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■第22回 「VK4501(P) ポルシェティーガー」(ドラゴン&プラッツ)
ドイツもの連作か…そんな訳で2016年最後は久しぶりに大戦ものを
イチから組んでみようかと。

さて、キットはドラゴン及びプラッツブランドでリリースされている
ポルシェティーガーなのですが、元キットがドラゴンの実戦参加版まんまなので、
ガルパン劇中に登場した試作型とは色んな部分が異なっていて、
各所で先祖返り作業(!?)をしていく事に…。

画像はいつもの箱と中身ぶちまけ状態ですが、
現用ものに比べればボリュームは少なめといった所ですが、
本体以外にキャタピラとかフィギュアも有るので…記事も結構長めかと。

一応経緯的な事を書いておくと、独ソ戦でのT34ショックも有り、
ドイツ側はVI号戦車の開発を加速させる事になり、
ポルシェ及びヘンシェル社で「VK4501」(45t級のプラン01)を試作、
結果車体はヘンシェル、砲塔の基本設計はポルシェ案を改訂し、
ティーガーIとして1942年から実戦参加する事になる訳で。

で、キットの中身は元々エレファント(P虎案は不採用になった為、
不要となった資材を使用して製作された駆逐戦車)の指揮戦車として
クルスク戦に参加した実戦参加版の車両を再現したもので、
…まあこの後の工程で分かるかと思いますが、
追加ディティールを埋め戻す工作が必要になります…(脂汗。


工作は砲塔部に移っています。

砲尾と防盾パーツを組んでから、
左右のパーツを挟み込むスタイルですが、
右側面の形状が異なるパターンが有り、
極初期の砲塔はピストルポート、
後に(緊急時の)脱出用ハッチに変更されています。

まあ、実戦参加版が脱出ハッチで、
ガルパン版がピストルポートなのですが…。

一応言及しておくと、試作時の砲塔は側面形が完全にフラットで、
そのままでは砲身が俯角を取れなかった為、
天板の中央部分がトサカ状になっていた訳で。

で、生産工程を簡略化するために、
俯角の付いた天板に変更された経緯が有るので、
本当の意味でのガルパン仕様にするなら、
側面を平面に削り落として、天板をスクラッチ…
…しなければなりませんケド、

『アグレッシブに攻めるのもいいけど、
 リタイアしたら元も子も無い』
ので、
身の丈に合った改造作業をしている次第(ぇ。
(MG誌の過去記事では側面にテープを貼ってガイドにして上面を削り、
天板は裏側から切れ込みを入れてフラットにする力技が紹介されています、
その際キューポラ位置を嵩上げしたりトサカ部を自作ないし改修する必要が有りますが…)


後部の雑具箱はIV号戦車のものがそのまま装備されていますが、
取付方法が独特なので、
比較画像を出しています。

ガルパン版の方にもキャタピララックを追加してますが、
設定画には見受けられ無い箇所なので、
中央部の支柱だけあれば良いのではと。
改造個所のおさらいですが、
1.操縦手及び通信手用の側面ハッチのモールド追加、上面のペリスコープは無し
 (実際には耐弾性能向上のため、溶接された跡)
2.ワイヤー装備用のフック類(ガルパン版は基部ないし留め具のみ)を再現
3.シャベル・手斧の装備位置変更
4.フェンダー後部に消火器がある
5.ジャッキはなぜか2個装備、
6.しかもエレファント初期型等で見られる箱型器具?に片方をひっかけるタイプ
 (IV号も含め、通常は門型のラッチで2か所を留めるタイプ)
7.最後部のグリルにはメッシュが無い
8.プラッツの取説には取付指示が有りますが、
 画像で見る限り、車体後部のフックは2個だけなので、取り付け不要の箇所が有る

9.車体上部、砲塔のガード板(突起)は試作車両には無いので削る
10.エンジンデッキパネル形状が違う(上記事参照)


