「困ったわ・・・なかなかいい仕事が見つからない。魔法使いとしての評価はけっこう高いと思うんだけどな・・・・・・」
旅の占い師「ひっひっひ・・・だいぶお悩みのようじゃの・・・そなたの仕事が見つからぬ理由は簡単。実力不足じゃ」
アイリーン「あら、私の魔法の腕を知らないの?」
旅の占い師「冗談だけはうまいようじゃが・・・・・・ま、その実力では大道芸人がせいぜいじゃ・・・」
アイリーン「大道芸人?・・・・・・ああ、道端でいろんな芸をやる仕事ね。でもなんだかたいへんそう」
旅の占い師「もちろんたいへんな仕事じゃが、魔法のまね事が出来るのがそなたの強みじゃ。火炎の術など工夫次第では受ける芸になろう」
アイリーン「・・・そんなつもりで修行したんじゃないけど・・・でも他に仕事はなさそうだし・・・・・・よーし、おばあさん、大道芸人やってみる」
旅の占い師「そなたの父には世話になったからな、成功を祈っておるぞ・・・・・・」
こうしてアイリーンダイナーは魔法の技能を活かして大道芸人になることにした |
Good |
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さてさて、大道芸人になったアイリーン。多少なりとも魔法の技術があるのが強みだが、それだけでは道行く人の足を止めてお金を払わせるのは無理だ。 アイリーンは巧みな話術と奇抜な格好で人目を引き、あるときは面白おかしく、またあるときは官能的に、自由自在な演出で観客を楽しませた。 こうなると観衆は皆、アイリーンの思いのまま。魔法使いなら誰でも出来る初歩の火炎魔法でも大いに受けた。大受けしても収入はごくわずか。 しかしアイリーンの毎日は充実していた。自分の工夫がダイレクトに返ってくる大道芸の魅力に取り憑かれたようだ・・・ 「大道芸も奥が深いの。お父さんも見に来てね」 |
Normal |
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さてさて、大道芸人になったアイリーン。多少なりとも魔法の技術があるのが強みだが、それだけでは道行く人の足を止めてお金を払わせるのは無理だ。 と言って、アイリーンは特に話術に長けているわけでもない。そこで衣装を工夫し、女であることを最大の武器にした。 露出度の大きい衣装でくり広げる炎の魔法ショーは、なかなか好評だった。大道芸人アイリーンとしての第一歩は成功した。 もっとも問題はこれからだ。観客がこの衣装に飽きたら、次はどうすればいいのか・・・ 「あんまり過激な衣装だと捕まっちゃうかしら・・・?」 |
Bad |
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さてさて、大道芸人になったアイリーン。多少なりとも魔法の技術があるのが強みだが、それだけでは道行く人の足を止めてお金を払わせるのは無理だ。 しかもアイリーンはどちらかといえば口下手だ。魔法を見せ物にするのにも抵抗があるし、人前に立つのも恥ずかしい。それでもアイリーンの決心は固かった。 アイリーンは自分の口下手を露出度の高い衣装で補うことにした。肌もあらわな乙女が白昼堂々街中に立てば、人目を引けると考えたのだ。 確かにこの作戦は成功し、アイリーンの周りには人垣が出来た。しかし問題はこれからだ。客はどんな刺激にもいつかは飽きるのである・・・ 「やっぱり次は脱がなきゃだめかしら・・・う〜ん」 |