さてレギュラーメンバーとしては最後になりましたこの真魚ちゃん。その潜在能力の高さに目をつけた魔女・深海に毒リンゴを食わされて連れ去られるんですが・・・(笑)。なんか、それで全部表現できちゃいそうなのが怖いなぁ。
最初と最後にピアノを弾いてるシーンがあるんですが、美杉家のどこにあんなピアノが・・・ってツッコミいれたくなりますけど(笑)、ピアノって超能力を誘発する力があるんですかね?とすると、翔一が音を外してみんながコケたりするのも翔一の超能力!?(違います)
今回は潜在的な能力に目をつけられていい迷惑するお話。しかし・・・上でも書いてるけど、まんま「眠り姫」と「魔女」だな(笑)。特に魔女は深海にピッタリ。
で、シャイニングフォーム登場の時、翔一に呼びかけたのって、やっぱり真魚ちゃんが力を与えたのかな?私は、真魚ちゃんは翔一を激励しただけで、翔一はそれを受けて奮起した、というのがいいかな?って。だからあのシーンではアギトに「真魚ちゃん!」って台詞が欲しかったな♪
真魚ちゃんは今回、翔一・アギトに助けられるまさにお姫様。最後にはお姫様抱っこまでして頂いて、至れり尽くせり。
誠の戦いに涼と翔一を連れ込む役を担ったのがレイと紗綾香。
紗綾香とレイは元々超能力開発研究局に入る前は普通に生活していた超能力者・・・既に普通じゃない気もするな(笑)。いずれにせよ、もう既に頼るべき身内がいなくなった身。
子供の身で、どうやって生計を立てていけばいいんだろう、そう悩んでいる時に差し出された救いの手。その手を握った瞬間、彼女達は自衛官。新手の勧誘か自衛隊!?
【陸自のメルカバ、空自のFSXによる攻撃】
・・・最近このテのネタで逃げる癖がついたな。大体メルカバなんて配備されてねーぞ。電次元でもあるのか?
ま、気を取り直して、と。
紗綾香は、ほんの少し先の未来を見ることができ、レイはどうやらサイコキネシスを使うことが出来るらしいです。ただ、レイは例のごとく力の使い方が沢木の哲っちゃんにこんこんと説教されそうです。子供ゆえ、ってことなんでしょうけどね。
こうした能力も、涼と翔一に近づく為の副次的なものでしかないんです。
そう、この作品での彼女達の位置づけは、真魚・翔一・涼を引きずり込む為のエサです。
特にレイと涼のシーンはこんな具合。
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レイは、村(研究所)の人々を殺戮した鬼達(アンノウン)へ復讐する旅の途中(放浪)でした。
路銀も底をつき、やむなく旅人を襲って身包み剥ぎ剥ぎ(かつあげ)していると、復讐の相手・鬼を倒しながらも瀕死の重体となったカミキリ(ギルス・涼)を見つけます。これは戦力になる、とレイは、とある旅人から奪い取った金で買ったきびだんご弁当(コンビニ弁当)を差し出しますが、カミキリは受け付けてくれません。仕方がないので峠の茶店を襲おう(露店商売)と画策しますが、そこで行きがかり上助けた老人に貰った金でコンペイトウ(お菓子)を買いつけます。するとカミキリは嬉しそうにばくばく食べ、レイにお供を願い出るのです。
さあ、お供をつれていざ鬼が島!
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・・・なんだこりゃ(笑)。
真魚については・・・。
連れ去られる姫(真魚)
立ち上がる勇者(翔一)
強力な仲間(姐御と誠)
激励してくださる国王陛下(警視総監)
って図式が成立します(笑)。
そう、まず誠の戦いありき。そこにアギトとギルスをどう連れてくるか。
その過程で産み出されたのが、紗綾香とレイと超能力開発研究局だった、とまぁ、大筋はこういうことです。
酷い話があったものだ。(お前だ馬鹿たれ)
最後なんかは、翔一たちの台詞でだけしか出てこないしね。
でも、真魚を抱いて悠然と歩くアギトに駆け寄る二人の姿は、かつての「仮面ライダー」らしいヒーロー的演出でなかなかニクイですねぇ。それくらいですけどねホント。
あとでパンフ読んで「畜生、思惑通りじゃねぇか。」と地団太しきり。
公式の設定では、国家レベルで物事を見渡す人間、とあります。万で数える人命を救う為に数人程度の命で済むのなら、その数人を犠牲にするのが「国家レベルでの救命」です。国家のリーダーともなれば、当然のごとく至る境地です。
でも、深海を見ていると・・・確かにG4試験運用の死亡事故を「些細」と臆面もなく述べる辺りは、少しはそう感じさせますが、それ以外の部分については単に卑小かつ自己中心的な人間でしかないじゃないですか。
特にG4がG3-Xと戦っている最後の場面でモニター越しに嘲弄してますし。
そもそも国家レベルで物事を見る人間が、一番厄介なところに敵を作ったりしますかね。わざわざ偽ってまで近づかなくても、もっとスマートな方法はいくらでもあるのに・・・あ、なるほど。
理沙って頭悪いのか。うん、納得。馬鹿に力を持たせたらどうなるかという悪例だったんだねぇ。深いところついてくるなぁ。
・・・彼女について書くと、なんか黒く塗りつぶしたくなりそうなのでテキトーに終わり(←どうやら相当気に入らないらしい)。