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🫀 内科・生活習慣病

健診で高血圧を指摘されたら|白衣高血圧の確認から治療・継続管理まで

📅 2026-03-06 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
高血圧生活習慣病内科脳卒中予防

健診で「血圧が少し高め」と言われても、自覚症状がないため放置してしまう方が多くいます。しかし高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、気づかないうちに血管・心臓・腎臓に深刻なダメージを与え続けます。「初めて指摘された方」も「以前から高いと言われている方」も、まずは現在のご自身の血圧を正確に把握することが大切です。当院での検査から治療・安定後の管理まで、具体的にご案内します。

① 高血圧とは?基準値と「正常高値」の違い

日本高血圧学会の基準では、収縮期血圧140mmHg以上 または 拡張期血圧90mmHg以上を「高血圧」と定義しています。130〜139/80〜89mmHgは「高値血圧」とされ、将来の高血圧リスクが高い状態です。

📊 血圧の分類(JSH2019より)

  • 正常血圧:120/80mmHg未満
  • 正常高値:120〜129/80mmHg未満
  • 高値血圧:130〜139/80〜89mmHg
  • 高血圧:140/90mmHg以上

② 放置するとどうなる?

高血圧を長年放置すると、血管が常に高圧にさらされることで動脈硬化が進行します。その結果、脳卒中・心筋梗塞・腎不全・眼底出血などのリスクが大幅に上昇します。日本人の死因上位を占めるこれらの疾患の多くは、高血圧のコントロールで予防できます。

③ まず取り組む生活習慣の改善

軽度の高血圧(140〜159/90〜99mmHg)で合併症がない場合、まず3ヶ月間の生活習慣改善から始めます。

  • 減塩:1日6g未満を目標(日本人平均は約10g)
  • 適度な運動:ウォーキング30分/日を週5日以上
  • 節酒・禁煙
  • 適正体重の維持(BMI25未満)
  • 十分な睡眠とストレス管理

④ 薬物療法が必要なケース

生活習慣改善だけで目標血圧に達しない場合、または重症高血圧・糖尿病・腎臓病を合併している場合は薬物療法を併用します。当院では患者さんの状態に合わせてACE阻害薬・ARB・Ca拮抗薬・利尿薬などを選択しています。

⚠️ 自己判断で薬を止めないでください

血圧が下がっても、薬を急に止めると血圧が跳ね上がりリバウンドする危険があります。必ず医師に相談してから調整してください。

⑤ 当院での高血圧管理の流れ

初診では問診・血圧測定・血液検査(腎機能・電解質・脂質など)・心電図を実施し、総合的に評価します。

健診で初めて指摘された場合

健診で初めて高血圧を指摘された方の中には、「白衣高血圧」の方がいます。白衣高血圧とは、診察室や健診会場で緊張して血圧が一時的に上がる状態です。普段の血圧は正常範囲のことも多いため、すぐに薬を始めるのではなく、まずご自宅での血圧(家庭血圧)を確認します。

🩺 家庭血圧の測り方

  • 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前に測定
  • 夜:就寝前に測定
  • 測定前に3分間安静にしてから測る
  • 1週間ほど記録し、その結果を来院時にお持ちください

血圧計をお持ちでない方には、当院で血圧計の貸出も行っています。お気軽にご相談ください。家庭血圧の結果をもとに、治療が本当に必要かどうかを判断します。

以前から指摘されている場合

以前から健診などで高血圧を指摘されている場合は、家庭血圧の確認に加えて投薬を開始することがあります。ただし、血圧を急激に下げることはしません。急な降圧は脳梗塞などの合併症リスクがあるため、通常はゆっくり段階的に調整していきます。

安定するまでの通院

薬の調整中は1〜2週間ごとの通院をお願いしています。血圧の推移と体調の変化を確認しながら、薬の種類や量を調整します。

安定後の継続管理

血圧が安定してきたら、2か月処方を標準としています。通院の負担が気になる方には、オンライン再診にも対応しています。自宅にいながら処方を受け取れるため、仕事や家事で忙しい方にもご利用いただいています。

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院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長。生活習慣病・予防医療・美容医療など幅広い分野で診療を行う。

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