第23回つくばマラソン |
2003年11月30日開催 天候:雨のち曇り |
■ 記録 |
03:16:49(ネット03:16:45) 総合546位/4061名中 |
■ レース記 |
今回のつくばマラソンの2週間前に、東京国際女子マラソン記念市民マラソンに参加した。2週間の間隔でフルを走るのは初めてだ。今年の4月にも3週間の間隔でフルを走ったが、疲れが抜けきらないうちに直前の練習も含めて脚にダメージを与えて故障してしまったので、今回は極力故障しないように注意した。それで、今回のレースの目標は、タイムではなく今後のレースの参考になるようにどこまでイーブンペースでいけるかという、どの程度ならイーブンでいけるかを試すことにした。 がしかし、結果は惨憺たるものとなってしまった。 2003年つくばマラソンのコンディションは、天候としては最高に近い状況となった。昨晩からの雨は朝も降りやまず、一時はどうなるかと思われたが、スタート直前に上がり始め、レース中はほとんど雨は降っていなかった。気温、湿度とも最高に近いのではないかと思われたが、私の隠れた体力のコンディションは万全ではなかったようだ。 受け付け時はこんな雨模様だった。 雨のため帽子とビニール袋をかぶってスタートに並んだが、直前には雨が上がったのでビニールは脱いでランパンの後ろに挟んだ。陸連登録者は前に並べるので、スタートは4秒ほどのロスで済んだ。最初の5kmは大学の周囲を一周する。あいにく5kmは表示を確認できなかったが、スタートラインを過ぎたあたりで、21分30秒ほど経過。おそらく5kmは21分ほどか。競技場への入口前を過ぎて、学園東大通りの一般道路へ出る。ここは中央分離帯がある片側二車線の広い通りである。ここは歩道のほか両側には広い緑地帯も続いている。正に「つくば」らしい風景の道路で、6kmほど続く長いものだ。途中の10kmの経過時間では42分05秒だった。5kmが21分ほどだとするとほぼイーブンペースだ。この時点では一応予定通りで満足。でも周りにつられて速くならないようにセーブする。レースでは、練習時よりもどうしても速くなってしまいがちだから。5kmから15kmまでは、周りの選手はおおよそ同じ顔ぶれで、結果的に抜いたり抜かれたりしながら走った。 10〜15kmのラップは21分11秒。ここでも一応イーブンペースを保てる。思ったより暑く頭から汗が出てくるのが分かる。しかし、帽子は持つのもランパンに挟むのも邪魔なのでそのままかぶって走った。10kmまでは給水しなかったが、15km手前から給水するように心がけた。実はスタート前にヴァームを500ml飲んだので、かなり水満タン状態でスタートしたせいかトイレも近い感じで、最初は給水しなかった。しかし、ここに来て暑くなってきたため給水に努めた。 15〜20kmのラップは21分16秒。周りの選手にかなり抜かれだしたので、多少ペースダウンの気がしたが、時計を見てさほど落ちていないことにちょっと安心。しかし、ということは他の選手の方がペースアップしてきているということか。中間(ハーフ)地点では1:26:39だった。16kmあたりから26kmあたりまでの10kmの間もほぼ直線の長いコースである。多少のアップダウンはあるものの走り易い。 20〜25kmのラップは22分05秒。左足の外側の筋が腿から足首まで痙攣しそうな感じ。少しダメージが出始める。2週間前の疲れがまだ残っているのかなぁなどとちょっと弱気になる。イーブンペースに戻す努力より、完走を狙う目標に変更する。26kmあたりで左折するとここからはエキスポ大通りとなる。ここからはロードサイドの店舗が増えまちが賑やかとなる。レース前にバナナ三本を食べてきたが、ここで少しおなかが空いてきた。エイドではバナナや食べものを出しているが、私はあまり食べる気がせず、摂らなかった。 25〜30kmのラップは23分28秒。25km過ぎから明らかにペースダウンしてきているのが実感でき、ここで完全にイーブンペースでいくことを諦める。まわりの選手にかなりの速度で抜かれるので、自分のペースが落ちているのが本当にはっきりと分かる。30km地点では、毎回経過時間を告げてくれる。ここで2時間10分ほどと言われた。あと12kmくらいだから、5分/kmペースでいけば3時間10分くらいかななどと、まだ先は長いのに皮算用をしてしまう。コースは33kmでまた左折。 30〜35kmのラップは25分39秒。ペースが落ちているので、同じ5kmでも前半よりすごく長く感じる。疲れも溜まり、まだかまだかと気ばかりが先にいく調子の悪いパターンのマラソンレースとなってしまったなと思う。あとはペースの下がるのをどこまで抑えるかだなどと考えながら走るが、体が頭についていかずペースはどんどん下がるのみ。38kmあたりで大通りに別れを告げて、ちょっと狭い地方道へ。立体交差の橋を渡るために、短いけど曲がりながら坂を登る箇所がある。ここはかなりの急坂で歩く選手もでてくる。ここらあたりから、ゴールまであと何kmという表示も1kmごとに表示される。 35〜40kmのラップは28分28秒。ほとんど歩くような感じで走る。スピードが遅くなっているので、体が冷えてくる。40km手前からは大学の周囲を走る道路へ入る。周りの選手は私と同じような疲れた感じで、1人は蛇行しながらのランナーもいた。40km過ぎからの区間は最初の5kmで同じルートを走ったのでゴール間近だというのは分かるが、足の方はなかなか進まない。スタート地点をようやく越えて300mほど走ると陸上競技場への入口があり、左折して取り付け道路へ。競技場のトラックを約3/4走ってゴール。いつもはラストスパートするが、今回はやっとのことでゴールした。40
km〜ゴールまでのラップは12分32秒だった。 今回はイーブンペースでいくつもりがそれは20kmまでだった。ペース設定が速過ぎたのか、前のレースの疲れが残っていたのか、どちらが原因かはよく分からない。でも、2週間でフルを続けて走るのはちょっとムリだなと実感したレースだった。というわけで、残念ながらペース設定など次回のレースの参考になるデータを取ることはできなかった。フルマラソンはやはりそんなに甘くない。 |
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