…といったところですが、
2.は先の実戦版からトレード、3.はキットパーツをバラして再接着、
4.はキットの余剰パーツとタミヤのIV号装備品セットの残りから、
5と6.はエキスパート版キットのパーツにエレファント後期型(ドラゴン製)の
 余剰パーツがあったので都合4個準備できました…(苦笑。
7.は、まあキットパーツまんまなのでアレですが、
 実戦参加版ではエッチングパーツが非常にヤワで、
 補強も兼ねて追加ディティールを入れています(脂汗。
8.…は、まあなんというか、折角ガルパンと言う未曽有のヒット作品(俺的)によって
 AFVプラモに新規参入組を果たした人たちが、どう思うか、…でしょうね。
 や、個人的にはこんな内容のキットに取説だったら…
 …まあ、以後プラッツのキットを買うのに躊躇してしまうよなと(苦笑。
(こういうのがここまで続くと、メーカ自らビジネスチャンスを潰しているとしか見えないのですが…)
肌色を作っていきます。
ナカジマとツチヤはキャラクターフレッシュで纏められますが、
ホシノとスズキは日焼け肌なので、
どうしようかなと思案していましたが、
GSIのEXカラーに「クリアブラウン」が有りましたので、
これをベースにして日焼けサフレスっぽい色を作ります。

で、作ったのはクリアブラウン数滴にクリアオレンジ数滴を、
クリアで数倍に薄めた塗料になるのですが、
まあこれで最終的にそれっぽい色になればと。

…今後、1/8クラスの水着キャラとかを、
日焼け仕様で塗る時とかが有れば、
…ちゃんとエアブラシ仕様で調合するかもですが…(汗。
装備品の装着状態を比較画像にしてみました。

ガルパン仕様にはワイヤーが装備されておらず、
金具の基部だけ残っていたりしますが、
元キットに付属するエッチングパーツを逆移植したり、
キットのパーツを切り落として、
箱状態になったパーツを貼り付けて対応しています。


他、余剰のエッチングパーツで留め具を一部で
再現していますが、
…だんだん慣れてきてしまったのか、
このパーツだけストックが無くなってきた罠(苦笑。
車体後端部に関しては、
実戦参加版のみにメッシュカバーが付いていますが、
キット付属のエッチングパーツがヘロヘロなので、
剛性確保ついでにディティールが追加されていたり。

…これでこっちの作例では内部のメカが、
ほぼ見えなくなっています。 <要するに自己満足です
天板部分は無改造でいけるかなと思っていましたが、
ベンチレータが無いのでパテ埋め、
前側の溶接モールドも無い
(元々試作仕様はフラットなペタンコ板)のでパテ埋め、
パーツは入っているのですが、取説に記述が無いキューポラを、
ストックの初期型キットの取説を見つつ初期型タイプにしています。

まあ、これは実戦参加版の車両が重駆逐戦車大隊の指揮車両、
という位置付けなので、着弾観測用のカニ眼鏡とかを
ハッチを空けずに突き出せる様、丸い小ハッチが付く
特殊なタイプを装備しているからで、
更にプラッツ側がその取説をまんま使っているせいの事態ですね…。

…パーツが無いならともかく、有るのに異仕様で組ませてしまう辺り、
メーカの(ガルパン)愛を疑うというか、
信頼度がダダ下がりになる内容ですね、これ(苦笑。
●「何やってんの、失敗兵器相手に!」(注:ガルパン版 P虎の撮影編です)
今度は吸気部のメッシュカバーです。
元キットの方にはエッチングパーツが付属しますが、
プラッツのガルパン版キットには付属しないので、
自作する必要が有り、市販のメッシュパーツから、
使えそうなタイプをセレクトします。

…で、下画像で出ていますが、
実際やってみると30番のタイプが目地が合う感じで、
実際に網になっている分、
精密感はこっちの方が上だったりする罠。

因みにこの部分、試作車両は前後のスロープ部の太さが同じに描かれていますが、
気にしたら負けなのでパスしています(苦笑。
改造…と言うか埋め戻し作業が続きます。

車体上面のペリスコープを埋める以外に、
モールドを埋める箇所はまだ有って、
試作版はフェンダー上にライトが有りますので、
本体に有った取付ダボは埋める事になりますけど、
…都度サフを吹いて確認してくべきだったかも(謎。

