電圧とは、スクリプトで列車の速度を設定する時の数値の事です。

"1.0"〜"0.0"の範囲で指定して、
数値を大きくすれば、それだけ列車の速度は速くなり、
数値を小さくすれば、逆に列車の速度は遅くなります。

「時速」で列車の速度を設定する場合は、下記の数値が必要です。

・編成の最高速度（時速）
・設定したい速度（時速）

まずは、図1のようにスクリプトを記述して、
編成の最高速度を、変数「最高速度」に代入しておきます。

次に、図2のようにスクリプトを追記して、
設定したい速度を、変数「指定速度」に小数形式でセットしておきます。

これで必要な数値を準備する事ができました。

最後に、「指定速度」の数値を「最高速度」の数値で割り算して、
「指定速度」の数値を「電圧」に変換します。

例a：指定速度（50.0）÷最高速度（100）＝指定速度（0.5）
例b：指定速度（25.0）÷最高速度（100）＝指定速度（0.25）

以上で、設定したい「時速」を「電圧」に変換する事ができました。

あとは、編成の速度を設定する「SetVoltage」命令などのパラメータに、
電圧の数値が入っている変数「指定速度」を書けば完了です。

この例の場合、ビュワーを起動すると列車は時速50km/hで走行します。
（"50.0"の部分を書き換えて、色々な速度を試してみてください）