第9回

テリー・ギリアム Terry Gilliam
テリー・ギリアム

彼の歴史
私的コメント
1940
11月22日、アメリカ、ミネソタ生まれ
独特の退廃的だが斬新な映像世界と社会に対して皮肉たっぷりの視点から作り出される作品は好きな作品が多いです。そんな中にも自由に人間らしく生きたいという姿勢が見えるところがいいんですよね。
光栄なことに同じ誕生日。(年は違うけど^^;)
1971
「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」監督、出演。 イギリスに渡り、有名なコメディ集団「モンティパイソン」に加入。ただ一人のアメリカ人で主にアニメーターとして活躍。そのころに作られた作品と思われるが、いずれも未見。彼の作品中のブラックユーモアたっぷりの視点はモンティパイソン的なんでしょうか。
1975
「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」監督、脚本、出演。
1977
「ジャバーウォッキー」監督、出演。
ルイス・キャロル原作のようです。見たいですね。
1979
「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」監督、出演。
1981
「バンデットQ」製作、監督、脚本。
御伽ばなし的な内容にブラックユーモアをたっぷり詰め込んだダークファンタジー。
内容というより、彼の映像世界に惹かれた最初の作品。ラストにびっくりした覚えが・・
1985
「未来世紀ブラジル」監督、脚本。
管理社会、現代社会への皮肉とそれに潰される人間たちの悲しさが描かれるSF大作。
最も好きな作品。
1988
「バロン」監督、脚本。
前作とは反対に社会に潰されず自由に生きる人間を描く、巨額の制作費で作り上げられた娯楽大作。
ご馳走のてんこ盛りです。彼の頭の中を映像にするのは金がかかりすぎるようで・・
1991
「フィッシャーキング」監督。
好きにやらせると金がかかってしょうがないということで、監督のみの作品。
らしさは盛り込まれてますが、現実的な話しの分、物足りなさが・・
1995
「12モンキーズ」監督。
SFを舞台に、映像世界は充実。運命から逃れられない男の悲劇を描く。
ドラマとしては最も感動的な映画です。
1998
「ラスベガスをやっつけろ」脚本、監督。
有名原作小説の映画化らしい。麻薬に溺れた記者がラスベガスにやってきて好き放題する。
現実社会が舞台のためセンスがいかせない。彼のイマジネーションが麻薬の幻想としてしか活かせないなんて。
今後
Good Omens
どうやらファンタジーっぽいです。
SFファンタジーなら楽しみですね。