中学3年生の取り組み

作文・小論文の練習

 中3の国語では、日常に関係する題材や、高校の入試傾向に合った内容の課題を与え200字の作文を書きます。200字という量は、都立高校の一般入試(国語)で出題される作文と同じものです。原稿用紙半分という短い文章の中に、求められている内容をきちんと収める技術を磨きます。
 都立の推薦入試では、作文か小論文のどちらかが課されます。高校によって出題傾向があるので、各生徒の受験校の過去問を中心に何回も練習を重ねます。

漢字の暗記(国語)

 週1回、授業の冒頭に漢字テストを行っています。その数は年間40回、計800問になります。テスト範囲は事前に発表され、40問の問題の中から20問が出題されます。しっかり練習してくれば合格できる問題ばかりです。
 しかし、暗記が苦手だったり、1人ではなかなか練習できない生徒もいるので、不合格だった場合は次のテストの前に早めに塾に来てもらい、その日のテスト範囲をしっかり練習してもらいます。
 国語の読解力のためには漢字の知識が必要であることはもちろんですが、それだけではなく、きちんと事前に勉強して、暗記テストでは必ず合格する、という習慣を早い段階で身に付けさせることも重要だと考えています。

学力テスト・模擬テスト

 6月・8月・10月・12月に学力テストを行います。(塾生は全員受検します)。
 この他に、私立高校などの会場において実施される模擬テストが多数あります。(希望制ですが、受験生は複数回受けるのが普通です。申し込みは塾でまとめて行います)。
 どちらも点数の他に偏差値が算出され、さらに都立高校や私立高校の合格判定もされます。受験校を決める際、または学習計画を考える際などにとても重要なデータになりますし、テストの問題自体が貴重な勉強道具にもなります。

定期試験対策

 定期試験(中間・期末)2週間前には各中学校別のクラス編成となり、5科目(国数英社理)全てにおいて各中学校の教科書、試験範囲に対応した指導を行っています。
 各中学校ごとに過去の定期試験問題を研究し、教科書だけでなくノートやプリント類も入手し活用することで、確実に点数に結びつく授業を行います。定期試験専用の補習も実施しており、試験直前に特に苦手な分野を集中的に指導します。
 また、定期試験終了後も各中学校の問題や各生徒の成績を分析し、個人面談等をすることにより「テストの受けっぱなし」を防止して次回の定期試験対策授業に備えています。

家プリ(家庭学習用プリント)

 「家プリ全国制覇」は、家庭での学習時間を増やすための家庭学習用プリントです。640種類の豊富なプリントを用意しています。
 宿題ではないので強制ではありません。自分のペースでプリントを持っていき、家で解いたら先生に提出します。先生は丸付けをして返却し、間違えている部分などがあればその場で指導します。

進路指導と面談

 3月に生徒と面談し、現時点での学力を把握し、高校の選び方や今後の調べ方、勉強の方針などを確認します。
 6月には二者面談(保護者と担当講師)を行い、本人やご家庭のご希望を伺いつつ、具体的な高校名を挙げて話し合います。
 11月に三者面談(保護者と本人と担当講師)を行います。第一志望の絞り込みや併願受験校の最終確認、入試までの勉強方針の打ち合わせなどをします。
 その他にも必要に応じて何度も細かい面談を重ね、少しずつ進路を決めていきます。

集団討論(都立推薦入試)の練習

 都立高校の推薦入試では「集団討論」という試験があります。5~6人程度の受検生があるテーマについて30分ほど討論するというものです。
 推薦試験を受けることが決まった生徒は1月に集団討論の練習をします。話し方、聞き方、どういうことに気を付けて討論を進めていけばいいのか、などの注意点を指導します。

夏期講習・冬期講習

 夏期講習・冬期講習は、塾生は全員参加で、塾生以外の生徒の参加はありません。
 夏期講習は夏休み中の20日間(計60時間)で、冬期講習は年末年始(正月を除く)の8日間(計24時間)です。
 夏期講習では主に中2までの総復習と総合問題、冬期講習では高校入試過去問や入試問題演習などで勉強の総仕上げをします。