ホテルからの景色 3日目
クアラルンプール
披露宴が無事に終了し、ホテルをチェックアウトした俺達は町の中心部に移動し、 チャイナタウンに程近いホテルを取った。
ここのお兄さんはインド系、こっちの英語は通じてるようなのだが、向こうが 言っている英語がよくわからない。 インド味英語は初めてじゃなかったが、さっぱりわからなくて非常にあせった。
S・Kに聞くと聞き取れてたらしい。 その場はそれで助かったが、これは勝ち負けでいうところの負けなので、くやしい思いをする。

早速昼食を取る為、中華街の室内屋台村へ。 何食ったっけ?多分カレーラーメンを 食ったはず、そんな気がする。 あとの2人が何を食ったか?それは最初から覚える気もなかったので、永遠に謎。
他にもおかずを何種類か頼んでみて、 美味いなと思うものもあったのだが、何やったかわからん!炒め物A。 炒め物BとかCも頼んだけど、あんましうまくなかったよ!(あまりに思い出せなくて逆ギレ。)

動物園フェチ 昼食後、S・Kとは別行動を取る事にした。
奴らは2人とも競馬場へとても行きたかったのだが、俺は日本でも競馬を全くやらない。 あまり興味がない。
って事で、俺はどこへ行ったか。
動物園。

マレーシア(特にボルネオ)は珍しい動植物の宝庫であるので、もう少し時間があれば 遠出をしてみたかったのだが、時間がない。
マラッカに行ってみる事も考えたが、それも今一つ時間がなさそうだった。
だがそんな国に来ているのに全く動物を見ないのものくやしいで、せめて動物園でもと思った 次第だった。

とらさん タクシーに乗って動物園に向かう・・・はずが運転手が何故か博物館へ俺を連れて行く。

何故?
「ずー」を連発し、何とか動物園へ向かう事には成功したものの、まじぼけか? それとも料金稼ぎか?どちらにしてもそのおかげで街を一周して見る事はできた。 ヒンズー教の寺院も見れたのでよしとする。

でも動物園がいくら市街地から離れているとはいえ、タクシーで動物園に行く奴なんて 普通いないよなあ。
そう、本当にいなかったのである。

ぼく、まれーぐま 動物園は日本の動物園に例えると、天王寺に似たような雰囲気で、日本でも、今までに行った動物園でも 見た事のない動物が多かった。
特に猿と爬虫類は珍しいものが見られ、本場のマレー熊の食事中の姿も見る事ができてかなり満足。

2時間位いただろうか。
おやじが1人でうろうろと動物園。おかしな奴。

はしっこが好き ある程度の時間になったので、後髪を引かれながら動物園を後にしたのだが、最初にした後悔は、動物園に タクシーで来る奴がいないという事から、動物園からタクシーに乗る奴もいないという事を類推できなかった 自分の浅はかさだった。

一応タクシー乗り場はあるのだが、肝心のタクシーが全くいやしねえ。
あっちをうろうろ、こっちをうろうろと、動物園の周りを歌いながら歩きまわる。
15分位歩いてやっと見つけた車に飛び乗った。

世界一高い必要とは何だ? 世界一高いと有名なツインタワーの脇をすり抜けて、ホテルの近くまで来た のはいいのだが、運転手が急に途中で降りてもらえないかと言い出した。
あ、そう?じゃあここからは町中をぷらぷらと歩いて帰るか。運転手の言い方が 非常に遠慮がちだったので、何か事情があるのだろうと思った。
理由を聞くつもりはなかったのだが、自ら語ったのは、ホテルまで行くと 祈りの時間までに家に帰れないという事。

イスラム教徒にお祈りは一大事。
笑顔でいいよ。と言って、お釣りは取っといてと言う。
ところが途中で降ろすのにチップなど受け取れないと、結局お釣り返還。
イスラム教徒だからかなと思ったが、イスラム圏の国で運転手に見事にぼられた 事もあるから、その人の問題か。いい人だった。

一旦はホテルに戻ってみたものの、2人はまだ帰ってきてなかったので、再度 出かける。

たらったったーらたーららー あの2人と一緒だと移動はほぼタクシーばっかになる。 おそらく今を逃すと電車には乗れないと思い、目標は3駅先にあるそごう(デパートかよ。)に決めた。

たらったたーらたーららーたーらー。どこに行っても電車に乗るとこのメロディーが頭の中に流れる。 3駅だけの世界の車窓から。
それでも結構景色がよく、満足した。
そごう自体は特にどうって事もなく、普通のそごうで、少しだけ店内を見てまわっただけで終了。
帰りはホテルの最寄り駅の1駅手前で降りて歩く。

2人はまだだろうな。と再度ホテルに戻ってみた。いなかった。競馬っつーのは何時までやってんのかな。 と思っている間に奴らが戻って来た。
結果は大方の予想通りSが勝ち、Kは負け。 (S本人がいうところの会心の勝利)

あゆはブレない。 そして3人揃って買物を兼ねた夕食に、先程のツインタワー周辺へ出かけてみた。 夜のツインタワーの美しさは大感動もんだった。
途中でCD屋に寄りたいと言ったら、2人共呆れ顔でついて来てもくれない。

そして、今までの旅行生活で初めてルイ・ヴィトンなんて店にも行ってみた。 へえー、こんな感じなのかー。こういう所は日本とあんまし変わらんのか。 としげしげと観察。
明らかに安っぽい服装の3人組だが日本人なら入れてくれるのかと感心。 何故行ったかは聞かないように。

一番マシか そして夕食は有名な店で(名前は覚えていない)海鮮料理を食う事にした。
新郎が薦めてくれていたカニの店は、Kが聞いた情報があまり定かでなく、 まろやかに無視。
店に入って2階席に案内されたのだが、厨房の隅の明らかに仮設席みたいな 場所に通される。席にも厨房の中を通って行く。 何でだ?日本人は嫌われているのか?差別か?

と、辺りを見回すと他の席はかなり盛り上がりの様子。
実は2階は貸切で誰かの披露宴会場になっていて、そこに俺達は混ぜてもらっていた事が発覚。 前日の謎を解く為にも3人してしっかり現地の人の披露宴を観察したのだった。

肝心の料理だが・・・?
エビチリ?食ったな。あと魚の姿蒸しと肉料理は何食ったか、最後は炒飯。 どれもよかったのだが、品名が全く思い出せねー。
あ、野菜炒めですごいうまかったのがあった。・・・ような気がする。

後で、同じ時間帯に新郎ファミリーも同じ店の1階で食事してた事を知る。
その後、おされなオープンエアーのバーで少し飲んで(当然食事時にも ビール他飲んだ)ホテルへ。最後の夜は静かに更けていった。


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