数値が入っている事になります。

最後に、図3のように「add」という命令を追記して、
限定したい範囲の最初の数値(今回は"1"~"6"なので"1")を、
変数「テスト」の中の数値にプラスします。

これで、ようやく変数「テスト」の中身は"0"~"5"ではなく、
"1"~"6"までのいずれかの数値が入っている事になります。