…や、肉ヤセしにくいタイプのパテを使うべきだったかも(汗。

追加工作としてライトコードを真鍮棒で再現していますが、
このアングルだと殆ど見えないですね…。
実戦参加版の方は色数を増やし、
スモークを使い、雨垂れ跡や黒ずみを意識して、
それっぽくなる様に描いていきます。
最後にレッドブラウンを描いて完了です。

単純な蛇行パターンではなく、
やや太めの帯を描くので、意外と難しいかも。
先のおさらい編で書いてますが、
試作型とクルスク戦時のエレファントでは、
ジャッキの装着方法が異なっており、
後期型のキットから分捕って2個のジャッキ固定具を
製作しています。
他、ガルパン設定画にはフェンダーのフラップを固定する
スプリング(開または閉状態を保持するための物)が無いので、
付けずに完成となります。

…本当は有った方が良いのですけどね…走行時にバタバタしますし。
そんな感じで車体上面の基本が出来てきましたが、
改造工作はまだまだ続きます…。
今回も何とか終わりましたね…2016年はスケール物をガンガン作り倒した結果、
今回ので年間製作数が20個にまで伸びたので、我ながら良くやったなと。

しかし、ラストはサクサクと組んで塗って終わりかと思いきや、
改造箇所が後から後から出てくる事態になったので、
想定していた以上に面倒なアイテムになった気がしますね…(溜息。

さて、この後は撮影編ですが、色々とアレでしたし、やはりセリフとしてはこれかなと(をい。
…で、もう片方は、劇場版でOY防衛線に至る前のアレですけど…いいのか、それで(苦笑。
完成したところでカメラテストを幾つか。

女子高生の身長、と言うのを差し引いても、
大戦時のドイツ車両がデカイ、ってのが伝わるかと思いますが、
ポルシェティーガーは側面のハッチを溶接してしまった為、
乗り込むのに一苦労するのではと。

まあ、側面のフェンダーからよじ登れるかとも思いましたが、
フェンダーですら彼女たちの頭の位置ですし、
前か後ろからでないと厳しいかと。
まあ、それすらも一人では厳しい高さなので、
色々とコツが必要になりそうだなと。

他、余計な話ですが操縦手と無線手は
(側面ハッチを溶接してしまった為)砲塔部から
出入りするしかなくなってしまい、
更に砲塔を前に向けていると、
装填手と照準手シートに阻まれて出入りできなくなる、
という欠点を持っていて、
その為、戦闘時以外では砲塔を後ろに回して、
キューポラないし装填手ハッチから出入り出来る様にしています。

(ガルパン劇場版でも移動中のシーンが出てきますが、
それにはこういう意味が有った、っていうお話、
恐らく保管時とか整備目的で外に出た場合もこの状態かと)
次に細部の塗装をしていきます。
靴は黒~ブラウン系、ツナギのポケットと
パンツァージャケットはフタロ青~ダークブルー、
後はツチヤのスパナとかになるかと。
基本色は黄橙色です。
画像が連続しますがツナギ部分です。

ベース色はオレンジ。
続いて髪です。
ツチヤだけが茶髪風、他はブラウン系で纏めて見ましたが、
ホシノは取説だと黒・青系なのですが、
パケ絵とかだとやはりブラウンなので、
こうなっています。

ただ、多少色調が違うみたいなので、
キャラ別にハイライトの色を変えたりして、
少し違いが出る様にしています。
組立が終わった所で、
プライマーを混ぜた塗料を使い、
傷とか消し忘れのパーティングラインが残っていないか、
チェックしています。
(因みにレッドブラウンですが、
一旦筆に含ませた後、適当に拭取ってプライマーを塗る、
というやり方でこの状態になります)
車体が済んだ所でフィギュアの塗装に入ります。

用意したのは、別売りのレオポンさんチームセットと、
キットのエキスパート版に付属している半身像、
の計5体になりますが、
プラッツブランドとは言え生産は国内のベルグさんですし、
原形も非常によく出来ているので、
興味があったらお勧めのアイテムかも。
…で、こちらはこれで作業が完了なので、
カメラテスト画像がここで来る訳で。

