「困ったわ・・・なかなかいい仕事が見つからない。魔法使いとしての評価はけっこう高いと思うんだけどな・・・・・・」
旅の占い師「ひっひっひ・・・だいぶお悩みのようじゃの・・・そなたの仕事が見つからぬ理由は簡単。実力不足じゃ」
アイリーン「あら、私の魔法の腕を知らないの?」
旅の占い師「多少は修行を積んだようだが、その程度ではまだまだ・・・・・・ま、その実力ならわしのように占い師にでもなるんじゃな・・・」
アイリーン「占い師?・・・・・・じゃあおばあさんも私くらいの魔法力なのね」
旅の占い師「同じ占い師でも一流と三流がおる・・・・・・わしのような一流になれるかどうかは、そなたの努力次第じゃ」
アイリーン「まあ・・・・・・でも確かに占いは私に向いていそうな仕事ね・・・・・・よーし、おばあさん、占い師になるわ!」
旅の占い師「そなたの父には世話になったからな、成功を祈っておるぞ・・・・・・」
こうしてアイリーンダイナーは魔法の技能を活かして占い師になることにした |
Good |
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さてさて、占い師になったアイリーン。よい占い師の条件は何だろう?占いが的中すること? 当たるに越したことはないが、当たらなくても占い師という商売は成り立つ。本当に大切なのは客に「当たっている」と思わせる話術である。 アイリーンはいささか魔法の心得がある上、話術も巧み。まさに占い師はぴったりの職業であった。アイリーンは魔力を宿した神秘的な瞳で客を見つめる。 客が一瞬ドキリとしたらもう、アイリーンのペースだ。デビュー以来、ずっと都で一番の売れっ子占い師。特に恋愛占いが良く当たると、少女たちの間で評判になった・・・ 「えっへっへ。これでけっこう人気があります。お父さんも占って欲しい?」 |
Normal |
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さてさて、占い師になったアイリーン。よい占い師の条件は何だろう?占いが的中すること? 当たるに越したことはないが、当たらなくても占い師という商売は成り立つ。本当に大切なのは客に「当たっている」と思わせる話術である。 アイリーンは決して口下手ではないが、話術に巧みという程でもない。そんなアイリーンの武器となったのは、「18歳の女の子」ということであった。 占い師には老人が多いので、この若さは新鮮味がある。女の子向けの恋占いや、若い女性と話したい紳士相手の占いで、まずまずの売れっ子ぶりとなった・・・ 「時々おじさんのお客がいやらしい質問するのが困るわ」 |
Bad |
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さてさて、占い師になったアイリーン。よい占い師の条件は何だろう?占いが的中すること? 当たるに越したことはないが、当たらなくても占い師という商売は成り立つ。本当に大切なのは客に「当たっている」と思わせる話術である。 その点、アイリーンはどちらかというと口下手。最初はアイリーンの華やかな占い師姿に多く客がついたが、肝心の占いに説得力がないため、客は減っていった・・・ 「あーあ、私って才能ないのかしら」 |