9日目
最終日
アンタナナリボ
アンタナナリボに戻ってきた。
そして深夜には、マダガスカルを発たなければならない。
最後にどうしようかと考えた結果、ここまでに見られなかった種類の
レムール達を見る為に動物園に行く事にした。それと、市場で土産を買い物しょうと思った。
そう思ってホテルの前にいたタクシーの運転手と料金交渉をしていると、偶然W君が道の向かいを
歩いている姿が見えた。
こっちから話しかけたくせにタクシーの運転手を放り出してW君の元に。
彼は前日に既に市場に行っていたが、付き合ってくれるというので一緒に市場へ。
市場で色んな民芸品を見ながら、土産を着実に購入していく。
その中で、籐製品の小さな籠?があり、それを配りまくろうと
大量購入する事にして値段交渉に入ったのだが、相手がうら若き
少女だった事もあり、交渉を有利に進める俺は、W君にそんなに
値切り過ぎたら店の人がかわいそうです。とたしなめられ、反省
して、言っていた金額より高めの金額で決着。
それでもやり過ぎですよ。と7、8歳年下の青年に再度たしなめ
られるおやじ。
W君とインドネシア料理?の昼食後、動物園に。
ほぼ貸切状態。
見られなかったレムールがたくさん見られて嬉しかったが、
結局、マダガスカル原産のアイアイ
(しつこいがおさーるさーんだよーん。のアイアイ)
は夜行性のうえ小さいので、檻の中の小さな木箱の巣に入っていて全く見る事が
できず。
園内のジャカランダがきれいだったので、それを撮る。(またまたピンぼけ)
ジャカランダは日本名はあるのだろうか?
アンタナナリボの治安は全くよさげでなく、町中でカメラを取り出して写真を
撮るのに適した雰囲気とは思えなかったので、ホテルの部屋の窓から、なごりを
惜しんで町の風景を撮影。
駆け足だったが、夜は早く寝ていたので思ったよりは疲れていなかった。
ここまでは。
この後、予想もしていなかった地獄が待っていた。
(この後は、<旅の出来事>に。)
この時マダガスカルは大統領選挙期間の真っ最中で、どこに行っても「プロパガンダ」
とスキンヘッドガイドが言うところの選挙活動が行われていた。
4人候補者がいるらしく、赤青黄緑とチームカラーが決められている。何故色が
個々に決まっているのか。それは、字を書けない人が投票する時に色を選べば
いいように。
スキンヘッドガイドの話によると、赤をチームカラーにした現職大統領(当時)と、
緑又は青(どっちか忘れた)をチームカラーにしたアンタナナリボ市長(当時)の
一騎打ち的な状況との事だった。
その後、この選挙の結果を巡って大暴動が起こった。