「おおアイリーン、久しぶりじゃないか。そういや、以前は我が夜の殿堂でアルバイトしていたなあ。成人したそうだが、何の仕事に就いておるのかね?」
アイリーン「それが・・・まだ仕事を決めてなくて・・・」
テレマーク男爵「なに、無職とな?それはいかん・・・若者は労働に汗を流してしかるべきだ・・・よし!私がひと肌脱ごうじゃないか」
アイリーン「・・・・・・?」
テレマーク男爵「紳士淑女の社交場・夜の殿堂ではやる気のある女性スタッフを随時募集しておる。お前は我が夜の殿堂に就職するのだ」
アイリーン「え、でも・・・夜のお仕事はちょっと・・・」
テレマーク男爵「何を言う!うちは健全な社交場、そこらのヤミ商売といっしょにしちゃいかん!それに私は美女しか雇わん!私のメガネにかなうとはラッキーなことなんだぞ!」
アイリーン「もう・・・強引ですね・・・」
テレマーク男爵「さあ、どうするんだ!え?うちで働くのか、働かないのか?」
アイリーン「・・・・・・わかりました支配人、アイリーンは夜の殿堂で働かせていただきます」
テレマーク男爵「よし、いい答えだ!まあ、大船に乗ったつもりで、私にまかせておきなさい!」
こうしてアイリーン・ダイナーは紳士淑女の社交場・夜の殿堂に就職することになった・・・ |
Good |
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『夜の殿堂』に就職したアイリーンの仕事ぶりはたいへん素晴らしかった。 アイリーンがひとたび舞台に立てば、全ての観客はそのこぼれるような色香に引き込まれた。 アイリーンは代になって引退するまで、常に人気ナンバーワンのダンサーであり、王国の舞台芸能史の伝説上の人となった・・・ 「ステージで踊ってると嫌なこともみんな忘れちゃうの」 |
Normal |
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『夜の殿堂』に就職したアイリーンの仕事ぶりはまずまず順調であった。ダンサーとしては色気も充分。愛らしいルックスで上々の人気であった。 代の半ばまで舞台に立ち、その後は裏方にまわったが、ダンサー時代に稼いだ財産で悠々自適の生活であったという・・・ 「スターにはなれなかったけど、楽しい思い出ね」 |
Bad |
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『夜の殿堂』に就職したアイリーンだが、その仕事ぶりはあまり芳しいものではなかった。 ナイトショウのダンサーとしては色気不足なのが致命的で、人気も頭打ちであった。人気がでないと踊りにも身が入らないものだ。 自然と欠勤がちになり、歳になる前に引退することになる・・・ 「あーあ・・・よくあんな恥ずかしい格好ができたもんだわ・・・」 |