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■「1/35 M109A2 & A6」(塗装編))
前後編に分かれてしまった製作記事ですが、
後半は塗装記事になります。
…3個分あると結構な量になりますので(汗。

さて、まずはエアブラシ塗装になりますが、
A6のイラク戦争Ver.から始めています。
(エッチングパーツなどの関係から、
全て事前にプライマーを塗っています)

下地兼用の1色目はカーキ・土草色です。
今度はグリーンベースの2両です。

1色目はいつも通り?
ブラックグリーンのストックを吹いています。
(残り物へのブレンドなので濃緑色も混ざっているかと)
3色目はモデルカステンの新色?
「現用米軍色」というズバリな塗料です。

吹き上がりの印象はかなり白っぽいですが、
ウェザリングやウォッシングの類でトーンが落ちる事を
前提にして調色しているらしく、まずはこのまま進めます。

…当初は「レドーム」とか使うつもりでしたが、
試してみたかった、というのが大きいかと。
●「GO AHEAD!」(CV:サンダースのあの方)
2色目はストックのライトブラウンですが、
使い回しなので調色の内容は不明です(汗。
何とか終わった…や、今までキャラものとかで3個纏めて、というのを幾つかやってきているというのに、
今回のは久々に手間が掛かった様な気がしますね…。

ミリタリーものはエアブラシ作業が終われば毎回あっという間に終わるのに、
この塗装作業だけでほぼ1ヶ月を要した格好になっていますので。

次はいよいよ撮影編ですが、こちらも3個分ありますので、
画像枚数が多いんですよね…さて、出撃準備は出来ましたか?
消火器とか。
これまたいつも通りのRLM23とシャアピンクですが、
オリジナル装備なのでご了承をば。
フロント部の装備品なのですが、
黒いのは多分寝袋と想定してグレー、
黄色いのは毛布兼用?のシートと想定していますが、
濃い目に振ろうと一旦ダークイエローで戻しています。
グリーンベースの方は変化が分かりにくいですね…。

一応ですが、キャタピラと転輪ゴム、
工具類の塗装に使っています。
黒部分は先のA6同様、
オリジナルのジャーマングレイ(改)です。

…なんちゃって、のスタイルでも、
米軍カラーを使うとそれらしく見えるわけで(汗。
次はA2です。
当初、「A2=ベトナム戦」のイメージが有ったので、
これは単色の積もりでいたのですが、
A2は元々ベトナム戦時での射程・威力不足を受けて
無印から改装・設計変更された車両なので、
NATO迷彩の方が一般的、という事を直前に知り、
なんちゃってな色合いですが、迷彩を入れています。

でまあ、ベトナム戦イメージが抜けきらず、
航空機用のブラウンですが、新色の「タン」を試しています。
本来はスカイレイダーとかサンダーボルトIIに使うものですがっ。
塗装編ラストは今回の成果を3個纏めて。

膨張色と縮小色の対比も有り、
デザートカラーのを一番奥に持っていきましたが、
車体の大きさは全部同じだというのに、
小さく見えたり、大きく見えたりするので、
…次の撮影編でも気をつけねばと。
組立順の都合から、次はA2を出してみたり。

フィクション寄りのなんちゃってNATO迷彩ですが、

「カッコ良ければ(たぶん)正義」なので、
これで良いかと。



毎回言っている気がしますが、

「資料的根拠は一切ない」ので、

ご注意をば。
NATO迷彩の2台は、
フラットアース(車体中心)と
バフ(足回り中心)でウォッシングしています。


普段ならハルレッドを使う所ですが、
現用の自走砲はアルミ合金系の車体が多いそうなので、
サビを念頭に置いた色合いはやめて、
土と泥の中間っぽいこの色を選択してみたわけで。


…で、やってみたら結構いい感じに埃っぽい感じが
出てきたので、今後も使う機会が有るかなと。
続いては木部の塗装です。

ほぼ毎回同じ塗装パターンですが、
タンで下地を作っておいて、
クリアーオレンジを塗った後、
再度タンでドライブラシしています。



装備位置の違いが目を引きますが、
A2では砲塔側面のデザイン上の問題からか、
縦にしか装備されておらず、上面に集中していますね…。

A6に至って砲塔形状が平面構成になったので、
側面に横置きで装備出来る様になり、
上面には更に色々装備できるようになった、
…という解釈が出来るかと。
アウトリガー部分とか。
完成後は砲塔の陰になって見えない部分ですが、
簡単に擦れた感じとかを出してみたり。

射撃時の後座を受け止める部分なので、
使用していれば相応にエイジングされるかと。


…ベルゲパンター程手を加えておりませんが、
まあまあかなと(汗。
大体の塗装が出来た所で、
ストラップ類の塗装をしています。
資料とかが無いので想像の域を出ませんが、
ゴムベルト・布ベルト何れの場合でも、
黒系の色合いなら、まあ良いかなと。

ハイライトは細筆でさっと線を引く程度の塗装ですが、
乾燥するといい具合になじむかと。
次はバッグ類の塗装です。

当初、湾岸・イラク戦争時の砂漠迷彩パターンを
念頭に置いていたりしましたが、
上手く描けなかったりとかしたので、
結局グリーンベースの単色塗装で済ませています(爆。


デザートパターンならカーキ系の黄色~白系ベースに
マホガニー系の雲状迷彩、
グリーンベースならNATO迷彩の色合いがそのまま、
といった所ですが、…まだまだだなと(苦笑。
で、結局GSIの方が現用系米軍のイメージに近いので、
中間色はGSIの方を使用しています。

