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「東京小島塾第16回例会」(2013.8.5)

8月5日第16回小島志塾は、食の安全を考えるネットワークの理事長、横田哲治氏をお招きして、お話を伺いました。農事ジャーナリストとして医師達のお話。那須にある御料牧場の実態の話、農、食、医の一体化によって市民の健康を考える必要を話されました。
参加者(敬称略)
小林裕昌、磯浦康二、木呂子真彦、加藤春一、中島敏樹、田沼和男、益田博、蓮尾公基、篠原、水澤魁蓮、大石則幸、佐藤昇

講話内容の要点
事例1
赤坂のクリニックは一日70名以上の患者がある産婦人科医院です。患者を診ていて阿部医師の持論はクスリで治すのでなく出来るだけ安全な食物を食して回復を目指す考え方です。ついこの間まで青森、群馬、栃木に農園を作ろうと阿部医師と同伴して場所探しをしましたが、過労のため60歳過ぎにて亡くなってしまいました。
事例2
ニュージーランドのオタゴ大学の日本人先生が初期の乳ガンにかかり、肉中心の食事から日本食に換えて見事に回復した。ニュージーランドは、現在、糖尿病、乳がん、前立腺がんが増加。畜産物輸出国で、乳製品、食肉が原因と言いづらい状況。(私は70〜80%は食に起因していると考える)
事例3
私は天皇家の食事で三冊の本を書いた。明治6年に御料牧場が開設される。天皇家専門の農場があるとは思わなかった。大久保利通公が天皇家の食材を作る為の御料牧場の基を作った。最初は、成田空港に御料牧場があった。今は、栃木県に移転された。そこでは公表をされないが、かなりの宮内庁予算を使って、牛、豚はノンストレスで放牧され、経費を度外視して野菜は有機栽培、無農薬栽培をされている。ガンの世界的権威の阿部医師と御料牧場を見学し、その栽培状況を見て、ガンの原因が見えて来た。
事例4
今度の選挙の争点にならなかったが、日本人の医療費は、年間40兆円ほどある。毎年1兆3千億円以上増え続けている。年間70万人がガンになり35万人が死んでいる現状。医学会の理事の言葉であるが、二人に一人がガンになる時代である。
事例5
農村の無人野菜直販店が無くなっていく。誰が新鮮な野菜を作るのか。海外からは処理された野菜しか入らないので重大な問題です。次の世代に繋ぐために、指針を作って生産者、食品業界、医療まで一体化して考えないといけない。
事例6
小児がんの病棟に行って、現実を見て衝撃を受ける。何故いまも増え続けているのか。ガンが増えるのは、患者の高齢化と言う説明だったが、色々なガンが増え、小児がんの増加する現状を医師達は説明が出来ない。
事例7
奈良県の茶栽培青年農家は、無農薬の日本茶に挑戦した。(静岡の日本茶は25回ほど農薬をかける)外食産業が大量購入して利用されている。宮崎県は、安心安全の意識が高い。そこで出会ったえびの高原のJAの卵は、管理されており、一ヶ月も日持ちをして美味しかった。

最後のお話として次の言葉を残します。「世界支配の近道は世界の人々の胃袋を支配することです。アメリカは穀物を覇権維持の有力な資源と考えている。」

質疑応答
○アメリカのガンについて、最近減って来た理由は。 
マクガバンレポート(医療費を軽減するため、高カロリー、高脂肪の食品、つまり肉、乳製品、卵という動物性食品を減らし、出来るだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂る様にと勧告(意訳すると日本食にし、精製砂糖と動物性脂肪を減らすこと)乳ガン、前立腺がんともアメリカは一番多い。ガンの一番の要因はタバコです。タバコの軽減と治療技術が進んでガンが減ったと考えます。
○天皇家の那須御料牧場のタブー
横田氏は現地の生産物を度々食した。豚は豚舎でなく放し飼い。有機栽培、無農薬栽培となっているが、その様に書くと宮内庁は否定する。225haある。 宮内庁は御料牧場の良さ、違いを説明しない。たくさん税金を使い、御料牧場の現状を皇室タブーとして公表したくない。牧場から皇居まで天皇家の食料は解らない様に一般車で運搬されている。
○水耕野菜工場と一般土壌栽培の違い
  水耕栽培は現在解っているミネラルを添加し栽培する(つまり水耕栽培の培養液は粉ミルク、土壌を使うと母乳と考えてはいかがでしょうか))栄養士の小林裕昌さんが返答。
○生野菜に消毒として漂白剤につけている。これはガンに影響しないか。日本人の添加物摂取量は、年間4.3kgとっている。漂白剤が直接ガンに影響しているかわからない。学生から聞いた話、弁当屋のアルバイトで、スプレーをする。消毒のアルコール剤かも知れないがこれがいやだった。国際線のスチューワーデスは、大きな消毒器で機内食を消毒する為、各自自分の弁当を持ってくる。
レジメ

 
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