すっかり忘れていましたが、今年(2011年)は開催されなかったそうです。
聖蹟桜ヶ丘駅の周辺では、計画停電が頻繁に行われました。先行きが不透明な中で、大勢の人を集めて万一の事故でもあったら大変ですから、桜まつりの中止はやむをえない判断だと思います。
お花見スポットは、どこも人出が少なく静かだったので、その分しみじみと桜を眺めることができました。
いろは坂さくら公園では、何人かのカメラ女子を見かけました。花見客のいない公園で思う存分桜が撮影できて、楽しそうでした。
今年は、例年見慣れているブルーシートをほとんど見かけません。これは美観上とてもいいと思いました。派手な色の敷き物の上で大騒ぎするのもマンネリです。楽しく騒ぐのはまあよしとしても、「騒色」の方は、きっちり見直す良い機会かもしれません。
ブルーシートに限らず鮮やかな色は、淡い桜色の風情を台無しにします。かもきちの夢想ですが、たとえば、聖蹟桜ヶ丘のお花見はブルーシート持ち込み禁止。光沢のないベージュ色の敷き物が聖蹟桜ヶ丘ブランドで販売されているので、お花見客は必ずそれを使うこと・・・
そんなふうにできたら面白いな、と思います。
地道に何年も続けたら、日本一きれいなお花見として話題になりそうです。聖蹟桜ヶ丘に憧れて、遠くから来る人がたくさん増えると思います。
少ない地元客を奪い合って、安っぽい店や施設を作るよりも、将来へ向けた街づくりに目を向けたいですね。
(2011年4月)