『なぜカルト宗教は生まれるのか』

戻る

目次

脱会者が推薦する書籍(3)


4873 件目  pontaさんへ   motokaiinn_sono2    2000年6月4日12時44分

『マインドコントロールの恐怖』の訳者 浅見定雄氏も、
幸福の科学から「名誉毀損」の民事訴訟を起こされた経緯
(結局は幸福の科学側が訴えを取り下げた)を
『なぜカルト宗教は生まれるのか』という本のなかで詳述しています。

浅見氏は「幸福の科学というカルト。。。」という言葉を使って
教祖の思想や教義を 事実をもって批判しています。

pontaさんの言われるように、脱会者の中に 自分を責め続けたり
罪悪感に苛まれたり、挫折感や無力感をすこしでも感じて悩んで
いる人がいたら。。。
そんなつらい気持ちから、自分を解放して下さい。

幸福の科学が実際にやってきたことを知ったり、
洗脳やマインドコントロールについての知識や情報を得ることは
きっと 役立ちます。

 

4874 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 1   motokaiinn_sono2    2000年6月4日 22時48分

浅見定雄氏 著 日本基督教団出版局  より転載

*************

「幸福の科学」というカルトが、私を名誉毀損で訴えてきました。
教祖の大川隆法という青年は、中国や韓国・朝鮮に対して、常識では
考えられないような ひどい差別発言を しています。

「中国は十億の飢えたメダカである」とか
「韓国・朝鮮は 再び日本の端女(はしため)(下女)となって日本に
 犯され、日本の子を生まなければ救われない」とか言うのです。

私に言わせれば、これこそアジア諸国への名誉毀損で 訴えられるべき
発言です。 私は、ただそういう事実を 大川隆法自身の言葉を挙げて
暴露しただけです。そうしたら裁判になってしまいました。

 

4875 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 2   motokaiinn_sono2    2000年6月4日 22時54分

****** 転載のつづき

しかし怖いのは、彼らには組織の力とお金がたっぷりあるということです。

ですから、もし私がたった一人で対応していたら、彼らは最高裁まででも
裁判を続けただろうと思います。そうしたら普通の人は、勝敗 ノ関係なく
経済的にも精神的にも参ってしまいます。

幸い私には、この集会を主催なさったような弁護士の先生がたが手弁当で
味方についてくださいました。〔追記 この裁判は完全な勝利に終わった。〕
             
                           (P.68)

 

4877 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 3   motokaiinn_sono2    2000年6月5日 6時58分

************ 転載のつづき

ここで幸福の科学のことをひとこと言っておきますと、彼らは表面上は
オウム真理教や統一教会のようなひどいことはしていないように見えます。
しかし私のところには、幸福の科学の元信者や現信者からの訴えが たくさん
届いています。

教祖の写真を一枚百万円で買わさ 黷スとか、脱会した者には徹底的に脅しが
あるとか、あるいは布教に熱心なあまり離婚した人がいるとか、自分の事業を
全部やめて一切を幸福の科学に寄付してしまった人がいるとか、そういう手紙
が来ています。(95年現在)
                           (P.24)

 

4878 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 4   motokaiinn_sono2    2000年6月5日 6時59分

************* 転載のつづき

こういうことも確かに問題だと思いますが、幸福の科学について私がもっと
「頭にきた」のは、教祖大川隆法の 差別思想でした。

彼は戦後生まれなのに、どこであんな差別思想を身につけたのでしょう。

彼は例えば『ノストラダムス戦慄の啓示』の中で、韓国は再び日本の・・・、
また中国人は十億の飢えたメダカで、彼らは生まれてくる意味などなかった、
だから滅びて死ぬのだと、そんなことも言っています。

大川教祖の発言が韓国や中国の人に知られたら、これは私が批判を加えるまで
もなく、大変な問題になると思います。

大川教祖はさらに、『日蓮上人霊示集』という本の中で、日本人は百人死ねば
六十人は地獄に落ちている。しかもそのうちの四十人は女性である、などと
日蓮に言わせています。その理由があきれるのですが、要するに日本女性が
家庭でひたすら夫に仕えるという生き方をやめて、自立した経済力を持つよう
になったからだと いうのです。
なんという女性差別でしょうか。
                           (P.24)

 

4879 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 5   motokaiinn_sono2    2000年6月5日 7時1分

************* 転載のつづき

◎マインド・コントロールの手法

アメリカの社会心理学者 R・チャルディーニの著書『影響力の武器』(誠信書房)
には、人の心理に影響を与える様々な法則が紹介されています。
この本は、マインドコントロールを勉強する人には必読書と言っていいものですが
オウムをはじめ どのカルト集団も、ここに出てくる原則を意識的にか無意識的に
か使っています。

・権威の法則〜〜肩書きと服装と装飾品 (自分を偉く見せるためのアイテム)

・コミットメントの法則〜〜一度決心してしまうと後に引けなくなる心理
             出家や多額のお布施などしてしまうと、もう引くに
             引けない。。ひたすら信じつづけるしかなくなる

・信頼の法則〜〜信頼していた家族、友人、上司、同僚、先輩に誘われたので入信

・返報性の法則〜〜何度も親切に誘われると、一度位は「お返し」に行ってあげな
         ければ悪いと思う心理

・希少性の法則〜〜めったにない人生の転換期(チャンスの希少性)と思わされる 

 

4880 件目   『なぜカルト宗教は生まれるのか』 6   motokaiinn_sono2    2000年6月5日 7時4分

ここで紹介されている法則はすべて、普通の社会生活をしていく上で必要な法則
ばかり だそうです。

カルトは それを 巧みに〔悪用〕するのです。

幸福の科学の 信仰形態や活動の現場でも、たくさん思い当たることがあります。

それは ここの過去ログでも さんざん 具体的に書きこまれています。

最近、知り合いの信者が脱会しました。
理由は、簡単明瞭。。その欺瞞性にホトホト嫌気が ウした そうです。

まともにマジメに 地区長の指示や誘いに乗っていたら、いくらお金があっても
キリがない。。ってことに気付いて、やっぱりこれは何か変だナと思ったのが
発端だったそうです。

戻る

目次

脱会者が推薦する書籍(3)