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🧴 皮膚科・アレルギー

アトピー性皮膚炎は治る?大人のアトピーと子どものアトピー、治療の違い

📅 2026-03-06 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
アトピー性皮膚炎大人のアトピーステロイド保湿デュピクセント皮膚科 名古屋

「大人になれば治る」と言われていたアトピー性皮膚炎ですが、近年は成人してから発症・再発するケースが増加しています。新しい治療薬の登場で、これまでコントロールが難しかった中〜重症の方にも希望が生まれています。

① アトピー性皮膚炎とは?原因と症状

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返す皮膚疾患です。皮膚のバリア機能が低下していることで、外部からのアレルゲンや刺激に過剰反応します。アレルギー体質(アトピー素因)を持つ方に多く見られます。

② 大人のアトピー性皮膚炎が増えている理由|20〜40代に多い原因

環境の変化(清潔すぎる環境・食生活の変化)・ストレス・睡眠不足・乾燥などが成人アトピーの発症・悪化に関わるとされています。特に20〜40代の社会人・女性に多く、職場環境・育児ストレスが引き金になるケースも少なくありません。

③ アトピー性皮膚炎の治療法|ステロイドの正しい使い方と保湿

アトピー治療の三本柱は①スキンケア ②薬物療法 ③悪化因子の除去です。保湿剤を毎日塗ることで皮膚バリアを補い、炎症が強い部分にはステロイド外用薬やタクロリムス軟膏を使います。

⚠️ ステロイドは正しく使えば安全です

「ステロイドは怖い」と自己判断で中止する方がいますが、適切な強さ・量・期間で使用すれば皮膚萎縮などの副作用は避けられます。自己中断は悪化を招くことがあります。

④ アトピーの新薬|デュピクセント(デュピルマブ)・JAK阻害薬

中〜重症のアトピーには、デュピルマブ(デュピクセント)などの生物学的製剤や、JAK阻害薬が登場し、従来の治療で効果不十分だった方に大きな効果が出ています。当院では症状に応じて専門医への紹介も行っています。

⑤ アトピー肌のスキンケアと日常生活での注意点

  • 入浴後すぐ(3分以内)に保湿剤を塗る
  • 爪を短く切って掻き傷を防ぐ
  • 汗をかいたらすぐシャワーで流す
  • 衣類は綿素材を選ぶ
  • 室内のダニ・ハウスダスト対策を徹底する

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院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長。生活習慣病・予防医療・美容医療など幅広い分野で診療を行う。

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