●対談

Ａ 　しかし趣味まるだしですね、これは（笑）。

Ｓ 　絶対実現出来そうにない豪華なキャスティング。

Ａ 　リードにもあるのですが、とにかく『禁色戒』からの流れを聴きたくて仕方ない、もうそれだけ（笑）。ちなみに一番さくさく決まったのは緑仙の皆様でした。鈴置さんの五百重さま……うっとり。

Ｓ 　如何に東雲中心かお分かりいただけるでしょう。でも他のキャストもそれほど外してない、よね？（少し気弱…）

Ａ 　残念だったのが、はじめは色々決めてたのに、ＣＤシネマ第２シリーズ分しか書けなかったこと。春日ちゃんがねぇ。

Ｓ 　本当に残念です。代わりに《まなちゃん》をやっていただきましょうと（私達の想定した《春日ちゃん》は元々かないみかさんでした）。

Ａ 　藤本（味皇さま）譲さんも、『椿侍童』の老松でした。大塚周夫さんは永輪樹帝さま←結局書いてるよ……。

Ｓ 　『華獄火』の山城の奥様は榊原良子さんが良いし、その息子の満は飛田さんの（なんと！）三役でやってほしかったですね←決まってないって。

Ａ 　飛田さんは無頼風の一人もやってますから、それ入れたら四役（当然第九皇子も飛田さん。実は最初、配役リストに弟皇子を入れ忘れていました　笑）。ですね。
あぁっでもわざわざ第九皇子が「同じ声」なのは、飛田さんの影響なのでしょうか市東先生！

Ｓ 　絶対そうです！（そうでなくても私達はそうだと信じています）　これだから東雲（飛田）ファンは……。

Ａ 　私は飛田さんの東雲でこの作品を知ったので、飛田さん以外の東雲って考えられないのですが……そう思わない人もみえるのは知ってはいますけどちょっと悲しい（涙）。

Ｓ 　逆に私は原作のファンでしたけど、一押しは実は透でした。でもここまで東雲の魅力に気づかせて貰えたのは飛田さんのおかげ。
元々音のない漫画ですから、読む人それぞれのイメージが違うのは当たり前（にしてもキツイ意見ばかり眼につきましたけど…）。
ただ、私は飛田さんの東雲、（ＣＤ版の他のキャストも含めて）ＯＫです！

Ａ 　そうなんです。でね、ＣＤジャケットにキャストが載ってないこともあって飛田ファンにあまり知られていないのも悲しいのですね。
ということでこれは全くもって飛田ファンによる布教本なのでした。バッテリーがないのでおしまい。お疲れ様でした。