ガレットデロワは、新年を祝うフランスのお菓子ですが、最近、認知度がぐんぐん高まっていますね。あちこちのお店で見かけるようになりました。
クリームのなかにフェーヴが隠されています。切り分けたピースの中に入っていた人に幸運が訪れるという言い伝えがあるとか。
フェーヴとはフランス語で豆のこと。時代や地域によっていろいろですが、陶器の小さな人形やチャームを入れて、小さなサプライズを演出することが最近では多いそうです。
先日、イノウエベーカリーでガレットデロワを見つけたので購入。しかし、名前は「アーモンドパイ」でした。どうして違う名前にしたんだろう?
それはともかく、知り合いが集まったときにみんなでいただきました。複雑な模様の生地の中には、アーモンドプードルの風味豊かなクリーム。サクサクの生地と、しっとりしたコクのあるクリームのコントラストが素晴らしいですね。
ところで、誰もフェーブを見つけたと言いません。「イノウエさんのは、何も入れないバージョンなのかな?」 と思っていたら、ひとりが「そう言えば」とつぶやきました。アーモンドの粒がしっかり入っていたそうです。
なんか感激うすいなー、と思いましたが、その後しばらくして、ものすごく良いことがあったそうです。
ご利益あったじゃないスか!
(2016年10月)
