<世界の若者から0.5>

たらったったらたーららー(こっちも世界の車窓から風)。
またか。とお思いの方も多いでしょうが、よく見てもらうとタイトルが違うっしょ。
こちらは新シリーズ「世界の若者から」。
俺が世界の若者からナンパされた話を掲載します。
書いてて自分でため息が出る。本当に。

1旅行で2回もってのは、噂を真実に変える力がありそうなんで今まで内緒に していたが、それはバルバドス最終日の出来事だった。
ホテルで空港へ向かうタクシーを手配してもらったのだが、時間があったので近所の ケンタッキーに飯を食いに行った。
食い終わった後、まだ少し時間があったので海岸に座って喫煙をしていた。
そこにやって来たのは、ドレッド・レゲエ風服装・腕にタトゥーの推定年齢20代 後半のお兄ちゃん。
今回も当然名前を聞いてないので、まーれー(仮称)としよう。

何だ何だ?金盗られるのか?だ、大丈夫だよ。周りに人がいっぱいいるから、非常事態には 助けを求められる。
と警戒していたら、「見た事ないタバコだな。1本くんない?」と話しかけられた。
そっか。日本製やし、珍しいよな。と警戒感を20%ダウンしてタバコを渡す。
それで去ると思ったら、まーれーは俺がやったタバコに火を付けて、俺の隣りに いいって言ってないのに座りやがった。

そして話し出す。どっから来た?へー、日本か。この国で働いてんのか?など、 他のバルバドス人達にされたのと同じような質問で、「結婚してるのか?」は 出て来なかったので、警戒感もう20%ダウン。

そして2人で2本目のタバコを吸っていたのだが、突然まーれーに聞かれたの が、「俺の腕のタトゥーかっちょくねえ?」という質問だった。
正直、全然興味はなかったが、「かっけー(若者風)。」と答えた。
するとまーれーが急に俺の腕を撫で、「タトゥー入れてないのか?」と、怪しい 笑顔(俺には相当怪しく見えた)で言った。

触らんでも刺青入ってない事位わかるよな、普通。体のどこにもって意味?

何となくいやーな予感がしたので、タバコを吸い終わった事にして火を消して 立ち上がろうとしたその時、まーれーが「今からちょっと時間ねえ?」と 言い出した。

わからん、わからんよ。まーれーは「ご休憩」の時間があるか聞いた訳じゃ なくて、親切にバルバドス島内を案内してくれる気だったかもしれんよ。
でも、その前の腕撫でがあったから・・・。
「そろそろ空港に行かないと帰りの飛行機の時間があるから。」
と言って半ばまーれーを振り切るようにその場を後にした。

今回はシリーズを開始するには微妙だったので星半分(完全にヤケ)。
みなさんも、「結婚してるのか?」と聞く外国人と突然他人の腕を撫でる外国人 には気を付けよう。

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