会員掲示板へ※パスワードが必要です!会員掲示板へ※パスワードが必要です!原稿の投稿をするにはKJKネット利用方法事務局へ問合せ
 トップページ > 小島先生をしのぶ会ご報告
| 前ページに戻る | トップページへ戻る |
  「小島慶三先生一周忌の集い」次第
小島慶三先生が大往生を遂げられて一年が過ぎました。この間世界も日本も混乱と混迷に明け暮れた一年でした。奇しくもご命日の8月30日衆議院議員選挙が行われ、その結果はご存知のとおりです。
 この選挙でマニフェストをめぐる議論はありましたが、「近代」に関する批判、その矛盾が凝縮したような20世紀の課題を問い直し、21世紀の世界的な課題を見詰めて、この国のあり方をめぐる理念、ビジョンに関しては、残念ながら全く議論されませんでした。この議論のうえに立って、21世紀の方向を見定め、その「変化」や「改革」が探求されねばなりません。
 冷戦下の国際環境の中で、GHQの民主化政策による戦後政治は経済復興とそれに続く経済成長を第一とし、GNPの増大しか考えない政治・経済に変貌してきました。小島先生は“人間としての生き方と暮らし”を取り戻す「人間復興の経済」を探求され、ヒューマノミックス研究会、小島塾を主宰されて、政界に踏み込まれました。
 小島先生がお元気でしたら、21世紀世界の理念やビジョンを提起され、具体的な政策論議を展開されたでしょう。20世紀の最後の10年は「失われた90年代」、21世紀は「改革なくして成長なし」という小泉改革で始まった。「誰のための、どういう改革か」を明らかにしない改革は、小泉後一年毎に首相が交代して自民党政権は自滅し、民主党が圧倒的な支持を得て、政権を交代することになりました。これを機に日本の政治・経済・社会が変革を遂げて、小島先生が唱導されておられた「ヒューマノミックス」の方向へ向かうことが望まれます。


 先生の「志を継ぐ」ということは、塾生だった、小島志ネットの会会員がその思想、哲学をそれぞれの仕事や暮らしの中で活かし継承することではないでしょうか。
 今まさにそのことが問われていると考えます。10月31日の先生の一周忌には、多くの会員が在りし日の小島先生を偲び、「今を生きる意味や明日をどう生きるか」を学ぶ会にして、生前のご厚情に報いたいと存じます。

 なお、小島先生が2007年6月から2008年7月まで、朗読奉仕の志立毅さんに口述された原稿(20数編)があり、先生は、これを「ふらぐめんて 五」(注)として出版しようとされた「遺稿」です。一周忌に当り、出版して、記念を兼ねて、参会者の皆様に頒布したいと思います。(注)『ふらぐめんて』(断章)は小島先生の随想集で第四巻まで出版されました)



 「小島慶三先生一周忌の集い」
 
  日 時 2009年10月31日(土)午後2時〜5時
場 所 日本プレスセンタービル9F
発起人
山本克郎、秋元征紘、磯浦康二、小川 豊、加藤春一、草刈啓一、小島文毅、小島成一、後藤俊次、小山修、最首公司、坂井義昌、佐藤正弘、佐藤昇、篠原孝、立川康夫、町山三郎、峯浦耘蔵安原和夫、柳平彬、由井克巳(敬称略・五十音順)
 
※ご出席できなかった宮城の峯浦様より、ふゆみずたんぼのお米をお送りいただきました。参加の方に抽選でお米をお持ち帰りいただきました。峯浦様ありがとうございました。
一周忌の集いの撮影写真はこちらからご覧下さい(※KJKネット会員の方のみご覧になれます)

このページのトップへ|トップページへもどる

Copyright(C)小島志ネットワーク All Rights Reserved.