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健康診断で要精密検査と言われたら?
放置のリスクと再検査の流れ

📅 2026-03-06 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
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厚生労働省の調査によると、健診で「要精密検査」と判定された方のうち、実際に受診する割合は約70%程度と言われています。放置された30%の方が後に重大な疾患が見つかるリスクを抱えています。

① 健康診断の要精密検査・要再検査とは?判定区分(A〜E判定)の意味

📋 よくある判定区分の意味

  • A(異常なし):問題なし
  • B(軽度異常):経過観察。生活習慣の改善を
  • C(要経過観察):数ヶ月後に再検査
  • D(要再検査):医療機関での再検査が必要
  • E(要精密検査・治療):早急に受診が必要

② 要再検査・要精密検査になりやすい検査項目と異常なしの割合

💡 精密検査で異常なしの割合は?

精密検査を受けた結果、「異常なし」または「経過観察で問題なし」と判定される方は、検査項目にもよりますが全体の約30〜50%と言われています。つまり、精密検査を受けたからといって必ず病気が見つかるわけではありません。「怖いから行かない」のではなく、「異常がないことを確認する」ために受診することが大切です。

血糖・HbA1c

空腹時血糖110mg/dL以上、HbA1c5.6%以上で要経過観察。糖尿病予備群の段階で発見できれば、生活習慣改善で正常化できる可能性があります。

血圧

収縮期130mmHg以上が続く場合は再検査を。自宅での家庭血圧測定も重要です。

脂質(LDLコレステロール・中性脂肪)

LDL140mg/dL以上、中性脂肪150mg/dL以上は要注意。動脈硬化の進行につながります。

肝機能(AST・ALT・γ-GTP)

脂肪肝・飲酒・薬剤の影響など原因はさまざま。放置すると肝硬変・肝がんに進行することもあります。

尿酸

7.0mg/dL以上は高尿酸血症。痛風発作のリスクがあるほか、腎機能低下とも関連します。

③ 再検査に行かないとどうなる?放置のリスクと精密検査の流れ

⚠️ 再検査に行かないとどうなる?

健康診断で「要再検査」「要精密検査」と判定されたにもかかわらず受診しない方は約30%いると言われています。放置することで、初期段階で発見できたはずの糖尿病・高血圧・脂質異常症・がんなどが進行し、治療が大がかりになったり、合併症を引き起こすリスクがあります。特にe判定(要精密検査・要治療)の放置は深刻です。

当院での精密検査の流れ

当院では健診結果をお持ちいただければ、その場で再検査・追加検査が可能です。血液検査・尿検査・心電図・腹部エコーなど、必要な検査を当日または翌日以降に実施します。結果は最短で当日お伝えできるものもあります。

「何科に行けばいいかわからない」という方も、まずは内科を受診してください。当院は内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を備えた総合かかりつけクリニックですので、健診で指摘された項目をまとめてご相談いただけます。

④ 精密検査・再検査はいつまでに受けるべき?

「要精密検査」はできるだけ1ヶ月以内に受診することをお勧めします。「要再検査」も3ヶ月以内を目安に。放置期間が長いほど疾患が進行するリスクがあります。

⚠️ 「去年も同じだったから大丈夫」は危険です

毎年同じ判定が続いていても、それは「変化がない」のではなく「少しずつ悪化し続けている」サインかもしれません。今年こそ受診しましょう。

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院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長。生活習慣病・予防医療・美容医療など幅広い分野で診療を行う。

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