ハイライトがいつものRLM02なので、
大戦ドイツものと区別が付きにくくなっている気がしますが、
…アップにしても、あんまり違いが見えませんね…。

この辺は今後の課題かも。 <毎回
黒部分が一通り終わったので、次は緑です。
大戦ものドイツ車両のそれと差別化を考えていたので、
使える色は…と買い込んでしまいましたが、
中間色の色合いを変えて変化が出るかなと。

で、画像は同じ「FS34102」という米軍系カラーですが、
GSIのは戦後もの、
ガイアのは大戦もののオリーブドラブに近く、
後者はシャーマンとかT28に使えるかな、とか。
先にも書いた通り、
転輪ゴム色の変化が乏しかったので、
パッド部分も含め、
いつも通りのハイライトで済ませていますの図。



近場の建設機械などを見ると、
ゴムパッド部分はかなり白っぽくなっている事が多いので、
もう少し明るいグレーでも良いかな、
…と最近思う様になっていたり。
次はゴム部分です。
これまたモデルカステンの新色ですが、
物は試しなので…。


で、使ってみた感じとしては、
ハイライトとして使うよりは、
ベース色とした方が良い感じで、
結局この後ライトグレーでハイライトを入れています。


(アップ画像を出していますが、他の黒部分と、
あんまり差別化できなったので…)
次いで黒部分ですが、
ジャーマングレイに純色バイオレットとか、
各種の青関連が混ざっていたり。

…これ塗る前に、ビンの整理も兼ねて、
古めの塗料をドブドブ混ぜたかと(汗。









…そんな感じで米軍調のNATO迷彩がまず1個、
ですが、先のAUF1とかと比べると、
雰囲気が大分違うなと。
3色目はライトグリーンですが、
前回の残り(AUF1)を、
エアブラシのカップに加えて吹いています。
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3個目はNATO迷彩のA6です。
タミヤの取説ではコソボ紛争時の
カラーガイドが有りましたが、
それに準じた形でマーキングをしています。


余談ですが、デカールは殆どが
タミヤイタレリのA6キットから持ってきていて、
AFVクラブのキットから持ってきたのは…
ハッチ類の一部マーキングくらいだったり(汗。
そんな訳で塗装の済んだフィギュアを固定して完成です。
(お立ち台っぽいパーツが有るので、
1mmの穴を開けて真鍮棒で固定)


現用米軍の黄色って難しい感じですが、
タミヤのパッケ絵とかだと、
サンディブラウンに見えるのですが、
実際はかなり白い様ですね…。


固定観念に捉われず、
各人が「カッコイイ」と思えるような、
…そんな色合いになっていたら良いなと。
車体の塗装も済んだので、
付属のクルーフィギュアを塗ってみたり。

タミヤの解説にはデザートパターンのガイドも有りましたが、
上手く描けなかったので、ほぼ単色の塗装になっています(汗。



画像が3枚ありますが、1枚目は車体塗装時に
エアブラシで基本塗装だけしておいた状態、
2枚目で概略の塗り分け、
3枚目がスミ入れ、ウォッシング後の画像です。



ボディアーマー部も本来なら迷彩塗装をされるもの
ではありますが、色合いの変化をつけたかったので、
グレー系でまとめてあります。

他、ヘッドギアはカーキ系のグリーン、
ゴーグルは最後にクリアーを塗って、
それらしく透明感を出しています。
ラストはエナメル塗料によるウォッシングです。
イラク戦争Ver.のA6はトーンを下げる意味合いもあり、
デザートイエローにて行っています。

…上の画像と比べて、
少し濃い目の色合いになっていますが、
かなり落ち着いた感じになったかと。
砲塔上の照準手用ペリスコープのガラスですが、
銀地にスモークグレーを塗っています。

AFVクラブのキットではクリアパーツになっているので、
普通にスモークのみで良さそうな気がしますが、
こっちは不透明パーツなので…。
ジェリ缶そのに。
水用と予備燃料とで色分けしておいた方が
模型的にも良いので、それらしく色を付けています。

パーツ的にも若干モールドが違っていたりするので、
確認しながらの作業になりますが…。

今回は米軍装備を念頭に置いているので、
カーキ系の色合いでグラデーションをかけています。
残りの2台に関しては、
ベース色が緑という事も有り、
中間色とハイライトの2色のみ、
で済ませています。


A2の方はジェリ缶のみですが、
他に装備品が有れば、
適当に色を乗せてチェックしていきます(ぇ。
次は黒部分に黒鉄色をドライブラシ。

この時、一緒にチッピングの類も入れていて、
角の塗料が擦れている状態とか、
雨だれ跡の表現のガイドにしています。



余談ですが、転輪部のゴムの塗り分けに関して、
当方は結構いい加減な塗り分けで、
このドライブラシ作業とかではみ出た部分、
スミ入れで届かなかった部分に塗料を乗せるので、
あまり難しく考えずにやってしまった方が、
いろんな面で楽ではないか、と思ったり。


そもそも、「塗りながら組む」というのが、
ことAFVにおいては余りないので…ね(汗。
ここからは筆塗りによる細部塗装です。


…まあ、似た様なのが3枚続くのですが、
まずはジャーマングレイによる黒部分から。

この作業と相前後してデカールも貼ってある訳ですが、
いつも通り、マーク類も一緒にウェザリングするためで、
小奇麗な作例を目指すなら、
このタイミングでは貼らない方が…。
そんな訳でエアブラシ作業も終了ですが、
こうしてカラーリングを変える事で、
それなりに差別化を図る事も出来、
見た目の変化もつけられるので、
やってみると面白い…かも。

…作業量としてはトンデモですけどっ。
ここからは迷彩塗装です。
まずはレーダーブラオンによる細吹きです。
2色目は米軍らしさを出すため、
カーキグリーンを吹いています。