<GOGOぶちゃいくちゃん>



僕らのぶちゃいくちゃんを紹介します。

(ファンの人がいたらすみません。)




左から「E(ぶちゃいく)」「H」「S」

<台湾的人気歌手>のところで触れるつもりだった彼女(達)。
そこでは書ききれないと思ったので、独立させてみた。

そう、あれは2002年1月。
俺達とEちゃんの出会いは、見るともなく見ていたTVドラマだった。
いわゆる青春恋愛コメディだったのだが、見ていたTVの中で何故印象に残ったかというと、 それは主役が「不細工」だからに他ならなかった。

連続ドラマの途中なので、ストーリーはわからないが、この娘が、惚れていると 思われる男の前でドジばっかこくのである。
誤って男子トイレに閉じ込められる、ケチャップのべったりついたいすに座る、 しかもそれを恋する男にことごとく目撃される、全くべたなノリ続きの展開だった。
しかも他の出演者の女の子はみんな結構可愛いので、Kと2人で「何で?」と 言いながら見てた。
今んとこあれ以上の台湾TVドラマはまだ見た事がない。
というより、全編通して見たい位かもしれない。
この時は、Sは寝てたか本読んでたかで2人で見てた。
そして、謎は意外と簡単に翌日解き明かされた。

CD屋をぷらぷらしてると、見た事のあるお嬢さん達3人がジャケットに載った CDがある。

彼女達の名前は「S.H.E」。

当時は新人さんだったようでCDは1枚しかなかったが、結構売り出されてる 様子だった。
早速CDを購入し、中を見てみると彼女達の名前が載っていて、グループ名は 彼女達の名前の頭文字を取ったものと判明した。安直かつありがちである。
俺達は全員一致で、彼女達は早々に消えていくと思った。
ちなみにSとKはHちゃんという娘がタイプだったのだが、俺はSちゃんという娘。

そして2003年2月。
彼女達の存在をほぼ忘れかけていた頃、意外なところで、彼女達の名前を 見つけたのであった。
それは「地球の○き方<台湾>」の「台湾の娯楽事情」の項目で、そこには、 『SHEという3人の美少女グループは若者達の最新のアイドルとして、アルバム の売り上げはずっとナンバーワンだ。』などと書かれていた。

3人の美少女グループ!?これは確かめねば。

使命感?とともに再度台湾に渡った。
訪れたCD屋で見た衝撃の事実とは。
何とベストアルバムが発売されていて、しかも1位。
たった1年でCDも3枚も4枚も・・・。

そしてその後に俺は別の意味での衝撃に見舞われた。
彼女達のPVも当然TVで流れていて、そこでは3人が変な顔をするシーンがある のであるが、他の2人は恥らいを見せながらの態度で臨んでいるのに対し、 Eちゃんは前出の写真の通りの素晴らしいプロ根性を見せ付けたのである。
(他にも何度かきつい顔あり。)

そして俺達はこの頃までには、誰からともなく彼女の事を「ぶちゃいくちゃん」と 愛情を込めて呼ぶようになっていた。
だが、これで彼女の物語が終わった訳ではなかった。

日本に帰ってベスト盤についていた(買ってるし)VCDを(VCDはDVDの簡易版 と思って下さい。)見ると、そこには・・・。
何年後かの彼女達が集まってデビューしてからの軌跡を回想しながら追うという 設定になっていて、他の2人はやっぱりアイドルの範囲内でマダム風の格好 なのだが、Eちゃんは肝っ玉母ちゃん的な装いで、お腹は大きいし、こきたない ガキを連れてるし、という事でまたしても我々にプロ根性をまざまざと見せ付けて くれたのである。

もう彼女の姿勢には涙を禁じえなかった。
頑張れぶちゃいくちゃん。
遠くの空から応援してるぞ。
・・・と、これが旅の出来事か?

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