<ウイズアス・プロジェクト>
支援先と支援内容のご紹介
その2

福幸絆プロジェクト
寄木浜辺の里 ワカメ養殖復興支援事業
宮城県南三陸町歌津寄木の漁師さんたちへのご支援
(内容更新:2023年12月14日)


2019年5月以来3年間、
コロナ禍で訪問できませんでしたが、
2023年6月2〜3日、
4年ぶりに寄木の漁師さんたちを訪ねてきました。

たくさんおしゃべりし、
たくさんおいしいものをいただきました。
とても楽しい時間でした。
ありがとうございました。


★寄木 福幸絆プロジェクト10年記録Photo Book製作★

寄木の漁師さんたちの復興のご様子と
<ウイズアス・プロジェクト>との交流の10年の記録として、
2021年3月に、Photo Bookを製作しました。



寄木の漁師さんたちにチョコレートと一緒にお送りしました。
「こんなことがあったなあ」「こんなに早く高台のことを相談していたんだなあ」
「10年は早かった」などなど、しみじみ懐かしく見てくださったそうです。
寄木ファミリー(支援者)もご希望の方にお分けしました(実費)。
これまでも、これからも、ずっと側にいさせていただけたらと
感謝の気持ちとともに思いました。


福幸絆プロジェクト
寄木浜辺の里
ワカメ養殖復興
支援事業
(当初は「平成23年度」とプロジェクトを立ち上げた年がプロジェクト名に入っていましたが、その後も継続して支援しているため、この年号をはずして表記しています)。

『福幸絆プロジェクト 寄木浜辺の里 ワカメ養殖復興支援事業』とは?
宮城県本吉郡南三陸町は、2011年3月11日の地震・津波で、膨大な被害を受けました。
海岸地域は家も仕事場もほとんど流され、人々は避難所や仮設住宅に移って生活を続けています。南三陸町の漁村の一つ、歌津の寄木地区の漁師さんたちも、家だけでなく、ワカメや牡蠣の養殖、アワビやウニの漁などの施設や道具すべてを失い、今は瓦礫撤去の仕事で生活をつないでいらっしゃいます。
大変厳しい生活をされていますが、「もう一度、消費者の皆さんに喜んでいただきたい」と、ワカメや昆布の養殖再開に前向きに取り組んでいるとうかがい、<ゆの実>会でもわずかながらも何かご支援させていただけないかとご相談し、当プロジェクトがスタートしました。

寄木地区の漁業
☆歌津には18の漁業集落があり、寄木集落はそのうちの一つです。今後も漁を続けて行くと決めた漁師さん22軒(2011年8月から2019年5月現在まで同じ方々)を<ウイズアス・プロジェクト>では応援しています。
☆地震前の産品は、ワカメ・昆布・ほや・牡蠣の養殖、アワビ・ウニ・ふのり・マツモ・ヒジキの採取などで、漁は各家ごとで行い、宮城県漁協に買い付けてもらったり、各自の直販ルートで販売していました。
☆ワカメ漁に関しては、浜辺に共同処理場があり、そこで収穫後のワカメの処理や製品化をしていましたが、その共同処理場も津波で瓦解しました。
☆地震の後、寄木地区の漁師さんたちの中で余力のある方々は、各自ワカメの種付けを始めています。ただ、そのためには来春の収穫時までに、ワカメ処理場の修復が急務となります。宮城県漁協に共同処理場の修復を申請していますが、県漁協に所属している集落としては小さいこともあり、順番を待っていたら、随分先になるとのことでした。
寄木地区の
漁師さんたちへの
<ゆの実>会の支援活動


ご紹介用のチラシを
ご用意しています。
配布のご協力を
いただける方は
ご連絡ください!

yunomikai-wup☆khf.biglobe.ne.jp
☆を@に変えてご送信ください。



▲2015年3月3日に使用開始した寄木浜のクレーン。








▲2011年11月4日のワカメ種付け体験ツアーの様子(寄木にて)
詳しくはこちら 
◎寄木地区のワカメの共同処理場の設備復興の資金協力
 
◇ゆの実会では、寄付金募集、バザー開催、商品開発・作成・販売、
 チャリティーイベント開催などにより、資金調達を行います。
 
・ゆの実会の上記活動だけでは資金調達は不十分なため、
  このプロジェクトの周知&協力お願いのチラシやHPを作成し、
  知人・友人を通して、幅広く協力をお願いしてまいります。
 ・一定額の資金が集まったら、その都度、福幸絆プロジェクトの口座に振り込み、
  活用していただきます。
  2019年6月4日までに、総額約1,350万円を寄付させていただいています。
 ・復興状況について、漁師さんたちからご連絡をいただき、
  メルマガやHPなどで、支援してくださった方々にお伝えするようにいたします。
 
