澤原家は，屋号を澤田屋と称した商家で、19世紀初頭より庄山田村（呉市成立時の一村）の庄屋や安芸郡浦組９カ村の割庄屋等を歴任し、明治以降は安芸郡長・呉市長・貴族院議員を勤めた名家である。
旧澤原家住宅は、主屋、前蔵（三ツ蔵）など9棟が、2005年（平成17年）7月22日に国の重要文化財に指定されている。
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旧澤原家住宅は、呉と広島を結ぶ長ノ木街道沿いに建っている。
1756年（宝暦6年）建築。
1805年（文化2年）建築。 広島藩主視察のために前座敷が新築されたときに、あわせて建設された。
1905年（明治38年）の建築で、重要文化財に指定された旧澤原家住宅の建築物の中で、一番新しいものである。
1809年（文化6年）の建築で、三棟並列型の三ツ蔵は類例が少ない特徴ある建物である。
また、幕末から明治期にかけての思想家宇都宮黙霖が晩年に寄留し、この地で1897年（明治30年）9月15日に74歳で亡くなっている。 （呉市指定文化財）
