●札幌のあらとん 弘前の井上家●
2回目の訪問。(前回はこちらへ)平日の昼下がりにも関わらず、相変わらずの行列です。この店に来ると、青森県=焼き干しスープ+縮れ細麺という概念が崩れるでしょう。濃厚なスープ、極太シコシコ麺、しっかり味の付いたゴロゴロチャーシュー、厚い海苔。今回は、同店の人気メニューのつけ麺+味玉でいただきました。井上家の店主が修行した、横浜 六角家と同じく酒井製麺を使用。かん水を含んだうどんといった体裁の麺の歯ごたえ、のど越しは、つけ麺の醍醐味を好演出です。そのままでは絶対に飲めそうも無いつけ汁も、この麺に絡みつき、旨さが倍増です。食べながら、札幌の新興人気店 あらとんのつけ麺を思い出されます。(
記事はこちらへ @ A)魚味が全面に出ていながらも濃度の高い豚骨が、旨みの相乗効果を演出。従来のラーメンでも、もり蕎麦でも、ざるうどんでも無い味わいは札幌、弘前と完全に市民権を得たといっても過言ではないでしょう。通常のラーメンとつけ麺の2本立てで、客のリピート率も高くなる効果も期待が。ちなみに函館市でも
ここ数年、つけ麺を提供
する店が増加傾向ですが、
定着しそうにありません。
麺を別注するとコストがか
かる等、商売的な面もあり
ますが、早く全国区になる
ような一品の出現を待ち
ます。