◇2015年春までの支援金の使い道
 プロジェクトを立ち上げた当初(2011年8月末時点)では、
 ワカメ養殖再開のための資材や機器を購入する費用を支援することが目標でした。
 また、共同水揚げ場の整備のための費用としてお使いいただく予定でしたが、
 こちらは公的復興費で賄われましたので、プロジェクトからの寄付は、
 浜に取り付けたクレーンの費用に使っていただきました(写真左)。
 他に、共同水揚げ場に設置する簡易トイレや、
 漁協から震災後に借りていた漁船の買い上げにも使っていただきました。

◇2015年夏からの支援内容
 震災前には、寄木の浜に作業をするための建物がありました。
 水揚げしたワカメを茹でたり、塩をまぶしたり、いろいろな作業をそこで行い、
 また機材や材料などを置いておくことができました。
 その建物も、津波で枠を残して流されてしまいましたが(今はすべて撤去)、
 やはりないと不便ということで、漁師さんたちが「次は作業場を」と目標を掲げ、
 お金を貯めていかれることになりました。
 <ウイズアス・プロジェクト>も資金のカンパをしていきたいと思います。

◇2016年秋
 以前は浜辺に処理場があり、わかめや帆立など海産物を水揚げした後に、
 様々な処理をその処理場でされていました。
 津波がわずかな鉄骨だけ残してすべてをさらっていってしまってから5年半、
 やっと待望の処理場ができ、風雨を避けながらの作業ができるようになりました。
 <ウイズアス・プロジェクト>も資金援助をさせていただきました。

◎収穫したワカメなどの販売協力
 ・ゆの実会メンバーへの販促
  今後は必要に応じて、以下のご協力もしたいと考えています。
  ・収穫したワカメの放射線被害の有無について確認をしていくための協力
  ・ワカメなど漁産物の収穫が落ち着いて来た段階で、定期購入者の募集・管理

◎寄木地区の漁師さんたち(ご家族)との交流
 ・ワカメの種付けや収穫ツアーの開催 
詳しくはこちら 
  ☆第1回:2011年11月4日にワカメ種付け体験ツアー実施
    (関東・関西から19名参加)
     ワカメの種付けと、沖合へのブイへのくくり付け見学など。
     寄木の皆さんにご用意いただいたお食事で、
     楽しく歓談させていただきました。詳しくはこちら 
  ☆第2回:2012年3月29〜30日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東・関西から47名参加)
     被災地見学・お参り、仮設住宅見学、漁師さんやご家族との交流夕食会、
     ワカメ収穫作業のお手伝い、交流昼食会(漁師さんのご家族が
     ご用意くださいました。ご馳走様でした)詳しくはこちら 
  ☆第3回:2012年10月26〜27日にワカメ種付けお手伝いツアーを実施
    (関東・関西・ドイツから27名参加)
     被災地見学・お参り、仮設住宅見学、漁師さんやご家族との交流夕食会、
     錘り作り作業のお手伝い、交流昼食会(漁師さんのご家族が
     ご用意くださいました。ご馳走様でした)
  ☆第4回:2013年4月3〜4日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東・関西から45名参加)
     被災地見学・お参り、漁師さんやご家族との交流夕食会、
     収穫・袋詰め作業のお手伝い、交流昼食会(漁師さんのご家族が
     ご用意くださいました。ご馳走様でした)
  ☆第5回:2013年11月29〜30日にワカメ種付けお手伝いツアーを実施
    (関東・関西から33名参加)
     被災地見学・お参り、漁師さんやご家族とのお茶会・夕食会・交流会、
     ワカメの種付け作業のお手伝い、交流昼食会(漁師さんのご家族が
     ご用意くださいました。ご馳走様でした)
  ☆第6回:2014年3月20〜21日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東・関西から44名参加)
     被災地見学・お参り、漁師さんやご家族とのお茶会・夕食会・交流会、
     交流昼食会(漁師さんのご家族がご用意くださいました。
     ご馳走様でした)
  ☆第7回:2015年3月25〜26日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東から57名参加)
     被災地見学・お参り、漁師さんやご家族とのお茶会・夕食会・交流会、
     ワカメ収穫のお手伝い、クレーン除幕式、
     交流昼食会(漁師さんのご家族がご用意くださいました。
     ご馳走様でした)
  ☆第8回:2016年4月11〜12日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東から38名参加)
     被災地見学・お参り、高台移転地(住宅)の見学、
     漁師さんやご家族とのお茶会・夕食会・交流会、ワカメ収穫のお手伝い、
     交流昼食会(漁師さんのご家族がご用意くださいました。
     ご馳走様でした)
  ☆第9回:2017年4月1〜2日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東から33名参加)
     夕食交流会、各ご家庭へのホームステイ、
     朝食、ワカメ収穫のお手伝い、昼食会
    (今回はすべて漁師さんとご家族の皆様にお世話になりました。
    ありがとうございました!!!)
  ☆第10回:2018年4月10〜11日にワカメ収穫お手伝いツアーを実施
    (関東から31名参加)
     到着日は、震災と復興の勉強会、夕食交流会。
     翌日は、和布蕪かき(ワカメ収穫)や道具の掃除などのお手伝い、
     昼食は奥様たちの一品持ち寄り!など美味しいご馳走をいただきました。
     ありがとうございました。
  ☆第11回:2019年5月24〜25日にお手伝いツアーを実施
    (関東から30名参加)
     到着日は、真山亜子さんの「語り」などお楽しみのある交流会。
     翌日は、牡蠣や帆立の水揚げや道具の掃除などのお手伝い、
     昼食は奥様たちの手料理や水産物BBQをご馳走をいただきました。
     ありがとうございました。
  ☆2020年7月24〜26日 中止
     「寄木の浜でのご縁まつり」に参加予定でしたが、
     コロナ禍のためおまつりが中止になりました。
  ☆第12回:2023年6月2〜3日にお手伝いツアーを実施
    (関東から33名参加)
     到着日は、集会所で寄木の皆様とおしゃべりを楽しみました。
     翌朝は「研修」と称して「雲丹の食べ方実演(獲り立て雲丹食べ放題)」
     「鰹の解体ショー」をしてくださいました。
     お手伝いは浜の掃除や集会所の窓ふきなどちょっぴり。
    お昼においしいご馳走をいただいて、再会を約して帰路につきました。
     ありがとうございました。

