水がおいしく、食器にもこだわりを感じます。麺は自家製。スープにもこだわっています。いい店だと思います。しかし、メニューがくるくると変わります。
この店の最大の特徴は、頻繁に方向転換することではないかと思います。店主さんが気の短い人なのでしょうか。じっくり育てていけば、行列のできる人気店になれそうなのに、我慢できずに?メニューを変えてしまいます。
昨年までの「まるかみラーメン」と「中華そば」はシンプルでしたが、さっぱりした中に深い味わいを感じ、おいしかったです。
サイドメニューの餃子(皮がパリパリでおいしい)との相性も良く、なかなかの出来だったと思います。
近くにあった「きがら」に対抗した力作でした。「きがら」が閉店したので、このまま何年か磨きをかけていったら相当なレベルに到達するのではないか、と、ひそかに期待していました。
ところが、今年になって突然、メニュー変更の告知が・・・
「まるかみラーメン」と「中華そば」を捨てて、「つけ麺」、「野菜ラーメン」、「汁なしそば」などの新メニューに変りました。今度は「新化勝軒」を意識したのかな。
トンコツとトリガラと野菜を煮込んだ濃厚スープは、野心的だとは思いますが、かもきちにはかなり塩味がきつく感じられます。ダシの味もとんがっていて、せっかくの餃子との相性も???
安定するまでには時間がかかりそう。今後に期待しています。
(2008年4月)
