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「東京小島塾第5回例会」 (2010.11)
■小島志塾東京第5回例会の報告


11月15日

第5回東京例会、日本プレスセンター大会議室に於いて、15時より17時20分まで、ユダヤ人研究家の小室秀夫氏と会員の加藤春一氏を迎え、「能力Qとユダヤ人の生き方」というテーマにて共同講演。世界に活躍するユダヤ人の根幹を考え、日本人の今後の生き方を探った。参加者20名は、内容が深いとは言いながら時間いっぱい議論に沸いた。

場所 日本プレスセンタービル9階会議室(東京千代田区内幸町


■テーマ:「地球にとって世界にとって将来何が望まれるか」


 共同講演者:
 加藤 春一  東京エグゼクテイブサーチ 株式会社取締役 副社長
 小室 秀夫  ユダヤ人研究家

参加者 20名 敬称略
参加者、石川雄二、中山彰、西尾直毅、権田光洋、江島勝、山田洋子、尾藤峰男、得丸公明、佐々木昭美、坂口智、稲村哲、林一美、小島成一、大石則幸、坂井義昌、佐藤正弘、磯浦康二、佐藤昇

経緯と理由
閉塞した社会、混迷した世界で、人々はどう生きていけば良いのか戸惑っています。頼るべき会社の成績は伸び悩み、倒産やリストラと社員は明日とも知れぬ生活におびえている現状です。若者は大学を出たけれど就職もままならず、内定取り消しさえも当たり前の様相を帯びてきました。
このような世相では生きていく指針が求められます。その最適な例として、ユダヤ人の生き方に範をとりました。彼らが経験した差別、迫害、ホロコースト(大虐殺)といった艱難辛苦を克服してきた歴史の中に生き抜くための多くのヒントが 隠されている為です。
彼らの卓越した能力(本講演、予定の書籍では「能力Q」としています。)には、成功するための学習や、執着、信念、思考、独自性、堅実、質問力、そして挑戦や知的好奇心が潜んでいます。
このプレゼンテイションは日本のパイオニア、ヘッドハンティング会社テスコ副社長の加藤春一とイスラエル研究家でユダヤ社会の情報に強い小室秀人と二人で進めます。

ユダヤ人について                
「世界中の人々の為に生活の向上を追い求めて、自分が正しいと思い描く方向へ向けて、社会通念を一変させるか、社会の方向性を変えるかした人物がユダヤ人である。」

講談社発刊 世界を動かしたユダヤ人 100人の著者 マイケル・シヤピロの言葉より:
1・宗教の統合:
 神の存在証明:19世紀 天才数学者 ゲオルグ・カントール集合論、部分集合論、べき集合論を使って「神」は現実的無限として、一と多―――「一神教」と「多神教」は全く論理的矛盾は無いと証明した。その後ジョン・ヒック: 「宗教多元主義」 どの宗教の階段を登っても行き着くところは同じ「神」であると定義。
 ミルチア・エリアーデ: シカゴ大学教授 世界宗教史8巻を表し世界最高の宗教学者。世界各地域で夫々宗教的多様性はあっても本源、根源は「神」であると定義。
現在ハーバード大学、オックスフォード大学神学部では当然の考えと見なされ、日本と日本人と世界の主流の人々との認識には大きな差異と誤解がありそうだ。
 神道、 仏教、儒教、一神教(ユダヤ教、キリスト教。イスラム教―世界人口69億人のうち一神教徒は約36億人で50%以上を占める)の共存で論理的矛盾は一切無い。 神道、仏教、儒教には旧約聖書の民ユダヤ人が触媒として影響を与えてきた歴史的経緯があると言われる。今後も世界の宗教界の代表が集まる世界宗教者会議を通じて相互対話にユダヤ人は貢献して行くであろう。新しい調和と平和を形成するか。
2・哲学者:マルチン・ブーバー、スピノザ、エーリッヒ・フロム レービー・ストラウス エマヌエル・レビナス、アンリ・ベルクソン ジャック・デリタ 多数形而上論、無限論、時間・空間論、普遍的思考ではユダヤ人は優れた哲学者で、これからの世界の西洋・東洋の哲学の融合、真にグローバルな哲学を生み出す可能性が大きい。いわば有限と無限のつなぎ者。
3.医療と健康: 病気撲滅 パウル・エールリッヒ(梅毒の免疫発明) セルマン・ワックスマン(抗生物質開発の父――ストレプト・マイシン 世界中の子供を救え) ジョナス・ソーク(小児麻痺の ソークワクチン発明者) バイエル(有機化学者 バイエル薬品創業)ジグムント・フロイト(精神分析の父)世界中の大学、研究機関で肉体、精神の病気撲滅のために没頭するユダヤ人学者が今後も貢献するであろう。
  ノーベル賞の医学と化学の分野では20−30%がユダヤ人と言われるので人類救済に期待したい。
4.科学技術:INFORMATION&COMMUNICATION TECHNOLOGY
ジョン・フォン・ノイマン(偉大な数学者 コンピューターの父)
ステイーブ・ジョブス ( アップル社創業者 IPAD、IPHONE )
マイケル・デル(デルコンピューター創始者)
 アンデイー・グローブ(インテル 世界最大の半導体メーカー創業者)
 セルゲイ・プリン、ラリー・ペイジ(グーグルの創始者、両者の親はユダヤ人で両人とも37歳)
  その他 数学 物理学、でも多くの学者が次世代に向けて研究開発を行っている。
5.美と用の創出者:ヘレナルービンシュタイン・(エステイ・ローダー創業者)、マックス・ファクター、 レブロン ハワード・シュルツ(スターバックスコーヒー創業者)
ドナルド・フィッシヤー(ギヤップ創業者)
これからも美と用の良き提供者と考える。アイデイア創出者 
6.音楽の楽しみの伝播者: バーンスタイン、 シェーン ベルグ、ガーシュイン アイザックスターン デイビッドオイストラッフ メニューヒン ルービシュタイン ホロビッツ 世界の音楽の殿堂 ジュリーアド音楽院は別名ユダヤ音楽院といわれ 卓越した作曲家 演奏者輩出の殿堂これかららも音楽の世界はユダヤ人抜きに語れない。
7.演劇、娯楽の楽しみ提供者: ジェームス・ロビンズ 屋根の上のバイオリン弾き 
ウエストサイド物語  ジプシー マイケル・アイズナー(ウオルト・デイズニー社長)
  ブロードウエイはユダヤ人演劇の活躍の場。デイズニーはまだ発展途上国に喜びを提供しよう。
8.映画の楽しみの提供者:ハリウッドの7社のうち6社はユダヤ人が起業、チヤールス チヤップリン、カーク・ダグラス マリリン・モンロー ステイブン スピルバーグ  
世界での映画界のユダヤ人の優位性は崩れそうも無い。
9.世界言語の統一: チョムスキー、ザメンホフ エスペラント語創出し普及をリード
10.メデイアーの世界的リーダー :ロイター 、ブルンバーグ、  
ピューリツアー、 ウオルターリップマン
強いアイデンテイテイーを持つがゆえにexposureが得意。
11.経済学: カール・マルクス、 リカルドー サミュエルソン シュンペーター
12・経営学: ピーター ドラッカー 経営の神様(日本人尊敬)
13.金融: ゴールドマンサックス ロスチャイルド モルガンスタンレー、 野村リーマンブラザーズ 
14.組合、左翼思想:サミュエル コンバース(アメリカ労働組合創立の親)レオン トロッキー正義感 社会的変革欲が強い
「今後もユダヤ人が総合力で 地球規模 世界規模で人類に幸せと、豊かさと、繁栄を描き、明確な方向を示すリーダーシップ期待する。」