良く知られているティーガーIと違い、
重厚さがあまり出ていないデザインだからなのか、
やや不人気な部類に入るかと思いますが、
ガルパンを機に一気に有名になってしまったので、
そのうちタミヤイタレリから出たらまたやるかも、とか(ぇ。


…や、プラッツから三度の改訂版が出るかもですけど、
改修箇所が非常に多いので、
完全版は…まあ出ないでしょうね…。
塗り分けが済んだ所でエナメルによるウォッシングです。

ガルパン版は色数を減らし、
ハルレッドのみでのウォッシングです。

まあこれ、ブラウンなんですが赤成分も有るからか、
本体の青と重なった時、紫にも見えたりするので、
中々に面白い色合いになるのではと。
消火器部分も、いつも通りのRLM23とシャアピンク。

ジャンクパーツの都合上、
手を加えまくったタイプに設定画に近い奴、
発見時仕様の方に別サイズのを使っています(爆。
今度は装備品の木部です。
これもいつも通りですが、
クリアオレンジをちょっとだけ残す感じで、
タンとセールカラーを使って雰囲気を纏めています。
黒鉄色に関しては質感を持たせる、
っていう意味合いが強いのですが、
エッジ部への集中によって擦れた感も出るので、
割と各所に使っているかと。
画像を分けてみましたが、
キャタピラ部分の色付けです。

以前の連載記事でも書きましたが、
表面は擦れつつも奥まった部分にはサビ、
というイメージで使い込まれ感を演出しているので、
奥まった部分に残る色から順番に色付けしている訳です。

他、時間経過的な意味を持たせるため、
汚れや傷が変化して錆が浮く、
という順番の逆をなぞる事で質感を表現できるので、
覚えておくと役に立つ…かも。
更に、エアブラシの圧力と塗料を絞り、
迷彩模様を描いていきます。

カラーガイドを見つつ、まずはダークグリーンです。

クルスク戦時の初期型エレファントが
ダークグリーンの網目模様だったので、
こっちもそれかな…とか思いましたが、
割と一般的なスタイルの3色迷彩の様です。
2色目はダークイエローです。
(GSIのではなくガイアノーツのやつ)
やっとこさの塗装開始です。
いつものプラサフを吹いておりますが、
今回は改造箇所が多数有る為、
パテ埋め箇所のチェックも兼ねていますが…。

奥まった部分は再修正出来なかったため、
そのまま進めます(ぇ。
画像の方はパーツの仕上がり具合と
取付状態の画像になりますが、
試作時と量産時とで、ここまで違うというのが分かるかも。


まあ、元々が量産バージョンを初号機に
先祖返りさせているのでしょうがないという所ですが、
箱がシールされているプラッツのキットは、
中身が確認できないので、
「プラッツとは言え試作型のP虎がリリースされる時代になったか…」とか
思ったものですが

(90年代末にイタレリから試作型のキットが出ていますが、
ほぼ絶版状態ですし、エレファントのパーツを多数流用しているので、
それはそれで難物なキットになる、ってのは確定していますが)、

家帰って中身を見たら昔の量産版だったので、
(デカールだけか…)とガッカリしたのが記憶に残ってますね…。
順番が前後しますが、
試作時のP虎を再現するに当り、エンジンデッキも
改造が必要だったので、先行してフックを自作していますが、
キャタピラ製作時の金属冶具を使い、
これをゲージにして同じ幅のフックを製作している訳で。

縦方向の長さが違うのは、
取り付け時に便利なのでそうしている訳ですが、
一度穴を開けてみると分かるかも。


で、エンジンデッキの工作ですが、
当初キットパーツを切り落として新造、とか考えていましたが、
設定画とかを見ると段差も有るので、
一旦キットの凸モールドを削り落として、
フラットにしてから0.5mmプラ板で基部パーツにしています。

後、小ハッチは余剰パーツとジャンクからデッチ上げていますが、
後端のヒンジ部は、キットのパーツを削いで付ける、
…のが設定画に最も近くなりますが、
今回はジャンクパーツからデッチアップしています。
車内構造をデッチ上げています。
当初、適当にエンジン隔壁を付けるだけの積りでしたが、
ガルパン版仕様は最後部のスリット部にカバーが付かず、
そのままだと素通しになってしまうので、
モーターっぽく見える様、適当にパーツを詰め込んでいます。



