「お嬢様、お嬢様、起きてください、今日からお城でお勤めですよ。初日から遅刻しちゃ叱られますよ」
アイリーン「やあね、キューブったら。もう仕度は出来てるわよ」
キューブ「でもお嬢様がお城の兵士になるとは思わなかったなあ・・・くじけないでくださいね」
アイリーン「そうね、しっかり仕事しないと『お父様のコネで就職できた』って言われちゃうし・・・」
キューブ「何言ってるんです。誰が何と言おうとお嬢様はお嬢様です。しっかり働いて実力を見せて、みんなを見返してやってください」
アイリーン「そうね・・・ありがとうキューブ。私、お城で一番立派な兵士になってみせるわ。そして末は近衛隊長や将軍にもなってみせる」
キューブ「その意気です、お嬢様。頑張ってください」
Good |
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兵士としてお城に勤務することになったアイリーン。兵士の仕事は城の内外の巡回、城門の警備、そして訓練。 型にはまった単調な毎日に、さすがのアイリーンも嫌気が差してきた。ここから抜けだすには実力を示して出世するしかない。 アイリーンは収穫祭の武闘会や軍の競技会に積極的に参加し、優勝、準優勝などの好成績を納めた。その結果、アイリーンの腕前は上官に認められ、年後には森林警備隊長に選ばれた。 騎士や近衛隊長と比べれば低い地位ながら、一介の兵士としては見事なスピード出世であった。 これも父に武芸の基礎を仕込んでもらったお陰であろう。正に「芸は身を助く」である。 「私の取柄はこれだけだけど、まだまだ上に行きたいわ」 |
Normal |
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兵士としてお城に勤務することになったアイリーン。兵士の仕事は城の内外の巡回、城門の警備、そして訓練。 型にはまった単調な毎日であったが、アイリーンはまじめに任務をこなした。アイリーンは兵士としては特に強い方ではない。 だが兵士の評価は、個人的な武勇よりも、いかに忠実に働くかで決まる。その点ではアイリーンはなかなか優秀な兵士であったと言えよう。 勇者の一人娘にしては、いささか物足りない結末かも知れない。しかし、これもまた立派な人生だ・・・ 「兵隊生活は大変だけど、くじけずに頑張るわ」 |
Bad |
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兵士としてお城に勤務することになったアイリーン。兵士の仕事は城の内外の巡回、城門の警備、そして訓練。 型にはまった単調な毎日に、さすがのアイリーンも嫌気が差してきた。ここから抜けだすには実力を示して出世するしかない。 しかし、アイリーンの武芸の腕は未熟で出世の糸口は見つからなかった。年ほど兵士を続けた後、辞職。 家事手伝いに戻ったと言う。結局、アイリーンは兵士向きではなかったということか・・・ 「仕方ないわよね。だって私、女の子だもん」 |