――世界の新しいパラダイム創出――
「強烈なユダヤ人の個を重視した生き方と日本人の集団力・和の精神(武士道、大和心、大和魂)を調和、融合して新たな統合を目指せば世界でリーダーシップを取れることを期待したい」

――個と和の調和、融合――
「日本人は世界の科学技術 物質弁明を吸収してきたが、これらは精神文明の時代。日本人の良き大和心に新渡戸稲造が武士道で述べている様に、一神教の精神文明をつなぐ必要があろう。」

――「つなぎ」による新しい精神文明の創出―― 
「何ゆえにユダヤ人が知的に優れているか10の理由」:
英知の秘密:
  アメリカの人類学者  ラファエル・パタエの定義
1・異教徒(すなわち非ユダヤ人)の迫害 あるいは差別
2.最も優秀な学者同士の結婚
3.学問に最も価値があるとするユダヤの宗教的、文化的伝統
4.家庭環境における非常に刺激のある性格と雰囲気
5.何世代にも亘る都市志向、及び実際上も都市や町に集中
6.異教徒の商業への強制により知性が磨かれた。
7・異教徒の文化的雰囲気への挑戦  哲学者  レビナス
8・「始原への遅れ」への意識 = 無限なる神への畏敬
国際弁護士 ユダヤ教徒 石角 莞爾
9・ トーラ と タルムード の暗記 暗誦
10.ユダヤ人の母親の教育方法と情熱

「テスコとユダヤ人の関わり」:
創業者江島優は中央大学法学部を卒業後 若くして開拓移民として7年間ブラジルに移民した。その間農業に携わりながら艱難辛苦を重ねアメリカ行きの資金を貯めた。7年後最終的な目的地アメリカで3年間勉強し10年間の海外生活を「虚往実帰」の強い決心を実現して日本に帰国した。
米国ではカリフォニア大学に留学時代ハリウッドのユダヤ人家庭MR BEN BLUE氏の家に寄宿した。その家族偶々映画産業界でのヘッドハンターであったことから,ユダヤ人からヘッドハンテイング.ビジネスの基本を学ぶことが出来た。実帰とは日本初のヘッドハンテイングビジネスを起業したことであり、日本でのヘッドハンテイングビジネスのパイオニアーである。
テスコは江島 優(テスコ 会長 兼社長、日本人材紹介事業
協会名誉会長 、全国民営職業紹介事業協会副会長
日本弁論連盟会長 旭日双光賞受賞)が創業して36年目を迎える。その間 約2,500人の人材を紹介してきた。世界的戦略系コンサルタント会社マッキンジー社には23人のコンサルタントの実績を有している。
その他政府のアルコール事業民営化の社長
日本公認会計士協会専務理事 世界最大の資源会社の日本法人社長、外資,日系 M&Aの多くの経営者を数百人紹介してきた。
2008年に障害者の紹介事業 テスコプレミアムサーチを起業した。これは日本人の人材有効活用と日本全体の人材最適配置(女性、障害者、シニアー、外人)を目的として設立した。
上記の如く:
「テスコは創業者がユダヤ人MR BEN BLUEからヘッドハンテイングの基礎を学び日本のマーケットに最初に導入した本格的な和製サーチファームとして35年の実績を重ねてきた。
今後ともユダヤ人の知恵から生まれたサーチビジネスを、日本の人材紹介会社のリーダー
として益々深化、発展させ行く基本方針である
以上

第5回例会レジュメ プロジェクター資料(能力Qとユダヤ人の生き方) 
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■例会模様




 
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