余談ですが、現代技術でチューンナップ、という事を
考えた場合、エンジンのパワーアップもさることながら、
モータの効率化とか、モータ制御機器を高性能化する、
とかが有ると思いますが、まあ自動車部の事ですし、
コッソリ燃料電池とか仕込んで有るかも、とか。
改造作業が本格化しています(汗。

まずは側面のハッチ跡を再現します。
やり方としてはコンパスカッターで何度かケガいた後、
タガネで彫り直していっているだけですが、
これだけで十分に雰囲気が出るかと。

この部分は試作車のみの仕様で、以後の生産型では溶接ないし
最初から一枚板(基本的にドイツ車両は後で穴開けするスタイル)の
仕様になっている部分ですね…・
でもって装着状態です。
試作時の時点では、
センターガイドは全てのコマに付いていましたが、
石や泥が詰まり易かったからなのか、
以後のタイプ(エレファント等)では、
1コマ置きに変更されている訳で。
(接地面のパターンは下駄歯型から滑り止め付きになっていますが、
クルスク戦時は下駄歯型、エレファント改修型から滑り止め付き)


こういう変遷とかを覚えておくと、
どの時期の生産型なのかを確定させられるので、
考証に拘るなら…って所ですが。
そんな感じで完成状態ですが、
108枚組むのに3時間くらいはかかるので、
面倒と言えばそれまでですが…。

手間相応に応えてくれますし、
やって損はしないかも(ぉ。
組み方はいつも通り、
テープ上に一気に並べて、
一気にピンを接着していきます。
ベルト式の手軽さも良いですが、
完成後のソリッド感というか、
シャープさがベルト式とは段違い、
…の様子が分かるかと思いますが、



う~ん、最近のドラゴンはどうして劣化版というか、
こういう余計な事をしてしまうのかなと(ぼそ。

…や、ベルト式から、連結式に替わるならともかく、
ベルト式に戻った末に劣化ディティールってどうよ、
…って気がするんですけど…。
マジックトラックも久しぶりですが、
いつも通り?2個一組で54組作って、
どんどん繋げて108個にしていき、
枚数を揃えた後、
内側に更にダーッと接着剤を流し込んで置き、
適度に生乾きの内に車体に取り付けます。
続いてはマジックトラック版です。
パーツが2種類入っておりますが、
センターガイドの有無で2種類ある訳で。

…取説の書き方が分かりづらいですが、
片側108枚で作業します。
キャタピラ作業に入っています。
まずはキット付属のベルト式になりますが、
いつもの軸打ちをした後、
接触面に瞬着を流していきます。

…例によって少し長いかも(苦笑。
そこらの余剰ランナーで自作した割に、
割と違和感なくフィットするなと。
フック部を自作しています。
プラ棒ないし真鍮棒を曲げるべきですが、
ランナーの切れ端を使って、それっぽく加工していきます。
転輪が付きました。
キット的には突起の有る方が無可動、無い方が可動(スイング)します。

…まあ、あんまり水平に組めない感じなので、
サス組時に気を付けて置く事とか、
キャタピラ組んだらちゃんと固定しておくとかが、
必要になるかと。
●飽きたのでTOPページに戻る●
工作はまず足回り、サスペンションからです。
ポルシェ設計のサスは縦置きトーションバーと言われていますが、
ヘンシェル社の千鳥配置式の横置きトーションバーに比べ、
コストは抑えられたものの、振動とかは結構酷かった、
とか言われていますね…。

現用車両でもこのスタイルは採用されていませんし、
…先進的過ぎたのかなと。
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●「こっちこっち~♪」(注:実戦参加版P虎の撮影編です)
最後の工作として、撮影とか飾り用のベースを付けていますが、
今回は手近に有った透明アクリル板を使用して、
ナカジマ以外のキャラを纏めて飾れるようにしてみました。


どうして3人だけになったのかと言うと、
レオポンマークの付いたキットには、
パンツァージャケット姿のナカジマが居るからで、
画像を撮った時に5人いるのも何だかな、
って単純な理由からです。


