○旅の勇者○

舞台裏。バーニャの追跡を一時的に振り切ったラウニィーと合流したトリスタンは、この騒ぎに便乗しようとするシャルを見つけます。
トリスタン(ジェネラル)
「やはり行くのか」
シャル
「そりゃそーよ。ウチに宮仕えが勤まらないのはある程度承知してるでしょ?」
ラウニィー(フレイア)
「それに、二人の王は国を滅ぼす元となる・・・か。よくある話だなぁおい」
天の声
「ほっとけ。俺のせいじゃあらへんわい」
シャル
「それに、ウチはもっと旅がしたいんよ・・・」
トリスタン
「もう多くは言うまい。で、どこへ行くんだ?」
シャル
「取り敢えず、ローディスの方へでも行こうかな、と」
ラウニィー
「ローディスかぁ・・・あっちも何かときな臭いよなぁ・・・俺も行きてぇなぁ・・・」
シャル
「駄目よ。あんたはトリスタンの子を産まないと」
ラウニィー
なんで俺がこいつの子を産まなきゃいけないんだよッ!
トリスタン
「あ、いや、一応、夫婦なんだが・・・」
ラウニィー
「あ、そっか。でもなぁ・・・もちっと男振りをあげてくれないとなぁ」
トリスタン
「う・・・すまん、2年後には随分老け込む身なのだ
ラウニィー
「ええい、謝るなよいちいちそんなことで!・・・アッシュじいさんの方がなんぼもマシだぞ」
シャル
「まー痴話喧嘩はその辺にして」
ラウニィー
誰が痴話喧嘩やっとるか
シャル
「・・・そういえば、結婚式はまだだったね。大々的に宣伝してよ。ウチがどこにいても伝わるくらいに」
トリスタン
「うむ、その辺は多分、ニーナ達が派手にやってくれるだろうから心配ない」
ニーナ(フレイア)
「あら呼びました〜?」
トリスタン
うわびっくりした!
クリス(パラディン)
「シャ〜ル〜、行っちゃうの〜?」
ナイジェル(サムライマスター)
「泣くなよ、ガキじゃあるめぇし」
バダム(パラディン)
「もう会えなくなるわけじゃないさ」
シャル
「・・・あんたが残るのもちょっと不思議な気もするけど」
バダム
「連載開始時から私の将来は決められていたのだから仕方あるまい」
シャル
そういやそうか
トリスタン
何の話だ
天の声
「気にするな」

シャル
「じゃ!そろそろ行くね。じゃあみんな、またね♪」
ニーナ
「またね〜」
クリス
「ばーいびゅー♪」
およそ死地に赴くという雰囲気の別れではありませんが、ま、こんなところでしょう。


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