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スクリプト [ 用語ガイド 「オブジェクト変数」とは ]

はじめに







オブジェクト変数とは、
部品の名称を保存しておけるコップのようなものです。

図1のように、オブジェクト変数には部品の名称を出し入れできて、
整理しやすいように、それぞれに名前を付けておく事もできます。

また、オブジェクト変数には、
出し入れする部品の名称によって複数の種類があります。

例えば、「編成」の名称を出し入れするオブジェクト変数は、
「編成オブジェクト変数」と呼ばれていて、
図2のように、他の部品の名称を出し入れする事はできません

オブジェクト変数の種類については、下記をご覧ください。
(VRM4第0号〜第8号までの種類です:2008年3月15日時点)
また、オブジェクト変数は用意した場所によって、
下記のように2つのタイプに分類されます。
 

オブジェクト変数の種類





■ レイアウトオブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
レイアウトの名称だけを出し入れできます。

「レイアウトオブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarLayout」という命令を使用します。

そして、そこにレイアウトの名称を入れたい場合は、
図2のように「getlayout」という命令を使用します。








■ 車両オブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
車両の名称だけを出し入れできます。

「車両オブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarCar」という命令を使用します。

そして、そこに車両の名称を入れたい場合は、
図2のように「getcar」という命令を使用します。

なお、車両は編成の中に1両目〜24両目まで存在しますので、
車両オブジェクト変数に車両の名称を入れたい場合は、
図3のように、「何という編成」の「何両目」の名称を入れるか指定します。
(例の場合は、"TRAIN3"という編成の1両目の名称を指定しています)





■ 編成オブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
編成の名称だけを出し入れできます。

「編成オブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarTrain」という命令を使用します。

そして、そこに編成の名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ ポイントオブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
ポイントの名称だけを出し入れできます。

「ポイントオブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarPoint」という命令を使用します。

そして、そこにポイントの名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ センサーオブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
センサーの名称だけを出し入れできます。

「センサーオブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarSensor」という命令を使用します。

そして、そこにセンサーの名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ 信号機オブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
信号機の名称だけを出し入れできます。

「信号機オブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarSignal」という命令を使用します。

そして、そこに信号機の名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ 踏切オブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
踏切の名称だけを出し入れできます。

「踏切オブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarCrossing」という命令を使用します。

そして、そこに踏切の名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ 地上カメラオブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
地上カメラの名称だけを出し入れできます。

「地上カメラオブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarCamera」という命令を使用します。

そして、そこに地上カメラの名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ 音源オブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
音源の名称だけを出し入れできます。

「音源オブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarBell」という命令を使用します。

そして、そこに音源の名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。





■ ターンテーブルオブジェクト変数

このオブジェクト変数には、
ターンテーブルの名称だけを出し入れできます。

「ターンテーブルオブジェクト変数」を用意するには、
図1のように、「VarTurntable」という命令を使用します。

そして、そこにターンテーブルの名称を入れたい場合は、
図2のように「get」という命令を使用します。
 

オブジェクト変数のタイプ





■ ローカル変数

「ローカル変数」とは、
メソッドの中で用意したオブジェクト変数の事です。

つまり、図1のようにメソッドの中でオブジェクト変数を用意した場合、
「編成A」という編成オブジェクト変数は、
ローカル変数に分類されます。

このローカル変数の特徴は、
部品の名称の出し入れが、そのメソッドの中でしかできない点です。





■ グローバル変数

「グローバル変数」とは、
メソッドの外で用意したオブジェクト変数の事です。

つまり、図1のようにメソッドの外でオブジェクト変数を用意した場合、
「編成A」という編成オブジェクト変数は、
グローバル変数に分類されます。

このグローバル変数の特徴は、
部品の名称の出し入れが、どこからでも自由にできるという点です。