しかしながら、4人を纏めて画面に収めようとすると、
2階から身を乗り出した形のナカジマと、
他の3人との収め方が難しくなってしまい、
…さてどうするかなと(脂汗。
最後に瞳デカールを貼り、
艶消しコーティングをして完成です。

…さて、老眼が進んで来たのか、
瞳デカールの貼り方が難しいキャラが何人かいて、
万全を期すならヘッド部と髪の毛を分けておいて、
直前に合体させる方が、前髪とかが邪魔にならないかも、とか。

…や、小さいから塗装後に接着、って結構難しいんですけどね…。
3色目、ハイライトはRLM04です。

どの色も隠ぺい力の弱い塗料なのですが、
この特性を逆手にとって、
先にプライマーと一緒に塗っておいたブラウンが、
凹モールドにだけ残る形になるので、
良い感じにシャドウっぽく見えるかと。
次はシャツ部分ですね。

白まんまだとコントラストがキツ目になるので、
ハイライトはグランプリホワイト迄にしておくべきかも。

…しかしまあ、仕様とは言え、
軍手をした女性キャラなんて初めてかも…。
実戦参加版の方は、
定番のフラットアースに足回りのバフです。

エンジン及びモータのパワー不足で
地面にめり込んだ逸話も有る同車ですので、
土とか砂をイメージした色は必須かなと。
エアブラシによる基本塗装が済んだので、
順次筆塗りでの塗り分け作業をしていきます。

まずはキャタピラなどの金属部に、
ジャーマングレーですね。
ハイライトは残り物の塗料ですが、
…先の画像とあまり区別がつかない罠。

…や、あんまり減らないというか、
足して使うせいも有って、まるで減りませんね…(汗。
3台目はダークイエローを作っていきます。

まずはプレシェード扱いの土草色です。
ハイライトはライトブルーです。

アニメのイメージを重視するなら、
もう少し暗めでも良いのですが、
…この後の作業でトーンが落ちるので、
明るめの色合いで纏めています。
好みというのは人それぞれかと思いますが、
当方は青みがかった黒が好きなので、
グレ~白のを混ぜてのグラデーションはかけず、
こうして青を吹いている訳で。

(過去記事のノイバウとか参照)
塗装下地は黒です。
まあこれもいつも通りですが、
今回は久しぶりにジャーマングレイですし、
ベース色としても使っています。
そんな所で工作が完了ですが…今回は当初の想定を超える形で
色んな所を改造した感じになりましたね…。

ポルシェティーガーは、
「エンジンで発電してモータを回す」という、
現代で言うならばハイブリッド戦車を目指した車両なので、
後のティーガーIと比べて、
(前側に変速機が無いため)砲塔が前のめりのバランスになっています。


…まあ、昔はこのアンバランスさがブッサイクに見えていて、
買ったはいいけど優先度が上がってこなくて、
結局骨折入院前後のアレで廃棄してしまいましたが…。

数年を経て、
まさかガルパン仕様を組上げる為に、
こうして改造までする事になるとは…。

…長生きはするものだなと(ぇ。
接着イメージを出していますが、
ピンがコマの内側に来る関係上、
ランナー部を後でもぐ、ってのが面白いかと。

…いつもはニッパーでプチプチと切っていきますが、
今回のは結構面白いかと(ぇ。
3台目は連結可動式です。

ガルパン版は試作時の姿そのまんまなので、
接地面パターンは下駄歯型に加え、
センターガイドが全てのコマに付くタイプなので、
劇中仕様に拘るならこれが必要になる訳で。

…まあこれ、プラッツのキットのリリースを受けて、
急遽発売されたようなアイテムですけど…(笑。
張り具合の調整をし易い様、
事前工作としてシャフト部を延長しています。


…にしてもこのキットのダボ部、短いですよね…
フロント部の工作と改造を始めています。
ガルパン版(試作仕様)はエキスパート版のパーツを使って
追加装甲の無い、素の姿を再現せねばならないので、
増加装甲付きのパーツを使わず、
プラ板でダイエット状態を再現します(ぇ。

天板側のパーツももう少し削り込んで、
傾斜をキツ目にするべきかもですが、
今回はまあ、コレで。