 ・漁師さんたちの東京ツアー(WUPによるご招待)
  ☆第1回東京ツアー:2014年10月4〜5日に寄木の漁師さんたちを東京にご招待
    (漁師さんたち&奥様たち16名ご参加/東京側は延べ140名程参加)
     コンサート鑑賞/歓談会/スーパー銭湯/柴又観光 など
     ※写真を掲載しました。詳しくはこちら 

  ☆第2回東京ツアー:2015年10月4〜5日に寄木の漁師さんたちを東京にご招待
    (漁師さんたち&奥様たち12名ご参加/東京側は延べ140名程参加)
     コンサート鑑賞/歓談会/東京スカイツリー見学/浅草散策 など
     ※写真を掲載しました。詳しくはこちら 

  ☆第3回東京ツアー:2018年9月18〜19日に寄木の漁師さんたちを東京にご招待
    (漁師さんたち&奥様たち12名ご参加/東京側は延べ100名程参加)
     歓談会/豊洲市場見学/築地場外市場散策 など
     ※写真を掲載しました。詳しくはこちら 

◎寄木地区の漁師さんたち(ご家族)が生活や仕事で必要とする物資の送付支援
 ※お声掛けを<ウイズアス・プロジェクト>で行い、
  物資・材料の用意や送料などは有志の自己負担です。

 
・生活や仕事で必要な(被災地では不足していてなかなか手に入らないもの)
  物資のご希望があった際に、有志にお声がけして余剰物資を募集し、
  被災地に送っています。これまでに、衣類、本、おもちゃ、文房具、
  蚊取り線香、手芸材料や古い着物(女性陣の仕事開発のため)、魔法瓶などを
  お送りしました。
 ・2012年のバレンタインデーに、<ゆの実>会有志で編んだプチマフラーに
  チョコレートを添えて、漁師さんたちに贈りました。
 ・2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年のクリスマスに、
  漁師さん全ご家族に、クリスマスプレゼント(聖歌のCDやお菓子、雑貨など)を
  お送りしました。
 ・2020年3月11日に、震災から9年目の慰霊として、手作りケーキとクッキー、専
  門店のコーヒーのセットを、漁師さん全ご家族にお送りしました。
 ・2020年4月30日に、皆様に1枚ずつ、布マスクをお送りしました(総数63枚)。
 ・2021年3月11日に、震災から10年間の支援・交流活動のフォトブックをつくり、
  お菓子と一緒に漁師さんたちにお送りしました。
 ・2022年3月11日に、漁師さんたちにお菓子とお手紙をお送りしました。

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