[墓守就職]


バラン

おや、アイリーンちゃん。しばらく見ないうちに、すっかり大人になったねえ。そういや、今どんな仕事してるんだい?

アイリーン

それが・・・まだ仕事を決めてなくて・・・

バラン

へえ?じゃあダメモトでちょっと誘ってみようかな

アイリーン

・・・・・・?

バラン

墓守も今は人手不足なんだ。仕事がないなら墓守にならんか?君なら経験者だし・・・

アイリーン

ははは・・・若いみそらで墓守ですか・・・

バラン

確かに墓守はしけた仕事にみえるが、とても大切な仕事だ。どんな職業もみな奥が深い。馬鹿にしちゃいかんよ

アイリーン

・・・・・・そうですね。私が間違ってました。バランさん、私を雇ってください

バラン

わかってくれればいいんだ。さあ、共に死者の霊を慰め、霊魂の安息の地を守ろう・・・

墓守就職 こうしてアイリーン・ダイナーはバランに誘われて墓守になった・・・

■ その後の評価

Good
墓守となったアイリーンの仕事ぶりは見事なものだった。元来信心深いアイリーンにとって、死者の魂の集まる墓場は、決して嫌いな場所ではなかった。
誰もが嫌がる墓守の仕事を一生懸命勤めたので、誰もがアイリーンに信頼を寄せた。墓守の仕事こそアイリーンの天職だったのかも知れない・・・・・・

死者の霊をなぐさめて暮らすのも悪くないものよ

Normal
墓守になったアイリーンは無難に仕事をこなした。アイリーンは墓場が苦手というわけでもなく、親方のバランもよく目をかけてくれたこともあって、仕事はおおむね順調だった。
この仕事を選んだのは、まず成功だったと言えよう。

女の子の墓守って変かしら?

Bad
墓守となったアイリーンの仕事ぶりは、まあまあであった。時々サボっては、よく親方のバランに小言を言われたが、クビになるようなことはなかった。
アイリーンは墓守としては凡庸だったが、決して悪い就職ではなかったろう・・・・・・

死者の霊をなぐさめて暮らすのも悪くないものよ

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