松本市の国産畳表の店 百瀬畳店

畳と健康

畳は家族の生活を足元から見守っています。畳にはお部屋の湿度を調整し、快適に保つ働きがあります。また、ぬくもりがあり、万が一転んでもケガをしにくいクッション材です。畳が健康に果たす役割は大きく次の5つです。

 丈夫な足腰を作ります。

畳での生活習慣は、長年にわたり「座る−しゃがむ−立ち上がる」という一連の運動を通じて、足腰の筋力を強化し、バランス能力を休むことなく鍛錬しています。  「和の生活」はいつまでも元気で自立して健康に生きていく上で、大切な要素となっています。

 適度なクッション性があります。

畳は柔らかすぎず固すぎずと、まさに床に適した素材です。就寝時には体圧を分散し、背骨の曲がりを防止します。また、畳の感触は足裏を刺激して、脳を活性化します。万が一、転んだときもショックをやわらげます。畳は長い歴史の中で使いやすい堅さに進化してきた、優れたクッション材です。

 保温性に優れます。

畳の中にはたくさんの空気が詰まっています。そのために地面からの熱を通さずに、表面を暖かく保ってくれます。暑い夏の日には、畳が含む空気によって暑さを遮断し、ひんやりと心地好い感触をもちます。寒い冬の日には、外の冷たい空気を畳の中の空気がさえぎってくれます。そして、冬は暖房で温まった空気を外に逃がさない保温効果もあります。

 天然の空気清浄機です。

畳には、体に有害な二酸化窒素やVOC(揮発性有機化合物)などを吸着してお部屋の空気をきれいにする力があります。また、あのイグサ独特の香りは私たちの気持ちをリラックスさせ、ストレスを解消し、精神を安定させる森林浴にも似た効果があります。

 お部屋の湿度を調整します。

畳の原料のい草とわらは、湿度が高くなれば湿気を吸い、低くなれば今度は湿度を放出します。自然の素材が少なくなった私たちの生活の中で、畳は部屋の湿気をコントロールしようと頑張っています。